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あなたの運命
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最近昼御飯を楽しみにしている。
会社のそばは、コンビニぐらいしかなく、昼御飯のバリエーションに困っていたのだが、なんと近くにキッチンカーが来るのを発見した。
通勤中にたまたま前を通って、本日の営業時間とメニューが書かれていたので、それならばとお昼にやってきたところ。
(この値段とこの美味しさだったら毎日来てほしいな)
そう思ってしまうぐらいはまった。
「お客さん、いつもありがとうございます」
そしていつの間にか、お店の人にも顔を覚えられていて。
「あっ、浜薔薇のサイトをみてくだされば、うちの店の出店情報載ってますし、他のお店も今度からやってくるみたいなんで、楽しみにしてください」
そんな事を言われたら心踊ってしまうじゃないか!と思っていたら。
「本日は炊き出しなので、余裕がありましたら、こちらに料金お願いします」
「これって俺も食べても、買えるの??」
「大丈夫です」
なんで焼きたてピザハーフとか200円で、これめっちゃいいチーズ使ってるんだけど。
「コーヒーと紅茶はサービスです、紅茶の方は時間をいただいてます」
ものすごい賑わいになっていた、平日の昼にこれだけの人って、まあ、みたこともある人いるから近所の人がメインなんだろうが。
ピザはお金を払ってからもらう、食べるとやはり想像通りに旨いと言うか、想像より旨い。
「本当は釜まで作るつもりだって言ってたぜ」
「釜のピザなんて食べたことないや」
なんて声が聞こえてきたりした。
(ピザ持って返りたいが、冷めちゃうと味が落ちちゃうのかな)
結局こみ合って来たので、食べたらさっさと会社に戻ることなった。
たまたまニュースで国内の食料支援についての特集が流れ、それを見たら、浜薔薇でやっていることって都会みたいだなと、こちらでは目に見えない、俺が知らないだけかもしれないが、そういう支援をしなければならない部分が出てきてるのかもしれないし、あれだ、明日は我が身ということも考えられた。
「それを考えると少し怖いな」
ニュースを笑い溢れるバラエティーに変えた。
「炊き出しって、キッチンカーの出店料とかそのままスライドしている形なんですか?
「あっ、そうなんですよ」
だいたいその金額で何十人か分の炊き出しを作り、お金払える人はきちんとKCJの職員が帳簿とか事務処理をして、災害時に救援するところに寄付していたりします。
「俺が金持ちならもっとドーンと払うんだけどもな!」
「蘆根さんがお金持ちなら、私、結婚してあげる!」
「その気持ちだけでもありがたいや」
浜薔薇に蘆根が来てから、ここには色んな人たちの笑い声が絶えない。
(俺も頑張らなきゃな)
なんて思ってしまうのだが。
「無理はしなくていいですからね」
この人はあの猫貴族の職員の人だ。
「あれ?顔に出てます?」
「わかりやすいです」
なんかこの人の目ってつぶらっていうか、めっちゃ綺麗な気がする。
「なんか蘆根さん見ていたら、自分は何やっているんだろうって気になりました」
「蘆根さんは特殊だから、真似すると失敗しますよ」
「そんなもんですかね」
「そうですよ、我々もこういう支援活動してますけども、ちゃんと計画立てる人間がいるから、安全確保しながらやれるんで、ほら、蘆根さんってとりあえずやってみようか!ってタイプじゃないですか」
「あ~それはわかるかも」
失敗したらその時直していけばいいじゃん!
「あれって真似できなくないですか、よそからみてて」
「それもわかるかも」
直していくと、元の形がわからなくなるまで変わっていき、これなんだっけ?でも動いているからいいか!ぐらいの歪な成功になるので。
「やっぱり蘆根さんって、上手くやっているように見えるじゃないですか」
「見えますね」
「普通の人が感じる幸せの量と、蘆根さんの幸せって同じぐらいなんですけども、喜び方が違うんです、だからすごく見えちゃう、すごく見えちゃうから真似しちゃうんだけども、普通の人はそれでは満足しないから、失敗するって感じですかね」
「深いと言うか、何人か見てきたんですか?」
「ええ、とりあえずやってみればいいじゃん!って悩みにたいして答えてしまい、それをそのままやったら失敗したとかいう話でした」
「なんかうちの会社にいたな、そういう人」
「今の時代といえばなんですけども、ちゃんと成功するのならば、先に調べた方がいいです。いい人を紹介されましたとかそういうのがない状態なら特に、なんでもいうでしょ、最初がなんでも難しい」
「そうですね」
そこで足がなんかもぞっとする、下をみると、猫が体をこすりつけていた。
「貴族様、どうしたんですか?」
そういって猫に話しかけると。
「イツモ様はあなたを好ましく思っている」
「そうなの?」
ゴロリ
腹を見せた。
「まさかのお腹を見せるとは、…よろしければお腹を撫でる、俗にいうモフモフをしてあげてはくれませんでしょうか?」
敬語でモフモフしてくださいを頼まれるとは思わなかったな。
モフモフ
するお貴族様は気持ち良さそうな顔をした。
「あなたはケットシーに愛される才能があるようだ、もしかしたらケットシーを託される、そんな運命を持っていたかもしれない」
えっ?何?俺は運命の出会いを逃したの?それともこれから来るの?とんでもなく気になることを言われたんだが…あれからしばらくしても今のところその出会いは訪れてはいない。
