4 / 26
第4話『一目惚れで結婚』
しおりを挟む
サトシは開拓に適した場所を
探すため森林の奥深くに突き進んでいた。
「水源の確保を簡単にしたいから
できれば小川の近くなんかが良いんだがな
あとは多少の平地があれば望ましいが……贅沢か」
そんなことを考えながら歩いて
いると突如、開けた平原に出た。
「なんだよ。このだだっ広い平原!
ここって森林の中だよな?
つーか、おいおいおいおい!!
なんだあれっ?!」
サトシはいままでの冒険でも
見たことないような異様な
光景を目にする。
直径100メートルはある
巨大な世界樹に
膨大な数の魔物の軍勢が、
破壊せんとしていたのだ。
「ざっと……1000はいるな。
あの8本腕がこの魔物部隊のボスか。
それにしてもアイツら
何をしているんだ……森林破壊?」
10メートルくらいの背丈の
八本腕の2足歩行の魔物が
先頭に立ち1000体以上の
魔物をひき連れ大樹を攻撃していた。
「ふえぇ……。そこの旅人。
妾《わらわ》をたすけてのじゃ~!!」
サトシの脳内に直接、
おさない子供の声が聞こえてくる。
「……っどこにいる!?
いま助けるぞ!」
「お主《ぬし》の目の前の巨大な木があるじゃろ?
それが妾《わらわ》じゃ~!」
「木っ?!」
「なのじゃ~! 魔物どもに引っ掻かれまくって
妾《わらわ》、このままじゃ死になのじゃ~っ!」
「だいたいわかった!
任せろ! 広域《スケール》。沼地《スワム》。石化《ストーン》。刺突《スパイク》」
サトシが詠唱をとげる、地面が光輝く。
直径100メートルの巨大な大樹を
取り囲む形で陣形を組んでいた
1000体の魔物とその先頭に立つ
8本腕の魔物たちがずぶずぶずぶと
地中に飲み込まれていき地中
100メートル地点まで沈んでいき、
次の瞬間に魔物を取り囲む周囲の
土が急速に凝固し石となる。
そして最後に地中100メートルに
埋まった魔物を取り囲む石の壁の
内側から無数の巨大な棘が飛び出し、
魔物の全身を刺し貫く。
サトシの即死コンボ。
鉄の処女。
往年のFFのバニッシュ・デスのコンボ
ドラクエのマヌーサ・ザラキのコンボ
を想起させる即死コンボだ。
初見の敵を有無を言わせず
殺戮することが可能である。
対象が地面に接していれば、
という条件付きではあるが。
「ふぅ~。いっちょあがりだ!」
「四天王の一柱、魔神将ドボルザークと
そのお供の1000体の魔物の群れが一瞬でっ!?
おっ……お主は一体何者なのじゃ!」
「俺か? 俺は土属性のサトシだ」
「むぅ?……ツチゾクセー・ノサトシ?
随分と変わった名前じゃの?」
「いやいや違うぞ。サトシが名前。
"土属性"は俺の能力名だ!」
「むぅ。よくは分からんが、
サトシとやら妾を助けて
くれてありがとうなのじゃ
今回ばかりは死を覚悟していたのじゃ」
「どうも」
「うむ。その褒美として妾を妻とする
ことを認めるのじゃ」
「妻……? それはえっと
俺と結婚するということか?」
「そうじゃ。光栄に思うがよい。
妾は伝承に伝えられる存在。
まぁ、地域によって呼び名は変わのじゃが」
曰《いわ》く、ユグドラシル。
曰《いわ》く、セフィロト。
曰《いわ》く、世界樹と言われる存在じゃ。
そんな妾と結婚できるとはお主は
めっちゃついておるの?」
「世界樹……? とかはともかくとしてだ、
そもそも人間と木……しかも大樹と
結婚をしても良いものなのか?」
「なんじゃ? 男は細かいことを
気にするものではないぞ。」
(細かいか?!)
「でだ、結婚しないとどうなる?」
「主が結婚してくれないと。
妾は枯れる、つまり死ぬのじゃな……。
もとより約束の年月までに妾の
旦那となるべき相手を見つけて
結婚しなければ死ぬという
世界樹の契約があっての。
そして……今日がその最終日なのじゃ」
「死んじゃうのか……
それは……ダメだな」
腕を組んで目をつぶり
2秒ほど考えたあと、サトシは応える。
「おしっ、俺も男だ! 結婚しよう!
