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一章
海ダンジョン 8
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マンゴー?がラグビーボールサイズで美味しそうだったので三十個ほど回収。これならルカのお土産にも良いだろう。
結局、大ムカデとコングにはエンカウントして戦ったよ。外殻と油、大きいバナナ一房、下級ポーションって言う労力に見合わないものをドロップ。もしかしたらめっちゃ高いバナナかも。
次の階層に行く前に一応他の冒険者の動向をチェック。
迷子ではなく、目的があって動いてるっぽいのでお助けは要らないと判断した。
セーフゾーンで一服してからって思ったら休憩中の冒険者パーティがいたので断念。
テントと外に二人で一人は寝てる。
なぜかお皿の上に焦げた物体がのってる。お約束なんか。
見張りの青年が「一人?」って驚いて声掛けてきた。
「一人だよ」
「強いんだねぇ」
「そうかも?」
チートは自分の能力に入れて良いのかな?
「何それー」
起こしたら可哀想なので「じゃ」って言うと「休んでいかないの?」って。
「大丈夫~。次でご飯食べる予定だから」
「そっかー、頑張ってね」
「そっちも!」
次は十三階層。
一歩出れば、雨だー。小雨だけど、ずっと雨なのは嫌だなぁ。
岩の一本橋?で両サイドが、落ちたら海にドボン。
向かい側に岩場が広がってるのでダッシュで進む。
〈遊泳〉の指輪の効果で水は弾くけど、視界が悪いなぁ。
下の海を覗くとワニっぽいのが十頭くらい口をパカーンと開けてる。餌待ち!!
ちょっと悪戯心で辛い実の粉を袋でポチッて、錬金術でテニスボール状の丸薬にして、岩場から投げた。
「人間を食おうとすんな!」
ワニは丸い物体にバッと食いついた。動くものに反応するんだよな。
ワニが縦にザーーーンとジャンプしてから海面にダバーーーーンと落ちて、ピチピチしてオコになって、何かビームみたいなの出した。
危ねぇ!
岩の橋が崩れ落ちた。ヤバ!
ワニは落ちた岩に埋まった。自滅。
ところで橋って、後から戻るよね!?
後から来た人たちが進めないとか大問題だよ。
ちょっとビビったけど、先に進もう。
スマートウオッチのMAPの反応をチェックして岩場の危険地帯を避けるルートを考える。
ここはマップ情報によると横に歩くクモ、飛ぶ貝、フナムシ、マーマン。
マーマン・・・。いやかも。
横に歩くクモってサワガニとかじゃないのかな。
この階はなんかキモいから隠し部屋とか無視しよう。
マーマンとか嫌だ。
走ってたら海藻びっしりの地面が見えたのだけど、あえて採りたいものではないのでスルーしようとそのまま走っていたら、ヒジキが動いた!
ギャーーーーーー!!!
緑のもじゃもじゃが襲ってきた!キモい!
短銃ライター攻撃!!
雨で何もかもシケってて火の通りが悪い!
だけど十分威嚇になったのでダッシュで逃げた。
もうここ嫌い。海ダンジョン嫌いだ。
変なの出る場所避けたはずなのにマーマンの群れに出会した。ちくしょー!
シイラみたいな本体に人間のような太増しい腕と脚が生えてるって言う謎の生き物だ。
生意気に槍を持ってる。
「ギギギ!」
「ギーーー」
無心に天河を振り回す。刀の方が俺を使ってくれてる感じだ。
マーマンは槍を大雑把に振る。仲間との統制は取れてないようだ。
天河は魔力を勝手に吸って、風魔法で刀が届いてない場所にいるマーマンも真っ二つにしてくれた。頼りになる刀だよ。
マーマンが全滅した。
おえぇ。
生臭いし、ビチビチ動く手脚と尻尾キモい。
息絶えると臭いと共に存在は消える。
ドロップは槍とシイラの切り身と古代の金貨銀貨?だった。
切り身はなんか嫌だな。
もう少しでセーフゾーンってところで、ホタテが飛んできた。
パカパカっと口を開けて襲ってくる。
パッ○マンか!
