117 / 160
偽神編
ティグレの証言
しおりを挟む『ヒロインの持つブローチを壊す』というのは『めいく♡じぇしか~イケメン達とイケナイことしてたら世界を救っちゃいました⭐︎~』の『悪役令嬢アンティエーヌ』の罪状だ。けれど実際には、アンティエーヌはずっと俺と一緒にいた。ご不浄なんかは『王家の影』である女生徒がそれとなく自然に一緒に入り護衛件監視をしているので証拠は完璧だ。それが何故?考えられるのは偽神戯の『強制力』。もうひとつは ーーー
このクソビッチ。ジェシカ・ノーフォークが『めいく♡じぇしか~イケメン達とイケナイことしてたら世界を救っちゃいました⭐︎~』の内容を知っていて、それに沿うように証言しているというパターン。
ジェシカ・ノーフォークは王妃様と同じ『転生者』ではないか?
これはまだ憶測の域を出ない。だが四公や両陛下、それにラドに報告したほうがいいだろう。場合によっては、歪ではあるが大事には至らないこの偽神戯が崩壊してしまう。
「さ…さっき……そう!この授業が始まる前です!!」
「だから俺が一緒に……」
「ト…トイレです!!トイレで、あたし……アンティエーヌさんに…」
おっと、そうきたか…。女子トイレには俺は入って行けねぇからなぁ。
ここで『王家の影』の存在をバラすか?いや、でもなぁ…。
「………ノーフォーク嬢は今日は一般生徒が使用する厠には行っていないよ」
「えっ…」
「え………」
「は?」
「え…?な、何を言っているんだ、ティグレ?」
「行っていない。今日は王族専用寮から直接ここに来た。俺が証言できる。彼女は学園の厠には行っていない」
まさかのティグレからの援護射撃。なんか知らんがジワッと目頭が熱くなった。ティグレー!やっぱりおまえ……
「馴れ合うつもりはない。でも虚偽の発言はいつかは露呈するからね」
……俺はよほど嬉しそうにしちまったんだろうか。めっちゃ釘を刺されたんだが?
1,220
あなたにおすすめの小説
魔法学園の悪役令息ー替え玉を務めさせていただきます
オカメ颯記
BL
田舎の王国出身のランドルフ・コンラートは、小さいころに自分を養子に出した実家に呼び戻される。行方不明になった兄弟の身代わりとなって、魔道学園に通ってほしいというのだ。
魔法なんて全く使えない抗議したものの、丸め込まれたランドルフはデリン大公家の公子ローレンスとして学園に復学することになる。無口でおとなしいという触れ込みの兄弟は、学園では悪役令息としてわがままにふるまっていた。顔も名前も知らない知人たちに囲まれて、因縁をつけられたり、王族を殴り倒したり。同室の相棒には偽物であることをすぐに看破されてしまうし、どうやって学園生活をおくればいいのか。混乱の中で、何の情報もないまま、王子たちの勢力争いに巻き込まれていく。
婚約破棄された悪役令息は隣国の王子に持ち帰りされる
kouta
BL
婚約破棄された直後に前世の記憶を思い出したノア。
かつて遊んだことがある乙女ゲームの世界に転生したと察した彼は「あ、そういえば俺この後逆上して主人公に斬りかかった挙句にボコされて処刑されるんだったわ」と自分の運命を思い出す。
そしてメンタルがアラフォーとなった彼には最早婚約者は顔が良いだけの二股クズにしか見えず、あっさりと婚約破棄を快諾する。
「まぁ言うてこの年で婚約破棄されたとなると独身確定か……いっそのこと出家して、転生者らしくギルドなんか登録しちゃって俺TUEEE!でもやってみっか!」とポジティブに自分の身の振り方を考えていたノアだったが、それまでまるで接点のなかったキラキライケメンがグイグイ攻めてきて……「あれ? もしかして俺口説かれてます?」
おまけに婚約破棄したはずの二股男もなんかやたらと絡んでくるんですが……俺の冒険者ライフはいつ始まるんですか??(※始まりません)
新しい道を歩み始めた貴方へ
mahiro
BL
今から14年前、関係を秘密にしていた恋人が俺の存在を忘れた。
そのことにショックを受けたが、彼の家族や友人たちが集まりかけている中で、いつまでもその場に居座り続けるわけにはいかず去ることにした。
その後、恋人は訳あってその地を離れることとなり、俺のことを忘れたまま去って行った。
あれから恋人とは一度も会っておらず、月日が経っていた。
あるとき、いつものように仕事場に向かっているといきなり真上に明るい光が降ってきて……?
※沢山のお気に入り登録ありがとうございます。深く感謝申し上げます。
婚約者の王子様に愛人がいるらしいが、ペットを探すのに忙しいので放っておいてくれ。
フジミサヤ
BL
「君を愛することはできない」
可愛らしい平民の愛人を膝の上に抱え上げたこの国の第二王子サミュエルに宣言され、王子の婚約者だった公爵令息ノア・オルコットは、傷心のあまり学園を飛び出してしまった……というのが学園の生徒たちの認識である。
だがノアの本当の目的は、行方不明の自分のペット(魔王の側近だったらしい)の捜索だった。通りすがりの魔族に道を尋ねて目的地へ向かう途中、ノアは完璧な変装をしていたにも関わらず、何故かノアを追ってきたらしい王子サミュエルに捕まってしまう。
◇拙作「僕が勇者に殺された件。」に出てきたノアの話ですが、一応単体でも読めます。
◇テキトー設定。細かいツッコミはご容赦ください。見切り発車なので不定期更新となります。
本当に悪役なんですか?
メカラウロ子
BL
気づいたら乙女ゲームのモブに転生していた主人公は悪役の取り巻きとしてモブらしからぬ行動を取ってしまう。
状況が掴めないまま戸惑う主人公に、悪役令息のアルフレッドが意外な行動を取ってきて…
ムーンライトノベルズ にも掲載中です。
優秀な婚約者が去った後の世界
月樹《つき》
BL
公爵令嬢パトリシアは婚約者である王太子ラファエル様に会った瞬間、前世の記憶を思い出した。そして、ここが前世の自分が読んでいた小説『光溢れる国であなたと…』の世界で、自分は光の聖女と王太子ラファエルの恋を邪魔する悪役令嬢パトリシアだと…。
パトリシアは前世の知識もフル活用し、幼い頃からいつでも逃げ出せるよう腕を磨き、そして準備が整ったところでこちらから婚約破棄を告げ、母国を捨てた…。
このお話は捨てられた後の王太子ラファエルのお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる