【完結】どいつもこいつもかかって来やがれ2nd season

pino

文字の大きさ
38 / 43

楓せんせー

しおりを挟む

 この後早川んちに行く予定だから、距離的に考えて楓の家に来た。早川にはアポ無しだけど大丈夫だろ。むしろ俺が来たら喜びそうだし。

 久しぶりに来た楓の部屋。懐かしくて嬉しくなった。


「おー、相変わらず漫画いっぱいあるな!ん?少女漫画?お前こんなの読んでたっけ?」

「ああ、彼氏に借りたやつだ。読んでみるとなかなか面白いぜ?」

「へ、へー、彼氏にね……」


 楓の彼氏にはまだ会ってねぇけど、少女漫画読んでるとか女みたいな男なのかぁ?
 今まで俺と楓の周りにそんな奴居なかったからちょっと意外で驚いたわ。


「うし!時間が惜しいからとっとと教えてくれよ」

「いいけど、本当にやるからな?嫌だったら言えよ?」

「かかって来やがれ!」


 楓は学ランを脱いでワイシャツのボタンを数個外して俺に近寄って来た。俺は楓だったから身構えず普通にしてた。


「まずキスからな。こんな風に自然に近付いてしてやる」


 顔を近付けて俺にキスをする振りをした。
 これぐらいなら早川にしてるし、なんとなく分かるな。


「そんで、しながらボディタッチだ。ここも自然にな?」

「おう」


 今度は胸を触られた。少しくすぐったかったけど、我慢出来た。そしてもう一つの手で腰の辺りを触られた。


「俺はこの時、腰を引き寄せて下半身をくっ付けたりするんだけど、これは好みだ。くっ付けて相手の反応見たりするのもいいし、しないでそのまま進めてもいい」

「へー、確かにこれなら自然にチェック出来るな」


 下半身の反応をこれで確認出来るのか。


「もし、まだ反応が薄かったらもっと興奮させてやる為にキスを続ける。服を脱ぐのも脱がせるのも有りだな」

「それ!自然に脱がせるのってどうやればいいんだ?」

「イチャイチャしながら普通に脱がせても良いと思うけど、ワイシャツならキスしながらでもボタン外せるだろ?こんな風に」


 楓は喋りながら俺のワイシャツの一番上のボタンを片手で外して見せた。
 なるほどなー。さすがモテる男は発想がちげぇな。
 でも片手ってちょっと俺もやってみるか。


「こんな風か?」


 楓のワイシャツの残ったボタンに片手でいじってみる。難しいけど、これくらいならすぐに外す事が出来た。問題はキスをしながら出来るかだな。


「そうそう。慣れれば意識しなくても出来るようになる。外したら直接触るんだ。相手の反応が良ければこっちも興奮するぜ」

「へー、なぁ楓のちょっと触ってみてもいいか?」

「触る!?い、いいけど……どこをだ?」

「乳首!」

「ああ、そっちね。どーぞ」


 胸何か男には無いんだし、乳首しかねぇと思うんだけど……
 楓の許可を取ってからはだけたワイシャツから見えてる乳首をチョンっとしてみる。すると、触った方の乳首が立った。
 

「乳首が硬くなった!気持ちいいのか?」

「気持ちいいって言うか、触られたからな。俺あんま乳首感じねぇんだよ」

「俺も!前に早川に触られたけど、くすぐったいだけだった」

「触られた事はあるんだな。舐められた事は?」

「無い。てか乳首を舐めるとか……」


 何かエロいな。早川の乳首舐めたらどんな反応するかなー?


