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コネコネケットシー
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「猫・ケットシー・猫・猫・ケットシー・猫・猫でうちのイツモ」
「すごいですね」
「そうか?」
「KCJの試験受けたら合格間違いなしですよ」
波里からケットシーと猫の写真を見せられて、それを答えていたのである。
「合格ラインは80%なんですよね」
これは浜薔薇出張所のホームベージでも遊べます。
「ケットシー!って思って、追いかけたら猫だったじゃ徒労ですからね、試験はこの問題の点数配分って結構大きくて、これが取れるか、どうかで試験対策が変わるんですよ」
なお、幹部への試験だと猫とケットシーの顔でなくて、耳や足や尾などの写真を見ても、90%正解しないといけない。
「結構日本人はこの試験強いんですよ」
「あれか、ひよこと猿か」
「そうです、そうです」
わからない人に説明しますと、日本人にしかできないとされる仕事、資格として、ひよこのオスとメスを見抜くものがある、こちらは国家資格。
また猿というのは、日本の猿の研究者が個体の見分けがつくのを、他の国の研究者が不思議がったというエピソードからである。
「でもこれだけ点数高くてもダメなんですが」
そこはバランスだからね。
「私は日本に長らくいなかったので、困りました」
だが、波里の場合は特殊能力があったために。
「あっ、君は試験受けなくてもいいよ」
「えっ、勉強したのに」
「だって、君のようなタイプだと、揺らぎ読めばいいよ」
「そうか」
「気がつかなかったの?」
「そうですね、あんまりこの能力は使わないというか、使うと、食生活がこの能力を支えるためになっちゃうんで」
「そういうタイプか、それなら、補助具とかもあると思うから、申請してするといいよ」
そのため波里はプライベートの時は眼鏡をかけています。
「完全に見えなくなるっていうやつじゃないですがね、チカチカしなくなるというか」
強い光みたいなもんなんで、遮ることで、あっ、反応してるなってわかるようだ。
「これ、子供の時に欲しかった」
「KCJは本当にこういうのは手厚いよな」
公益のための団体なので、利益を得たとしてもそれを還元する、その一つの事業として、特殊能力と呼ばれるもので日常生活を送りにくい職員の雇用と、そのサポートである。
「私の場合は、緊急で能力を使用した場合の補給食なんかもそうですね」
一気に甘いものが欲しくなるなど、脳を使いすぎています。
「これも何回か、補給食は改善してもらっているんですがね」
最初は味や量が辛かった。
「口の中が甘すぎるとか、量なんかも、胃がちゃぷちゃぷするぐらい飲まなきゃいけなかったりね、市販の物でも結構試しましたが、最近はあれですよ、たんぱく質が多いものが増えたから、手持ちが足りなくなったら、それですかね」
「冷たいヨーグルトタイプが食べやすいとか言ってたが?」
「そうなんですよ、あの一個でいいですから、前はね、800グラムとか食べないとダメで…」
その補給をしないと、眠くなったり、頭痛がしたり、オーバーヒートする。
「使いながら、何かするがまず無理だからな」
「そうですね、出来れば万全な状態で使いたいのですが」
それはちょっと無理だってわかっている。
「人じゃないなってわかれば、その分無茶ができますし」
ゾンビ以外は。
「本当ね、ゾンビ以外は」
「ゾンビに関してはすべて能力やら、備わっているものが反しているよな」
「してますね」
まず武器を波里は持っていない、メインは体術。
「武具類を持ちながら走るはね、キツイ」
「これで魔法使いならば杖ぐらいでいいんだが」
「そうですね、真鍮とかでも持てなくはないんですが、もう息を整える暇はないから、単純に体力をあげて体術なんですが」
ゾンビが現れた。
「あれを殴るはもちろん、蹴るのも、靴がぁぁぁになるんで」
「武具とかなら、コーティングされているから、こびりつかないんだがな」
「フライパンみたいですよね」
「実際にフライパンにも応用されているらしいぞ」
これでフライパンも長持ち、するする!
「深夜の通販とかで販売すると、意外とみんな買うらしい」
「あの時間帯はね、いや、本当、ゾンビ特例とか通してほしいですよ、あれですか、書けばいいですか?大臣宛でいいんですかね?」
日本ではゾンビは死者になるので、破損させないで確保させてくださいとされている。
「あんなん何もしなくてもボロっと崩れちゃうでしょ」
「そうなんだよな」
海外では魔物扱いなので、録画などで確認出来たら、消滅させてもいいそうだ。
「むしろ埋葬する場所に困るというはなしだ」
ゾンビですか?当方ではちょっとそれは…、そんな感じなので埋葬先を見つけるのもKCJも含めた、能力者団体の仕事でもあります。
「日本は行政というか、市町村の墓地だとな、そういう区画があるから」
公務員の上級職の受験したら、なんだかんだでこっちにいったけども、ほぼ見回りなので、ずっとこのままでいいと思ってる。
「あれ、どこでしたっけ、死者が戻って来やすいように明かりをつけるっていう」
「ああ、そうそう、そこは特例で、そういう時期になると応援であちこちに声がかかるんだ」
盆ーナス稼ぎませんか?