会社のそばは、コンビニぐらいしかなく、昼御飯のバリエーションに困っていたのだが、なんと近くにキッチンカーが来るのを発見した。
通勤中にたまたま前を通って、本日の営業時間とメニューが書かれていたので、それならばとお昼にやってきたところ。
(この値段とこの美味しさだったら毎日来てほしいな)
そう思ってしまうぐらいはまった。
「お客さん、いつもありがとうございます」
そしていつの間にか、お店の人にも顔を覚えられていて。
「あっ、浜薔薇のサイトをみてくだされば、うちの店の出店情報載ってますし、他のお店も今度からやってくるみたいなんで、楽しみにしてください」
そんな事を言われたら心踊ってしまうじゃないか!と思っていたら。
「本日は炊き出しなので、余裕がありましたら、こちらに料金お願いします」
「これって俺も食べても、買えるの??」
「大丈夫です」
なんで焼きたてピザハーフとか200円で、これめっちゃいいチーズ使ってるんだけど。
「コーヒーと紅茶はサービスです、紅茶の方は時間をいただいてます」
ものすごい賑わいになっていた、平日の昼にこれだけの人って、まあ、みたこともある人いるから近所の人がメインなんだろうが。
ピザはお金を払ってからもらう、食べるとやはり想像通りに旨いと言うか、想像より旨い。
「本当は釜まで作るつもりだって言ってたぜ」
「釜のピザなんて食べたことないや」
なんて声が聞こえてきたりした。
(ピザ持って返りたいが、冷めちゃうと味が落ちちゃうのかな)
結局こみ合って来たので、食べたらさっさと会社に戻ることなった。
たまたまニュースで国内の食料支援についての特集が流れ、それを見たら、浜薔薇でやっていることって都会みたいだなと、こちらでは目に見えない、俺が知らないだけかもしれないが、そういう支援をしなければならない部分が出てきてるのかもしれないし、あれだ、明日は我が身ということも考えられた。
「それを考えると少し怖いな」
ニュースを笑い溢れるバラエティーに変えた。
「炊き出しって、キッチンカーの出店料とかそのままスライドしている形なんですか?
「あっ、そうなんですよ」
だいたいその金額で何十人か分の炊き出しを作り、お金払える人はきちんとKCJの職員が帳簿とか事務処理をして、災害時に救援するところに寄付していたりします。
「俺が金持ちならもっとドーンと払うんだけどもな!」
「蘆根さんがお金持ちなら、私、結婚してあげる!」
「その気持ちだけでもありがたいや」
浜薔薇に蘆根が来てから、ここには色んな人たちの笑い声が絶えない。
(俺も頑張らなきゃな)
なんて思ってしまうのだが。
「無理はしなくていいですからね」
この人はあの猫貴族の職員の人だ。
「あれ?顔に出てます?」
「わかりやすいです」
なんかこの人の目ってつぶらっていうか、めっちゃ綺麗な気がする。
「なんか蘆根さん見ていたら、自分は何やっているんだろうって気になりました」
「蘆根さんは特殊だから、真似すると失敗しますよ」
「そんなもんですかね」
「そうですよ、我々もこういう支援活動してますけども、ちゃんと計画立てる人間がいるから、安全確保しながらやれるんで、ほら、蘆根さんってとりあえずやってみようか!ってタイプじゃないですか」
「あ~それはわかるかも」
失敗したらその時直していけばいいじゃん!
「あれって真似できなくないですか、よそからみてて」
「それもわかるかも」
直していくと、元の形がわからなくなるまで変わっていき、これなんだっけ?でも動いているからいいか!ぐらいの歪な成功になるので。
「やっぱり蘆根さんって、上手くやっているように見えるじゃないですか」
「見えますね」
「普通の人が感じる幸せの量と、蘆根さんの幸せって同じぐらいなんですけども、喜び方が違うんです、だからすごく見えちゃう、すごく見えちゃうから真似しちゃうんだけども、普通の人はそれでは満足しないから、失敗するって感じですかね」
「深いと言うか、何人か見てきたんですか?」
「ええ、とりあえずやってみればいいじゃん!って悩みにたいして答えてしまい、それをそのままやったら失敗したとかいう話でした」
「なんかうちの会社にいたな、そういう人」
「今の時代といえばなんですけども、ちゃんと成功するのならば、先に調べた方がいいです。いい人を紹介されましたとかそういうのがない状態なら特に、なんでもいうでしょ、最初がなんでも難しい」
「そうですね」
そこで足がなんかもぞっとする、下をみると、猫が体をこすりつけていた。
「貴族様、どうしたんですか?」
そういって猫に話しかけると。
「イツモ様はあなたを好ましく思っている」
「そうなの?」
ゴロリ
腹を見せた。
「まさかのお腹を見せるとは、…よろしければお腹を撫でる、俗にいうモフモフをしてあげてはくれませんでしょうか?」
敬語でモフモフしてくださいを頼まれるとは思わなかったな。
モフモフ
するお貴族様は気持ち良さそうな顔をした。
「あなたはケットシーに愛される才能があるようだ、もしかしたらケットシーを託される、そんな運命を持っていたかもしれない」
えっ?何?俺は運命の出会いを逃したの?それともこれから来るの?とんでもなく気になることを言われたんだが…あれからしばらくしても今のところその出会いは訪れてはいない。
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