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横着者のココア
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「歯垢さんにね…バイバイしちゃおうね」
(バイバイ…)
麻酔の最中、言われた通りに別れを切り出した。
「大公のおすすめはやっぱり正解でした」
おすすめの歯医者に行き、歯石とりをがっつりとやってもらいました。
「良かっただろう?」
「ええ、一回でみんな終わってくれたから大変ありがたいですね」
「炊き出しで浮いたお金を何に使うのか、ポジティブな使い方の例を一覧にしていこうとは思っていたんだけども、意外と歯医者さんって行かないのかな」
「大公がおすすめの歯医者さん、今まで行ってたところはなんだったのかってぐらいサービス良かったっすもん」
おかげで歯垢とバイバイできました。
「KCJの波里さんと話したんだけどもさ、やっぱりなにかが起きる前から備えているっていうのが一番、何かあったとき効くのかたって思っていたよ」
「あっ、そういえばKCJの人たちもなんか備えてません?」
「この冬に災害あったりなんかしたら大変だし、炊き出しとか食料の備えとかしているけども、やっぱり燃料、電力方面で整備しているそうだよ」
「備蓄とかですか」
「KCJの有事になったら、現地駆け出さなきゃいけないっていうのがあって、波里さんと東司さんがそれに当たるんだけども、停電が起きたときのチェックはしてたよ」
「考えたくないっすよね、真冬に停電」
そのため二人は現在スーツではなく、動きやすい格好が多くなってます。
「暖房がないところでも、ちゃんと寝れる、冬山登山訓練みたいなのも受けているそうだし」
この二人の場合は子供の頃からそういう状態に巻き込まれているので。
「マットあるし、インナーがあれば寝るのも体冷えなくてもいいから、こっちの世界すごいっすね」
「ココア飲む?」
「珍しいですね、お茶じゃないんですか」
「この時期、冬の思い出だとこれなんだよ」
ココアなのだが、東司や同じ出身の河童山たちからすると、ただのココアではなく、「横着者のココア」という。
「スプーンで混ぜないんですよね、これ」
「そう、ドリンクのココア、カップにまず牛乳2、ココア3、そして上から牛乳2を注いで作るんだ、まあ、分量は適当で、注ぐだけで、混ぜなくてものめるから、横着者のココアっていう名前がついている」
「何もなきゃいいですよ、本当」
「でも山宮さんが備蓄分の調理に入っているから、完全に何もないっていう訳ではないだろうな」
「作っては消え、作っては消え」
「浜薔薇出張所の分はキープはしいてもこれだ」
「あれ、今ってどのぐらい浜薔薇出張所炊き出し分ってあるんでしたっけ」
きちんと人目で、予算や食材、調理済みストックが見えるようになっている。
「増えてません?」
前に波里が見たときより全部増えている。
「まあ、減るよりはいいですけど」
赤のラインが毎日の炊き出し分で、予算などもトータルで考えると。
「5年分はありますね」
このまま毎日だして5年分はキープしていますよ。
「でも予想外のこともありますから、鵜呑みにはできませんが」
今までの記録というものを見ると、予測はほとんど当たらない感じであるので、実際に動いた数で判断。
「西の、イサリさんたちにも送ってもまだ余裕があるってすごいというか」
「次のショーがある際に、こちらからおにぎりと鮭汁を出すそうだ」
「山宮さんが向かうんですか?」
「高速のキッチンカーで下処理をして、終わり次第、解体した鮭は向こうの支部がサービスエリアまで取りに来る、そして山宮さんはUターンだ」
「料理バトルですね」
手毬山に認められたぁ?そんなの知らねえな、この漁港には漁港のルールっていうものがある、腕を確かめさせちゃくれねえか?