これがそのまま捕獲出来たら大きな貝柱が食えるのに!
貝殻の硬さも天河には通用しないので真っ二つにして。ドロップが真珠と小瓶。
小瓶を鑑定したら、喉にいいシロップだそう。
このダンジョン、宝石が多いな。
やっとこさ、セーフゾーンに入った。
雨が降ってない空間がありがたいね。濡れはしてないけど、湿気とマーマンで気分は最悪だったので〈ルーム〉でシャワーを浴びることに。
昼飯にあたたかい物が食べたいと棚に入っていたカップ麺を食べる。
んー、物足りないなぁ。
スマホを覗いて、ファ○チキとコーヒーをポチった。
ダンジョンマップの情報を見るとまだ先でもマーマン出てくる。嫌だなぁ。
と言っても大きいカニが十七階にいるので十七階までは頑張らないと。
二十階のボスは空飛ぶクジラか大きいエビらしい。
食えないエビには興味ないけど。
三日って言っちゃったし、三日は頑張るとして、今のペースと強くなっていく敵のレベルを考えるといけるのは二十五回層までかな。
完全攻略は三十五階だって。一週間いられたらクリア出来たかな?でも魚人とマーマンが嫌だ。
どうしても嫌になったら、ゲートのある十五階まで行くか、十階層に転移して帰ろう。
さて、タバコ休憩も取れたし、次に進むか。
十四階層スタートは、マングローブの森の中。足場は海水に浸かってる。
そのまま歩くか、ゴリラの如く腕力に物を言わせて枝を伝うか、ピョンピョン飛んで歩くか。
エンジン付きゴムボートを買うかと一瞬考えたが、どう考えても魔法のが手っ取り早いと考え直した。
〈飛翔〉って何かの作品で見たんだ。ピッ○ロさんも空飛んでたじゃん!
俺も飛べるはず!!
よし、高く早く飛べ!〈飛翔〉!!
結局、大ムカデとコングにはエンカウントして戦ったよ。外殻と油、大きいバナナ一房、下級ポーションって言う労力に見合わないものをドロップ。もしかしたらめっちゃ高いバナナかも。
次の階層に行く前に一応他の冒険者の動向をチェック。
迷子ではなく、目的があって動いてるっぽいのでお助けは要らないと判断した。
セーフゾーンで一服してからって思ったら休憩中の冒険者パーティがいたので断念。
テントと外に二人で一人は寝てる。
なぜかお皿の上に焦げた物体がのってる。お約束なんか。
見張りの青年が「一人?」って驚いて声掛けてきた。
「一人だよ」
「強いんだねぇ」
「そうかも?」
チートは自分の能力に入れて良いのかな?
「何それー」
起こしたら可哀想なので「じゃ」って言うと「休んでいかないの?」って。
「大丈夫~。次でご飯食べる予定だから」
「そっかー、頑張ってね」
「そっちも!」
次は十三階層。
一歩出れば、雨だー。小雨だけど、ずっと雨なのは嫌だなぁ。
岩の一本橋?で両サイドが、落ちたら海にドボン。
向かい側に岩場が広がってるのでダッシュで進む。
〈遊泳〉の指輪の効果で水は弾くけど、視界が悪いなぁ。
下の海を覗くとワニっぽいのが十頭くらい口をパカーンと開けてる。餌待ち!!
ちょっと悪戯心で辛い実の粉を袋でポチッて、錬金術でテニスボール状の丸薬にして、岩場から投げた。
「人間を食おうとすんな!」
ワニは丸い物体にバッと食いついた。動くものに反応するんだよな。
ワニが縦にザーーーンとジャンプしてから海面にダバーーーーンと落ちて、ピチピチしてオコになって、何かビームみたいなの出した。
危ねぇ!
岩の橋が崩れ落ちた。ヤバ!
