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またもやお約束の

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「お疲れ様でした。ではステラさん以外の希望を述べましょうか。どの部屋にします?」

「まずはパーティーリーダーであるカリナさんが決めて下さいよ」

 セリカさんがそう言ってくれた。

「いいんですか? じゃあ私は一階の端の部屋がいいです」

「それじゃあ次はラウムさん」

「いや、私よりもセリカの方が古参だろう? セリカが先に決めてくれ」

「いいんですか? それじゃあ私は二階の真ん中の部屋で」

「私も二階がいい。二階の残りの一部屋で」

「決まりましたね。良かった。小さい子供が居るアスカさんの部屋は一階の方が良いと思ってましたから。無理なく決まって良かったです」

 こうして全ての部屋割りが決まった。後は各々の部屋のレイアウトを決めながら、アスカさんとルキノちゃんの到着を待った。

 それから三日後、アスカさんとルキノちゃんがパーティーホームにやって来た。

「いらっしゃいませ! ようこそ我が『エリアーズ』のパーティーホームへ! 歓迎します!」

「これからお世話になります。よろしくお願い致します。ほら、ルキノもご挨拶して?」

「...ます...」

 ルキノちゃんは人見知りなのか、お母さんであるアスカさんの後ろに隠れたまんまだ。可愛えのぉ~♪ まぁ追々慣れて行って貰おう。

 それにしてもトンガリ帽子を脱いだアスカさんの顔をマジマジと見たが、とても5歳の娘が居るとは思えないくらいに若々しい。金髪碧眼の美人さんだ。ルキノちゃんはお母さんにそっくりだね。

「あの、失礼ですが...アスカさんってお幾つなんですか?」

「私は今年25歳になります」

「そうなんですか!? お若く見えますね」

 どう見ても10代にしか見えない。

「あら、ありがとうございます。皆さんのお年をお聞きしても?」

「私は15歳です」

 これはセリカさん。

「私は18歳です」

 これはステラさん。

「私は19歳だ」

 これはラウムさん。

「私は10歳です」

「なるほど。当然ながら私が一番歳上...んんん!? 今なんて!?」

 おっと、今回は少し反応が遅れたね。

「10歳なんです」

「...マジで!?」

「マジです...」

「マ・ジ・で!?」

「マ・ジ・で・す」

「...ルキノがあと5年でここまで成長するなんてとても思えない...」

「...アスカさん、それには激しく同意します...」

「...ルキノちゃんにはゆっくりと成長して行って貰いたいですよね...」

「...あぁ、分かる分かる...カリナが二人になったら堪らんわな...」

 なんだか随分と失礼な言い回しじゃないの!?

 ともあれ新しい仲間と拠点を手に入れた私達は、これから更なる飛躍を期待するのだった。
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