という腕調べが行われ、そして高速キッチンカーの中で鮭を解体するという離れ業を行うことになっている。
「浄水センターのショーには家族連れも多いから」
「あれ、食事するところは?」
「それこそ郊外にあるから、各々は車、そうでない方はロビーを飲食可能にするそうだ」
しかし予期せぬことが起きぬものだ。
「山宮さん、高速で事故があって、区間が」
「待っている人たちがいるんだ!出来る限りのことをするぞ」
しかしサービスエリアにて。
「間に合わないか」
するとそこにヘリの轟音。
「あっ、あのヘリは、おおい!ここだ!」
「鮭を迎えに来ました」
「そうか、ありがとう、解体したのは発泡スチロールの中に、どうか、みんなに食べさせてやってくれ」
「お任せください」
ゴゴゴゴゴ~
空輸された鮭は浄水センターがある地域のヘリポートに降り立ち、そのまま車で運ばれるのであった。
浄水センターの職員用にはホイル焼き(オリジナル)と(マヨネーズ)が用意されていたのだが。
「おっちゃん、どっちにする」
え~どっちもええな。
本日の鮭にはこんなドラマがあることを浄水センターのみなさんはまだ知らない。
食べたあとに説明したら。
「何それ、劇場版やん」
「むしろ、それドキュメントにしてみたいわ」
「山宮さんが、熱血こじらせているのが目に見えるし」
よし、主題歌おっちゃん歌うでええな。
(バイバイ…)
麻酔の最中、言われた通りに別れを切り出した。
「大公のおすすめはやっぱり正解でした」
おすすめの歯医者に行き、歯石とりをがっつりとやってもらいました。
「良かっただろう?」
「ええ、一回でみんな終わってくれたから大変ありがたいですね」
「炊き出しで浮いたお金を何に使うのか、ポジティブな使い方の例を一覧にしていこうとは思っていたんだけども、意外と歯医者さんって行かないのかな」
「大公がおすすめの歯医者さん、今まで行ってたところはなんだったのかってぐらいサービス良かったっすもん」
おかげで歯垢とバイバイできました。
「KCJの波里さんと話したんだけどもさ、やっぱりなにかが起きる前から備えているっていうのが一番、何かあったとき効くのかたって思っていたよ」
「あっ、そういえばKCJの人たちもなんか備えてません?」
「この冬に災害あったりなんかしたら大変だし、炊き出しとか食料の備えとかしているけども、やっぱり燃料、電力方面で整備しているそうだよ」
「備蓄とかですか」
「KCJの有事になったら、現地駆け出さなきゃいけないっていうのがあって、波里さんと東司さんがそれに当たるんだけども、停電が起きたときのチェックはしてたよ」
「考えたくないっすよね、真冬に停電」
そのため二人は現在スーツではなく、動きやすい格好が多くなってます。
「暖房がないところでも、ちゃんと寝れる、冬山登山訓練みたいなのも受けているそうだし」
この二人の場合は子供の頃からそういう状態に巻き込まれているので。
「マットあるし、インナーがあれば寝るのも体冷えなくてもいいから、こっちの世界すごいっすね」
「ココア飲む?」
「珍しいですね、お茶じゃないんですか」
「この時期、冬の思い出だとこれなんだよ」
ココアなのだが、東司や同じ出身の河童山たちからすると、ただのココアではなく、「横着者のココア」という。
「スプーンで混ぜないんですよね、これ」
「そう、ドリンクのココア、カップにまず牛乳2、ココア3、そして上から牛乳2を注いで作るんだ、まあ、分量は適当で、注ぐだけで、混ぜなくてものめるから、横着者のココアっていう名前がついている」
「何もなきゃいいですよ、本当」
「でも山宮さんが備蓄分の調理に入っているから、完全に何もないっていう訳ではないだろうな」
「作っては消え、作っては消え」
「浜薔薇出張所の分はキープはしいてもこれだ」
「あれ、今ってどのぐらい浜薔薇出張所炊き出し分ってあるんでしたっけ」
きちんと人目で、予算や食材、調理済みストックが見えるようになっている。
「増えてません?」
前に波里が見たときより全部増えている。
「まあ、減るよりはいいですけど」
赤のラインが毎日の炊き出し分で、予算などもトータルで考えると。
「5年分はありますね」
このまま毎日だして5年分はキープしていますよ。
「でも予想外のこともありますから、鵜呑みにはできませんが」
今までの記録というものを見ると、予測はほとんど当たらない感じであるので、実際に動いた数で判断。
「西の、イサリさんたちにも送ってもまだ余裕があるってすごいというか」
「次のショーがある際に、こちらからおにぎりと鮭汁を出すそうだ」
「山宮さんが向かうんですか?」
「高速のキッチンカーで下処理をして、終わり次第、解体した鮭は向こうの支部がサービスエリアまで取りに来る、そして山宮さんはUターンだ」
「料理バトルですね」
手毬山に認められたぁ?そんなの知らねえな、この漁港には漁港のルールっていうものがある、腕を確かめさせちゃくれねえか?
という腕調べが行われ、そして高速キッチンカーの中で鮭を解体するという離れ業を行うことになっている。
「浄水センターのショーには家族連れも多いから」
「あれ、食事するところは?」
「それこそ郊外にあるから、各々は車、そうでない方はロビーを飲食可能にするそうだ」
しかし予期せぬことが起きぬものだ。
「山宮さん、高速で事故があって、区間が」
「待っている人たちがいるんだ!出来る限りのことをするぞ」
しかしサービスエリアにて。
「間に合わないか」
するとそこにヘリの轟音。
「あっ、あのヘリは、おおい!ここだ!」
「鮭を迎えに来ました」
「そうか、ありがとう、解体したのは発泡スチロールの中に、どうか、みんなに食べさせてやってくれ」
「お任せください」
ゴゴゴゴゴ~
空輸された鮭は浄水センターがある地域のヘリポートに降り立ち、そのまま車で運ばれるのであった。
浄水センターの職員用にはホイル焼き(オリジナル)と(マヨネーズ)が用意されていたのだが。
「おっちゃん、どっちにする」
え~どっちもええな。
本日の鮭にはこんなドラマがあることを浄水センターのみなさんはまだ知らない。
食べたあとに説明したら。
「何それ、劇場版やん」
「むしろ、それドキュメントにしてみたいわ」
「山宮さんが、熱血こじらせているのが目に見えるし」
よし、主題歌おっちゃん歌うでええな。
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