ワニは落ちた岩に埋まった。自滅。
ところで橋って、後から戻るよね!?
後から来た人たちが進めないとか大問題だよ。
ちょっとビビったけど、先に進もう。
スマートウオッチのMAPの反応をチェックして岩場の危険地帯を避けるルートを考える。
ここはマップ情報によると横に歩くクモ、飛ぶ貝、フナムシ、マーマン。
マーマン・・・。いやかも。
横に歩くクモってサワガニとかじゃないのかな。
この階はなんかキモいから隠し部屋とか無視しよう。
マーマンとか嫌だ。
走ってたら海藻びっしりの地面が見えたのだけど、あえて採りたいものではないのでスルーしようとそのまま走っていたら、ヒジキが動いた!
ギャーーーーーー!!!
緑のもじゃもじゃが襲ってきた!キモい!
短銃ライター攻撃!!
雨で何もかもシケってて火の通りが悪い!
だけど十分威嚇になったのでダッシュで逃げた。
もうここ嫌い。海ダンジョン嫌いだ。
変なの出る場所避けたはずなのにマーマンの群れに出会した。ちくしょー!
シイラみたいな本体に人間のような太増しい腕と脚が生えてるって言う謎の生き物だ。
生意気に槍を持ってる。
「ギギギ!」
「ギーーー」
無心に天河を振り回す。刀の方が俺を使ってくれてる感じだ。
マーマンは槍を大雑把に振る。仲間との統制は取れてないようだ。
天河は魔力を勝手に吸って、風魔法で刀が届いてない場所にいるマーマンも真っ二つにしてくれた。頼りになる刀だよ。
マーマンが全滅した。
おえぇ。
生臭いし、ビチビチ動く手脚と尻尾キモい。
息絶えると臭いと共に存在は消える。
ドロップは槍とシイラの切り身と古代の金貨銀貨?だった。
切り身はなんか嫌だな。
もう少しでセーフゾーンってところで、ホタテが飛んできた。
パカパカっと口を開けて襲ってくる。
パッ○マンか!
これがそのまま捕獲出来たら大きな貝柱が食えるのに!
貝殻の硬さも天河には通用しないので真っ二つにして。ドロップが真珠と小瓶。
小瓶を鑑定したら、喉にいいシロップだそう。
このダンジョン、宝石が多いな。
やっとこさ、セーフゾーンに入った。
雨が降ってない空間がありがたいね。濡れはしてないけど、湿気とマーマンで気分は最悪だったので〈ルーム〉でシャワーを浴びることに。
昼飯にあたたかい物が食べたいと棚に入っていたカップ麺を食べる。
んー、物足りないなぁ。
スマホを覗いて、ファ○チキとコーヒーをポチった。
ダンジョンマップの情報を見るとまだ先でもマーマン出てくる。嫌だなぁ。
と言っても大きいカニが十七階にいるので十七階までは頑張らないと。
二十階のボスは空飛ぶクジラか大きいエビらしい。
食えないエビには興味ないけど。
三日って言っちゃったし、三日は頑張るとして、今のペースと強くなっていく敵のレベルを考えるといけるのは二十五回層までかな。
完全攻略は三十五階だって。一週間いられたらクリア出来たかな?でも魚人とマーマンが嫌だ。
どうしても嫌になったら、ゲートのある十五階まで行くか、十階層に転移して帰ろう。
さて、タバコ休憩も取れたし、次に進むか。
十四階層スタートは、マングローブの森の中。足場は海水に浸かってる。
そのまま歩くか、ゴリラの如く腕力に物を言わせて枝を伝うか、ピョンピョン飛んで歩くか。
エンジン付きゴムボートを買うかと一瞬考えたが、どう考えても魔法のが手っ取り早いと考え直した。
〈飛翔〉って何かの作品で見たんだ。ピッ○ロさんも空飛んでたじゃん!
俺も飛べるはず!!
よし、高く早く飛べ!〈飛翔〉!!
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