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三才児のような好奇心
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おじいちゃんがお父さんに残した古いビルの屋上には、それ以上古い神社、糖理神社(あめりじんじゃ)というお社があって、そこに猫が住み着いてました。
奉納と書かれている場所を表札のように住んでいたから、ほーちゃん、この子はほーちゃんになりました。
お父さんは早期退職後、探偵を始めましたが、お父さんが探偵というより、ほーちゃんが探偵です。
いなくなったうちの子を探してください、ダックスの四歳ですと言われると、すぐに見つけに行く凄腕。
「建築の道行くと思ったら、うち継ぐってか」
「安定しようとしたら、あっちはあっちで安定してなかったでござる」
「そうでござるか」
「代わりにリフォーム、修理箇所の原因特定のお仕事を取ってきたでござる」
「えっ?」
「それを仕事にする気はなかったんだけども」
リフォーム中にうちの子がいなくなった事件で、断線しそうな箇所をほーちゃんが見つけました。
「えっ?」
「ネズミの気配が人間にはわかる前に見つけたんだよね」
「どのぐらい、ホーは行けるの?」
「ネズミいるとすぐわかるよ」
お父さんチェック。
「駆除業者やれそう」
「それまでは出来ないんじゃないかな」
ホーちゃんは、そんなわけで原因がネズミっぽい修理箇所の際に、地元の建築、大工さんに呼ばれよるようになりました。
「娘がついていくのは、ホーだけだとホーが見付けた証拠、撮影とか現場の報告書作れないからね」
しかしお父さんこと「ぺったん」はKCJの支部でこんな話を聞く。
「隣の支部のケットシー、イツモ様もネズミ見つけて取るの上手いよ、イツモ様のご家族とのコンビネーションがあれば、どんなネズミも逃げられないね」
「その人も同じような仕事を?」
「いや、耳掃除とマッサージの仕事を」
「えっ?」
「いや、だからそういうお店の人ですよ」
浜薔薇を教えてもらいました。
(本当に耳掃除が得意なお店らしい)
周囲に聞き込みもした。
ぺったんからすると、商売敵になるのならば色々とあるかな?と思ったらしい。
「すいません、予約してた」
「ということは、ホーちゃんのお父さんですか?」
「ああ、では蘆根さんでよろしいですか?」
「はい、そうです」
イツモの父というよりは年齢的には兄であろう。
「なるほど、ケットシーが、いいんじゃないですか、そういうお仕事で」
「えっ、結構美味しい仕事だと思うんですけども、いいんですか?」
「店がありますからね」
蘆根にはネズミ取りの才能もある。
「聞き込みさせてもらいましたが、結構ネズミ取りの腕はすごいですよね」
「人間がおかしいと感じる時には、もうだいたいネズミはいるし、ネズミは人間を舐めはじめているんだ」
とある工事現場にて。
「そうなったらこっちのものだ、警戒心はないと思っていい、そこにケットシーが来たら?フッフッフッ、イチコロだぜ!」
その時イツモも連れていったのだが。
やはりいつか、蘆根とは縄張りで争わなければならない時が来るかもしれない、しかしだ、尻尾を出さない限りは、いつまでも、出来るだけ長くこの関係をと思っていたという。
「ネズミっていうのは、頭が良さそうにみえるんだが、その頭の良さもある程度までなのよ」
捕まった、動けなくなった、その段階になるとここに罠がある、気を付けろ、学ぶということはなく。
「助けてってしかいわなくなる」
Help me callが始まると、そこに仲間のネズミたちが集まり出す。
「それを利用すると、一回で取れるな」
それがこれと、パンパンになったものを見せてくれた。
表面には「みっちり取れるネズミ取りシート」の文字がならんで印刷されている。
「この中には」
「見せなくてもいいです」
蘆根の最近の悩み、こうした成果を話せるのがイツモしかいない、そしてイツモも近頃、遠巻きに見るようになっている。
『ここは浜薔薇の耳掃除です』
糖理神社がどういう神社か、いわれが全くわからないので、KCJにホーが登録されてから調べてもわからなかった。
しかし。
「館長ならわかるんじゃないかって」
KCJの支援を受け地域の歴史を研究している館長にある時話をもっていった。
「地図で直線上に何かないかって調べてもわからなくて」
みんなも重要な建物があったら、やってみよう!