いますぐだ! 俺も男だ、
相手が木だろうが、何だろうが、
……そんなの関係ねぇっ!」
俺は大樹を愛せるような心の
広い男になるべきなのだ!
それに、異性(?)からの
アプローチ、これを無下に
するのは男が廃るというものだ。
「さすが妾の旦那様じゃの
思い切りの良い男である!
惚れ直したのじゃ。
旦那様よ安心するのじゃ。
さすがにこの木の姿の妾に欲情
されても妾の方が困惑するのでの
人に变化するのじゃ」
「安心しろ。俺はデンドロフィリアじゃない」
「むぅ……。でんどろ、ふいりあ?
その言葉も妾は初めて聞いたのじゃな」
「業が深すぎる言葉なので知らなくて良い。
無論、俺は違うので安心して欲しい」
「旦那様は、いろいろな言葉を
知っていて興味深いの。
妾に外の世界のことをいろいろ教えてたもれ。
それではお主と同じ、人に变化するのじゃ」
そう言うやいなや100メートルの
大樹だったものが急速に縮小。
130cmの銀髪幼女の姿に変わる。
まるで宝石のようにキラキラと輝く
琥珀色のつぶらな瞳。
小さくて柔らかそうな艶のある唇。
肌はきめ細かく美しいが
うっすらと褐色が入っている。
健康的な美しさだ。
そして銀色に輝く髪は腰の
長さまでありその一本一本が
まるで絹糸のような艶やかさであった。
胸は手のひらにおさまるほどの
ほどよい大きさで形が良い。
(ひゃっはぁーっ!!!!
ぃやあったぜえっ!!!!)
「……。おほんっ。なるほどな。
ところで念のために聞いておくが
お前さんは年はいくつなんだ?
何年、と聞いた方が正しいか?」
「何歳で良い。妾にとって大樹の姿も
人の姿も等しく本来の姿なのじゃ。
正確には婚儀を結んだ相手と
同じ種族になれるのじゃな。
だから今の人の姿も妾の
真の姿ということになのじゃな。
さて、質問についての回答なのじゃが。
妾は生まれてから18年経つ、
だから人間で言うところの18歳なのじゃ」
「なるほど……興味深い」
「むぅ。旦那さまにとて妾は
ちと幼すぎる容姿に見えるかの?
心配するでないぞ。
今は魔神将の襲撃で致命的な
損傷を負っているからこの姿
じゃが、本来の妾の持つ
膨大なマナさえ取り戻せば
もっと"ぐらまらぁす"な
姿にもなれるのじゃ。
いまの童子っぽい体型なのは
マナを抑えるためだからじゃの。
エコ運転中ということなのじゃ
しばしはこの姿で我慢して
欲しいのぅ。旦那さまよ」
「っ! なるほど……。まぁ、その、
あんまり無理をするな。マナは大事だ。
それ以上に妻の健康が大事だ。
俺のために無理しなくていい。
そう……あるがままの自分で良いんだ。
むしろ仮にだ、今後マナが戻ったとして、
無理してグラマラスになる必要はない。
自分を犠牲にしてまで俺にあわせる必要はない
俺は、これからもありのままの君でいて欲しい」
「はて、そういうものかの?
妾の旦那さまは随分と
"じえんとるまん"のようじゃの
それではお言葉に甘えさせて
もらうとするのじゃな」
「そうだ……俺はジェントルマンだからな。
ところで俺の妻こと、世界樹よ。
今後の夫婦生活のためにも
名前を聞かせてくれないか?」
「ふーむ。みんな妾のことをそれぞれ
違った呼び方をするからのぅ……。
妾には名前がないのじゃ。
もし良かったら我が旦那さまよ
主が名付けの親になってくれるかの?」
サトシは目をつぶって考える。
(確か、北欧神話の世界樹……。
ユグドラシルの木の本来の名前は
ミーミルの聖樹だったか。
そのまま"ミーミル"だとちょっと
長いから縮めて"ミミ"とかはどうだろうか?)
