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番外編
番外編「お酒 ①」
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珍しく夜遅くに帰ってきた親父は帰宅後、俺の部屋のドアをバーーンッ!と開け放った
「?!?!」
寝ようと目覚ましを設定していた俺はビックリしてスマホを落としてしまった
部屋の入り口をみると、親父が立っていた
「び…っくりした、いきなり入ってくんなよ…って親父?!」
こんな開け方するからてっきり叔父さんかと思ったらまさかの親父だった
「悠一」
「なに?」
「悠一」
「いやだから何?」
「ただいま」
「お、おかえり?」
どうした親父
なんだかおかしくなって帰ってきたぞ
「なになに、どうしたよ?」
よっこいせとベッドから立ち上がって親父の元へいく
どっか頭でもぶつけてきたのか?
「んー?」
親父の顔をのぞきこむが特にいつもとかわりない
「頭ぶったりした?」
俺より身長が高い親父の頭へ手を伸ばし、たんこぶでもできてないか触っていく
「んーー?特にたんこぶとかできてないか」
「悠一」
「なんか心当たりあった?」
頭から手を離そうとしたとき、ぐっと腕をとられたかと思うと目の前にあった親父の顔が近づいた
うわっ!
てっきり俺は親父が倒れてきたと思って反射的に目をぎゅっとつぶった
が、衝撃はなくかわりに、ふにっと唇に何かがあたった
「??」
そっと目を開けるとものすごく近くに親父の顔が
「ん?!?!」
びっくりして固まっていると熱くてぬるっとしたものが唇に触れ、そのまま唇の形にそって動いていく
かぷっと噛まれはむはむとされる
そして最後にちゅうっと吸われた
俺は目を白黒させてただ突っ立っていた
ようやく離れた親父はそんな俺を見て、にこーっと今まで見たことない顔で笑った
「?!?!?!」
な、なななっっ?!
今されたことに動揺して言葉が出てこない
ってか、だ、誰だこれぇっっ?!
親父の顔してるけど親父じゃない!!!
親父絶対こんな「にこーっ」なんて笑わないし、そもそも表情筋ないから笑えないはずだ!!
てってか、今っ今俺キ、キスされたあぁぁ?!?!
と思ったところで親父からいつも嗅いだことのない匂いがした
あれ、これなんだっけ?と思い出そうとした俺の体が急に浮いた
「?!」
親父に抱き上げられていたのだ
親父はそのまま俺の部屋をでて、親父の寝室へと歩いていく
「ちょっ何?!下ろせよ!!」
暴れてもビクともせずに連れていかれ、ベッドにぽいっと投げられた
ひどい
「うわっ」
投げられて文句を言おうとしたところ、親父もベッドに乗ってきて、座っている俺を真正面からぎゅうっと抱きしめてきた
「わわっ」
「悠一」
「なに…本当にどうしたんだよ」
そういうとまたぎゅうぎゅうと抱きしめてくる
なんだかぬいぐるみにでもなった気分だ
どっかおかしいのはわかった
やっぱり頭うったんじゃないか?とまた頭に手を伸ばし隅々確認していく
その感覚が良かったのか、俺の手に頭を擦りつけてきた
そして気持ち良さそうに笑う
…誰だよ
頭から手を離すとなんでやめるんだという顔をしてそれから俺の肩へ頭をグリグリと押しつけてきた
「んん…ゆういち…」
気持ち良さそうに声を出してグリグリしてる
………まじで誰だこれ
「?!?!」
寝ようと目覚ましを設定していた俺はビックリしてスマホを落としてしまった
部屋の入り口をみると、親父が立っていた
「び…っくりした、いきなり入ってくんなよ…って親父?!」
こんな開け方するからてっきり叔父さんかと思ったらまさかの親父だった
「悠一」
「なに?」
「悠一」
「いやだから何?」
「ただいま」
「お、おかえり?」
どうした親父
なんだかおかしくなって帰ってきたぞ
「なになに、どうしたよ?」
よっこいせとベッドから立ち上がって親父の元へいく
どっか頭でもぶつけてきたのか?
「んー?」
親父の顔をのぞきこむが特にいつもとかわりない
「頭ぶったりした?」
俺より身長が高い親父の頭へ手を伸ばし、たんこぶでもできてないか触っていく
「んーー?特にたんこぶとかできてないか」
「悠一」
「なんか心当たりあった?」
頭から手を離そうとしたとき、ぐっと腕をとられたかと思うと目の前にあった親父の顔が近づいた
うわっ!
てっきり俺は親父が倒れてきたと思って反射的に目をぎゅっとつぶった
が、衝撃はなくかわりに、ふにっと唇に何かがあたった
「??」
そっと目を開けるとものすごく近くに親父の顔が
「ん?!?!」
びっくりして固まっていると熱くてぬるっとしたものが唇に触れ、そのまま唇の形にそって動いていく
かぷっと噛まれはむはむとされる
そして最後にちゅうっと吸われた
俺は目を白黒させてただ突っ立っていた
ようやく離れた親父はそんな俺を見て、にこーっと今まで見たことない顔で笑った
「?!?!?!」
な、なななっっ?!
今されたことに動揺して言葉が出てこない
ってか、だ、誰だこれぇっっ?!
親父の顔してるけど親父じゃない!!!
親父絶対こんな「にこーっ」なんて笑わないし、そもそも表情筋ないから笑えないはずだ!!
てってか、今っ今俺キ、キスされたあぁぁ?!?!
と思ったところで親父からいつも嗅いだことのない匂いがした
あれ、これなんだっけ?と思い出そうとした俺の体が急に浮いた
「?!」
親父に抱き上げられていたのだ
親父はそのまま俺の部屋をでて、親父の寝室へと歩いていく
「ちょっ何?!下ろせよ!!」
暴れてもビクともせずに連れていかれ、ベッドにぽいっと投げられた
ひどい
「うわっ」
投げられて文句を言おうとしたところ、親父もベッドに乗ってきて、座っている俺を真正面からぎゅうっと抱きしめてきた
「わわっ」
「悠一」
「なに…本当にどうしたんだよ」
そういうとまたぎゅうぎゅうと抱きしめてくる
なんだかぬいぐるみにでもなった気分だ
どっかおかしいのはわかった
やっぱり頭うったんじゃないか?とまた頭に手を伸ばし隅々確認していく
その感覚が良かったのか、俺の手に頭を擦りつけてきた
そして気持ち良さそうに笑う
…誰だよ
頭から手を離すとなんでやめるんだという顔をしてそれから俺の肩へ頭をグリグリと押しつけてきた
「んん…ゆういち…」
気持ち良さそうに声を出してグリグリしてる
………まじで誰だこれ
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