「たまにダジャレが入ってきますよね」
「親しみがあるようにってことで、ダジャレネーム考えるらしいよ」
酒飲んだおっさんが、それ聞いたらゲラゲラ笑えるようなダジャレネームを考えれる人、KCJでも募集してます。
「すごいですね」
「そうか?」
「KCJの試験受けたら合格間違いなしですよ」
波里からケットシーと猫の写真を見せられて、それを答えていたのである。
「合格ラインは80%なんですよね」
これは浜薔薇出張所のホームベージでも遊べます。
「ケットシー!って思って、追いかけたら猫だったじゃ徒労ですからね、試験はこの問題の点数配分って結構大きくて、これが取れるか、どうかで試験対策が変わるんですよ」
なお、幹部への試験だと猫とケットシーの顔でなくて、耳や足や尾などの写真を見ても、90%正解しないといけない。
「結構日本人はこの試験強いんですよ」
「あれか、ひよこと猿か」
「そうです、そうです」
わからない人に説明しますと、日本人にしかできないとされる仕事、資格として、ひよこのオスとメスを見抜くものがある、こちらは国家資格。
また猿というのは、日本の猿の研究者が個体の見分けがつくのを、他の国の研究者が不思議がったというエピソードからである。
「でもこれだけ点数高くてもダメなんですが」
そこはバランスだからね。
「私は日本に長らくいなかったので、困りました」
だが、波里の場合は特殊能力があったために。
「あっ、君は試験受けなくてもいいよ」
「えっ、勉強したのに」
「だって、君のようなタイプだと、揺らぎ読めばいいよ」
「そうか」
「気がつかなかったの?」
「そうですね、あんまりこの能力は使わないというか、使うと、食生活がこの能力を支えるためになっちゃうんで」
「そういうタイプか、それなら、補助具とかもあると思うから、申請してするといいよ」
そのため波里はプライベートの時は眼鏡をかけています。
「完全に見えなくなるっていうやつじゃないですがね、チカチカしなくなるというか」
強い光みたいなもんなんで、遮ることで、あっ、反応してるなってわかるようだ。
「これ、子供の時に欲しかった」
「KCJは本当にこういうのは手厚いよな」
公益のための団体なので、利益を得たとしてもそれを還元する、その一つの事業として、特殊能力と呼ばれるもので日常生活を送りにくい職員の雇用と、そのサポートである。
「私の場合は、緊急で能力を使用した場合の補給食なんかもそうですね」
一気に甘いものが欲しくなるなど、脳を使いすぎています。
「これも何回か、補給食は改善してもらっているんですがね」
最初は味や量が辛かった。
「口の中が甘すぎるとか、量なんかも、胃がちゃぷちゃぷするぐらい飲まなきゃいけなかったりね、市販の物でも結構試しましたが、最近はあれですよ、たんぱく質が多いものが増えたから、手持ちが足りなくなったら、それですかね」
「冷たいヨーグルトタイプが食べやすいとか言ってたが?」
「そうなんですよ、あの一個でいいですから、前はね、800グラムとか食べないとダメで…」
その補給をしないと、眠くなったり、頭痛がしたり、オーバーヒートする。
「使いながら、何かするがまず無理だからな」
「そうですね、出来れば万全な状態で使いたいのですが」
それはちょっと無理だってわかっている。
「人じゃないなってわかれば、その分無茶ができますし」
ゾンビ以外は。
「本当ね、ゾンビ以外は」
「ゾンビに関してはすべて能力やら、備わっているものが反しているよな」
「してますね」
まず武器を波里は持っていない、メインは体術。
「武具類を持ちながら走るはね、キツイ」
「これで魔法使いならば杖ぐらいでいいんだが」
「そうですね、真鍮とかでも持てなくはないんですが、もう息を整える暇はないから、単純に体力をあげて体術なんですが」
ゾンビが現れた。
「あれを殴るはもちろん、蹴るのも、靴がぁぁぁになるんで」
「武具とかなら、コーティングされているから、こびりつかないんだがな」
「フライパンみたいですよね」
「実際にフライパンにも応用されているらしいぞ」
これでフライパンも長持ち、するする!
「深夜の通販とかで販売すると、意外とみんな買うらしい」
「あの時間帯はね、いや、本当、ゾンビ特例とか通してほしいですよ、あれですか、書けばいいですか?大臣宛でいいんですかね?」
日本ではゾンビは死者になるので、破損させないで確保させてくださいとされている。
「あんなん何もしなくてもボロっと崩れちゃうでしょ」
「そうなんだよな」
海外では魔物扱いなので、録画などで確認出来たら、消滅させてもいいそうだ。
「むしろ埋葬する場所に困るというはなしだ」
ゾンビですか?当方ではちょっとそれは…、そんな感じなので埋葬先を見つけるのもKCJも含めた、能力者団体の仕事でもあります。
「日本は行政というか、市町村の墓地だとな、そういう区画があるから」
公務員の上級職の受験したら、なんだかんだでこっちにいったけども、ほぼ見回りなので、ずっとこのままでいいと思ってる。
「あれ、どこでしたっけ、死者が戻って来やすいように明かりをつけるっていう」
「ああ、そうそう、そこは特例で、そういう時期になると応援であちこちに声がかかるんだ」
盆ーナス稼ぎませんか?
「たまにダジャレが入ってきますよね」
「親しみがあるようにってことで、ダジャレネーム考えるらしいよ」
酒飲んだおっさんが、それ聞いたらゲラゲラ笑えるようなダジャレネームを考えれる人、KCJでも募集してます。
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