「ミミ、という名前はどうだ?」
「ふむ、ミミか。
かわいらしい音なのじゃな。
覚えやすいし気に入ったぞ。
旦那さまよ、以後は妾のことは
ミミと呼ぶがよいぞ」
「ああ、ミミ。
それと結婚すからといって、
俺のことを旦那さまと呼ばなくて良い。
サトシと呼んでくれるか?」
「そうか。それでは我が旦那……、
サトシよ。これからも末永く
一緒に暮らして欲しいのじゃ!」
探すため森林の奥深くに突き進んでいた。
「水源の確保を簡単にしたいから
できれば小川の近くなんかが良いんだがな
あとは多少の平地があれば望ましいが……贅沢か」
そんなことを考えながら歩いて
いると突如、開けた平原に出た。
「なんだよ。このだだっ広い平原!
ここって森林の中だよな?
つーか、おいおいおいおい!!
なんだあれっ?!」
サトシはいままでの冒険でも
見たことないような異様な
光景を目にする。
直径100メートルはある
巨大な世界樹に
膨大な数の魔物の軍勢が、
破壊せんとしていたのだ。
「ざっと……1000はいるな。
あの8本腕がこの魔物部隊のボスか。
それにしてもアイツら
何をしているんだ……森林破壊?」
10メートルくらいの背丈の
八本腕の2足歩行の魔物が
先頭に立ち1000体以上の
魔物をひき連れ大樹を攻撃していた。
「ふえぇ……。そこの旅人。
妾《わらわ》をたすけてのじゃ~!!」
サトシの脳内に直接、
おさない子供の声が聞こえてくる。
「……っどこにいる!?
いま助けるぞ!」
「お主《ぬし》の目の前の巨大な木があるじゃろ?
それが妾《わらわ》じゃ~!」
「木っ?!」
「なのじゃ~! 魔物どもに引っ掻かれまくって
妾《わらわ》、このままじゃ死になのじゃ~っ!」
「だいたいわかった!
任せろ! 広域《スケール》。沼地《スワム》。石化《ストーン》。刺突《スパイク》」
サトシが詠唱をとげる、地面が光輝く。
直径100メートルの巨大な大樹を
取り囲む形で陣形を組んでいた
1000体の魔物とその先頭に立つ
8本腕の魔物たちがずぶずぶずぶと
地中に飲み込まれていき地中
100メートル地点まで沈んでいき、
次の瞬間に魔物を取り囲む周囲の
土が急速に凝固し石となる。
そして最後に地中100メートルに
埋まった魔物を取り囲む石の壁の
内側から無数の巨大な棘が飛び出し、
魔物の全身を刺し貫く。
サトシの即死コンボ。
鉄の処女。
往年のFFのバニッシュ・デスのコンボ
ドラクエのマヌーサ・ザラキのコンボ
を想起させる即死コンボだ。
初見の敵を有無を言わせず
殺戮することが可能である。
対象が地面に接していれば、
という条件付きではあるが。
「ふぅ~。いっちょあがりだ!」
「四天王の一柱、魔神将ドボルザークと
そのお供の1000体の魔物の群れが一瞬でっ!?
おっ……お主は一体何者なのじゃ!」
「俺か? 俺は土属性のサトシだ」
「むぅ?……ツチゾクセー・ノサトシ?
随分と変わった名前じゃの?」
「いやいや違うぞ。サトシが名前。
"土属性"は俺の能力名だ!」
「むぅ。よくは分からんが、
サトシとやら妾を助けて
くれてありがとうなのじゃ
今回ばかりは死を覚悟していたのじゃ」
「どうも」
「うむ。その褒美として妾を妻とする
ことを認めるのじゃ」
「妻……? それはえっと
俺と結婚するということか?」
「そうじゃ。光栄に思うがよい。
妾は伝承に伝えられる存在。
まぁ、地域によって呼び名は変わのじゃが」
曰《いわ》く、ユグドラシル。
曰《いわ》く、セフィロト。
曰《いわ》く、世界樹と言われる存在じゃ。
そんな妾と結婚できるとはお主は
めっちゃついておるの?」
「世界樹……? とかはともかくとしてだ、
そもそも人間と木……しかも大樹と
結婚をしても良いものなのか?」
「なんじゃ? 男は細かいことを
気にするものではないぞ。」
(細かいか?!)
「でだ、結婚しないとどうなる?」
「主が結婚してくれないと。
妾は枯れる、つまり死ぬのじゃな……。
もとより約束の年月までに妾の
旦那となるべき相手を見つけて
結婚しなければ死ぬという
世界樹の契約があっての。
そして……今日がその最終日なのじゃ」
「死んじゃうのか……
それは……ダメだな」
腕を組んで目をつぶり
2秒ほど考えたあと、サトシは応える。
「おしっ、俺も男だ! 結婚しよう!
