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代償は様々
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「んあっ!?」
私は自分の声で目を覚ました。
フローラさんを教師役に、私とセリカさんの三人で魔物の即席勉強会を開いていたはずだが、どうやらいつの間にか寝落ちしてしまっていたらしい。
そして私は魔物に追い掛け回されるという悪夢に魘されていた。魔物図鑑を見ていたせいだと思う。それで起きたという訳だ。
見るとフローラさんもセリカさんも仲良く寝落ちしていた。やはり知らず知らずの内に激戦の疲れが出たのかも知れないな。無理もない。
私はお二人を起こさないようにゆっくりとその場を離れ、ステラさんとラウムさんの様子を見に行った。
◇◇◇
「グキュウウウッ!」
ステラさんが寝ているベッドの方から、腹の虫が盛大に鳴る音が聞こえて来た。その音で目が覚めたのか、ステラさんは顔を真っ赤にしている。
「おはようございます、ステラさん。お腹空いちゃいましたか?」
「...お恥ずかしい限りです...」
「いえいえ、健康な証拠ですよ。ちょっと待ってください」
私は自分の収納の中から保存の効く缶詰めや乾パン、干し肉などの食料を出してあげた。本当はセリカさんに頼めば温かい料理を出して貰えるんだけど、ぐっすり寝てるんで起こすのも可哀想だしね。
「すいません...お世話になります...」
ステラさんは保存食をパク付きながら、隣で寝ているラウムさんの様子を伺った。
「ラウムさん、大分体の方が元に戻って来たみたいですね」
言われて気付いた。確かにステラさんが言う通り、あの幼児体型だったラウムさんの体は今、10歳前後の少女の体型へと変化しつつあった。
「本当に不思議な能力ですよねぇ...こんな代償を支払わなきゃいけないのはともかくとして...」
「全くです...私の代償なんてせいぜい今のようにお腹が空くだけなのに...」
「えっ!? ステラさんにも代償があったんですか!?」
それは初耳だった。今まで散々こき使ってしまってなんか申し訳ない気分になる。
「えぇ、私の場合は飛ぶ距離が長ければ長いほどお腹が空きます」
「あぁ、だから鉱山都市ビエンでの採掘ツアーの時、あんなに大食いだったんですか!?」
「はい、あの時は王都からずっと飛びっ放しでしたから」
私はようやく合点が行った。ステラさんがいきなり大食いキャラになっちゃってビックリしたもんね。
なるほどね。それまではあんまり長い距離を飛んでなかったから、そんなに食べる必要もなかったってことか。
また一つ、獣人の方に関する知識が増えたね。
私は自分の声で目を覚ました。
フローラさんを教師役に、私とセリカさんの三人で魔物の即席勉強会を開いていたはずだが、どうやらいつの間にか寝落ちしてしまっていたらしい。
そして私は魔物に追い掛け回されるという悪夢に魘されていた。魔物図鑑を見ていたせいだと思う。それで起きたという訳だ。
見るとフローラさんもセリカさんも仲良く寝落ちしていた。やはり知らず知らずの内に激戦の疲れが出たのかも知れないな。無理もない。
私はお二人を起こさないようにゆっくりとその場を離れ、ステラさんとラウムさんの様子を見に行った。
◇◇◇
「グキュウウウッ!」
ステラさんが寝ているベッドの方から、腹の虫が盛大に鳴る音が聞こえて来た。その音で目が覚めたのか、ステラさんは顔を真っ赤にしている。
「おはようございます、ステラさん。お腹空いちゃいましたか?」
「...お恥ずかしい限りです...」
「いえいえ、健康な証拠ですよ。ちょっと待ってください」
私は自分の収納の中から保存の効く缶詰めや乾パン、干し肉などの食料を出してあげた。本当はセリカさんに頼めば温かい料理を出して貰えるんだけど、ぐっすり寝てるんで起こすのも可哀想だしね。
「すいません...お世話になります...」
ステラさんは保存食をパク付きながら、隣で寝ているラウムさんの様子を伺った。
「ラウムさん、大分体の方が元に戻って来たみたいですね」
言われて気付いた。確かにステラさんが言う通り、あの幼児体型だったラウムさんの体は今、10歳前後の少女の体型へと変化しつつあった。
「本当に不思議な能力ですよねぇ...こんな代償を支払わなきゃいけないのはともかくとして...」
「全くです...私の代償なんてせいぜい今のようにお腹が空くだけなのに...」
「えっ!? ステラさんにも代償があったんですか!?」
それは初耳だった。今まで散々こき使ってしまってなんか申し訳ない気分になる。
「えぇ、私の場合は飛ぶ距離が長ければ長いほどお腹が空きます」
「あぁ、だから鉱山都市ビエンでの採掘ツアーの時、あんなに大食いだったんですか!?」
「はい、あの時は王都からずっと飛びっ放しでしたから」
私はようやく合点が行った。ステラさんがいきなり大食いキャラになっちゃってビックリしたもんね。
なるほどね。それまではあんまり長い距離を飛んでなかったから、そんなに食べる必要もなかったってことか。
また一つ、獣人の方に関する知識が増えたね。
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