「俺の彼氏はさ乳首感じるみたいでさ、良く舐めるんだけどな。貴哉も舐めてもらったら気持ち良いかもよ」

「うーん、くすぐったそうだけどな」

「貴哉のちょっといじっていいか?」

「おう」


 楓だったから特に何も考えずにワイシャツを捲って乳首を出してやった。
 もしかして触るコツとかあるのか?
 俺は見逃すまいと楓の指遣いをジーッと見ていた。


「やだったら言って」

「ん」


 楓は俺の乳首を摘むんじゃなくて指の腹で擦って来た。するとくすぐったさは無くて、触られているっていう感覚だけがあった。
 なるほどな、そういう触り方もあるのか。


「楓すげぇな!他にはあるのか?」

「え?うーん、じゃあ」

「……いっひゃあ!」

「あ、ごめん」


 いきなり引っ張られて変な声が出ちまった!くすぐったくは無かったけど、何か変な感じがしたぞ!


「痛かったか?悪い悪い」

「いや、痛くはねぇけど、んー、何か変な感じだった」

「変な感じ?……なぁ舐めてみていい?」

「おう!」


 楓は少し頭を下げて俺の胸に舌を這わせて来た。
 ペロッとされて、一瞬くすぐったかったけど、楓は構わずそのまま吸い付いて来た。
 うわー、何かすげー事されてんな俺!


「か、楓っお前っ」


 されるがままの俺は未知の感覚に襲われて楓の頭を掴んでいた。何だよコレ!何か体に小さい電気が走るみたいな。
 舌でチロチロとされる度に体がビクッと反応してしまった。


「……ど?きもちー?」

「ん、体が変だ……」


 そうして俺はとうとう立っている事が出来なくなり、楓に寄りかかって抱き付いてしまった。
 何だよこの敗北感……


「はぁ、楓はやっぱすげーな」

「貴哉……」


 楓は俺を呼んだ後、力無く寄りかかる俺を支えてベッドに運んでくれた。
 今楓にしてもらったのを早川にしたら同じ反応してくれるかな?


「なぁ貴哉、俺の事信じてくれるか?」

「ん?楓の事は信じてるけど?でも何を?」

「なら、少しだけ我慢してくれ」

「我慢?え、ちょ!うわ!」


 真剣な顔で俺をベッドに押し倒す楓。
 いきなりどうしたんだ!?


「貴哉には口で教えるよりやって教えた方が分かりやすいみたいだから、出来る範囲でやって教えようと思う。勿論お互い恋人いるし、キスや最後まではしねぇよ」

「出来る範囲で……?」


 確かに、実際やってもらった方が分かりやすい。こんな事、他のやつに聞けねぇし、楓だから頼めるしな。
 よし、とことん教えてもらおうじゃねーか!


「分かった。頼むぜ楓せんせー」


 腹を括った俺がニッと笑うと、楓もニッと悪そうに笑った。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない

了承
BL
卒業パーティー。 皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。 青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。 皇子が目を向けた、その瞬間——。 「この瞬間だと思った。」 すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。   IFストーリーあり 誤字あれば報告お願いします!

あなたと過ごせた日々は幸せでした

蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました

あと
BL
「お兄ちゃん!人肌脱ぎます!」 完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け 可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…? 攻め:ヴィクター・ローレンツ 受け:リアム・グレイソン 弟:リチャード・グレイソン  pixivにも投稿しています。 ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。

批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした

リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。  仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!  原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!  だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。 「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」  死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?  原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に! 見どころ ・転生 ・主従  ・推しである原作悪役に溺愛される ・前世の経験と知識を活かす ・政治的な駆け引きとバトル要素(少し) ・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程) ・黒猫もふもふ 番外編では。 ・もふもふ獣人化 ・切ない裏側 ・少年時代 などなど 最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。

殿下に婚約終了と言われたので城を出ようとしたら、何かおかしいんですが!?

krm
BL
「俺達の婚約は今日で終わりにする」 突然の婚約終了宣言。心がぐしゃぐしゃになった僕は、荷物を抱えて城を出る決意をした。 なのに、何故か殿下が追いかけてきて――いやいやいや、どういうこと!? 全力すれ違いラブコメファンタジーBL! 支部の企画投稿用に書いたショートショートです。前後編二話完結です。

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

処理中です...