「それは今の地図?」
「10年前ほどまでは」
「ああ、たぶんそれだと」
一年づつ遡っていく。
「36年前と、60年前かな、関わりがあるとしたら」
「そこには何が?」
「その時神社があった、これは無くなってる、お寺の方は場所を移動しているんだけども、いわくがあるのか、予防かはわからないけども、なんかはあったかな、じゃないと置かないでしょ」
そう館長は話した。
「けどもそこにダンジョンでも発生したら見に行きたい」
「絶対に行かせるなと、波里さんとシロツメさんから言われているからダメです」
最近館長の元に秘書としてKCJの職員がやってきたが、がっつり戦闘が出来る人間である。
(なんかあったら、九良ダンジョンの入口あけるから、そこに投げ捨ててくださいって言われているんだよな)
好奇心で突入しそうというか、しかけた。
「なんかありそうじゃない?」
(疲れている人ほど強制的にリラックスアロマ嗅がせれば、いつも限界まで研究している館長なら落ちるからって言われてはいるけども)
このアロマは元々館長のために開発されました。
(荷が重すぎる)
目を離すと走り出す、三才児のような好奇心を館長は持っていた。
奉納と書かれている場所を表札のように住んでいたから、ほーちゃん、この子はほーちゃんになりました。
お父さんは早期退職後、探偵を始めましたが、お父さんが探偵というより、ほーちゃんが探偵です。
いなくなったうちの子を探してください、ダックスの四歳ですと言われると、すぐに見つけに行く凄腕。
「建築の道行くと思ったら、うち継ぐってか」
「安定しようとしたら、あっちはあっちで安定してなかったでござる」
「そうでござるか」
「代わりにリフォーム、修理箇所の原因特定のお仕事を取ってきたでござる」
「えっ?」
「それを仕事にする気はなかったんだけども」
リフォーム中にうちの子がいなくなった事件で、断線しそうな箇所をほーちゃんが見つけました。
「えっ?」
「ネズミの気配が人間にはわかる前に見つけたんだよね」
「どのぐらい、ホーは行けるの?」
「ネズミいるとすぐわかるよ」
お父さんチェック。
「駆除業者やれそう」
「それまでは出来ないんじゃないかな」
ホーちゃんは、そんなわけで原因がネズミっぽい修理箇所の際に、地元の建築、大工さんに呼ばれよるようになりました。
「娘がついていくのは、ホーだけだとホーが見付けた証拠、撮影とか現場の報告書作れないからね」
しかしお父さんこと「ぺったん」はKCJの支部でこんな話を聞く。
「隣の支部のケットシー、イツモ様もネズミ見つけて取るの上手いよ、イツモ様のご家族とのコンビネーションがあれば、どんなネズミも逃げられないね」
「その人も同じような仕事を?」
「いや、耳掃除とマッサージの仕事を」
「えっ?」
「いや、だからそういうお店の人ですよ」
浜薔薇を教えてもらいました。
(本当に耳掃除が得意なお店らしい)
周囲に聞き込みもした。
ぺったんからすると、商売敵になるのならば色々とあるかな?と思ったらしい。
「すいません、予約してた」
「ということは、ホーちゃんのお父さんですか?」
「ああ、では蘆根さんでよろしいですか?」
「はい、そうです」
イツモの父というよりは年齢的には兄であろう。
「なるほど、ケットシーが、いいんじゃないですか、そういうお仕事で」
「えっ、結構美味しい仕事だと思うんですけども、いいんですか?」
「店がありますからね」
蘆根にはネズミ取りの才能もある。
「聞き込みさせてもらいましたが、結構ネズミ取りの腕はすごいですよね」
「人間がおかしいと感じる時には、もうだいたいネズミはいるし、ネズミは人間を舐めはじめているんだ」
とある工事現場にて。
「そうなったらこっちのものだ、警戒心はないと思っていい、そこにケットシーが来たら?フッフッフッ、イチコロだぜ!」
その時イツモも連れていったのだが。
やはりいつか、蘆根とは縄張りで争わなければならない時が来るかもしれない、しかしだ、尻尾を出さない限りは、いつまでも、出来るだけ長くこの関係をと思っていたという。
「ネズミっていうのは、頭が良さそうにみえるんだが、その頭の良さもある程度までなのよ」
捕まった、動けなくなった、その段階になるとここに罠がある、気を付けろ、学ぶということはなく。
「助けてってしかいわなくなる」
Help me callが始まると、そこに仲間のネズミたちが集まり出す。
「それを利用すると、一回で取れるな」
それがこれと、パンパンになったものを見せてくれた。
表面には「みっちり取れるネズミ取りシート」の文字がならんで印刷されている。
「この中には」
「見せなくてもいいです」
蘆根の最近の悩み、こうした成果を話せるのがイツモしかいない、そしてイツモも近頃、遠巻きに見るようになっている。
『ここは浜薔薇の耳掃除です』
糖理神社がどういう神社か、いわれが全くわからないので、KCJにホーが登録されてから調べてもわからなかった。
しかし。
「館長ならわかるんじゃないかって」
KCJの支援を受け地域の歴史を研究している館長にある時話をもっていった。
「地図で直線上に何かないかって調べてもわからなくて」
みんなも重要な建物があったら、やってみよう!
「それは今の地図?」
「10年前ほどまでは」
「ああ、たぶんそれだと」
一年づつ遡っていく。
「36年前と、60年前かな、関わりがあるとしたら」
「そこには何が?」
「その時神社があった、これは無くなってる、お寺の方は場所を移動しているんだけども、いわくがあるのか、予防かはわからないけども、なんかはあったかな、じゃないと置かないでしょ」
そう館長は話した。
「けどもそこにダンジョンでも発生したら見に行きたい」
「絶対に行かせるなと、波里さんとシロツメさんから言われているからダメです」
最近館長の元に秘書としてKCJの職員がやってきたが、がっつり戦闘が出来る人間である。
(なんかあったら、九良ダンジョンの入口あけるから、そこに投げ捨ててくださいって言われているんだよな)
好奇心で突入しそうというか、しかけた。
「なんかありそうじゃない?」
(疲れている人ほど強制的にリラックスアロマ嗅がせれば、いつも限界まで研究している館長なら落ちるからって言われてはいるけども)
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