いますぐだ! 俺も男だ、
相手が木だろうが、何だろうが、
……そんなの関係ねぇっ!」
俺は大樹を愛せるような心の
広い男になるべきなのだ!
それに、異性(?)からの
アプローチ、これを無下に
するのは男が廃るというものだ。
「さすが妾の旦那様じゃの
思い切りの良い男である!
惚れ直したのじゃ。
旦那様よ安心するのじゃ。
さすがにこの木の姿の妾に欲情
されても妾の方が困惑するのでの
人に变化するのじゃ」
「安心しろ。俺はデンドロフィリアじゃない」
「むぅ……。でんどろ、ふいりあ?
その言葉も妾は初めて聞いたのじゃな」
「業が深すぎる言葉なので知らなくて良い。
無論、俺は違うので安心して欲しい」
「旦那様は、いろいろな言葉を
知っていて興味深いの。
妾に外の世界のことをいろいろ教えてたもれ。
それではお主と同じ、人に变化するのじゃ」
そう言うやいなや100メートルの
大樹だったものが急速に縮小。
130cmの銀髪幼女の姿に変わる。
まるで宝石のようにキラキラと輝く
琥珀色のつぶらな瞳。
小さくて柔らかそうな艶のある唇。
肌はきめ細かく美しいが
うっすらと褐色が入っている。
健康的な美しさだ。
そして銀色に輝く髪は腰の
長さまでありその一本一本が
まるで絹糸のような艶やかさであった。
胸は手のひらにおさまるほどの
ほどよい大きさで形が良い。
(ひゃっはぁーっ!!!!
ぃやあったぜえっ!!!!)
「……。おほんっ。なるほどな。
ところで念のために聞いておくが
お前さんは年はいくつなんだ?
何年、と聞いた方が正しいか?」
「何歳で良い。妾にとって大樹の姿も
人の姿も等しく本来の姿なのじゃ。
正確には婚儀を結んだ相手と
同じ種族になれるのじゃな。
だから今の人の姿も妾の
真の姿ということになのじゃな。
さて、質問についての回答なのじゃが。
妾は生まれてから18年経つ、
だから人間で言うところの18歳なのじゃ」
「なるほど……興味深い」
「むぅ。旦那さまにとて妾は
ちと幼すぎる容姿に見えるかの?
心配するでないぞ。
今は魔神将の襲撃で致命的な
損傷を負っているからこの姿
じゃが、本来の妾の持つ
膨大なマナさえ取り戻せば
もっと"ぐらまらぁす"な
姿にもなれるのじゃ。
いまの童子っぽい体型なのは
マナを抑えるためだからじゃの。
エコ運転中ということなのじゃ
しばしはこの姿で我慢して
欲しいのぅ。旦那さまよ」
「っ! なるほど……。まぁ、その、
あんまり無理をするな。マナは大事だ。
それ以上に妻の健康が大事だ。
俺のために無理しなくていい。
そう……あるがままの自分で良いんだ。
むしろ仮にだ、今後マナが戻ったとして、
無理してグラマラスになる必要はない。
自分を犠牲にしてまで俺にあわせる必要はない
俺は、これからもありのままの君でいて欲しい」
「はて、そういうものかの?
妾の旦那さまは随分と
"じえんとるまん"のようじゃの
それではお言葉に甘えさせて
もらうとするのじゃな」
「そうだ……俺はジェントルマンだからな。
ところで俺の妻こと、世界樹よ。
今後の夫婦生活のためにも
名前を聞かせてくれないか?」
「ふーむ。みんな妾のことをそれぞれ
違った呼び方をするからのぅ……。
妾には名前がないのじゃ。
もし良かったら我が旦那さまよ
主が名付けの親になってくれるかの?」
サトシは目をつぶって考える。
(確か、北欧神話の世界樹……。
ユグドラシルの木の本来の名前は
ミーミルの聖樹だったか。
そのまま"ミーミル"だとちょっと
長いから縮めて"ミミ"とかはどうだろうか?)
「ミミ、という名前はどうだ?」
「ふむ、ミミか。
かわいらしい音なのじゃな。
覚えやすいし気に入ったぞ。
旦那さまよ、以後は妾のことは
ミミと呼ぶがよいぞ」
「ああ、ミミ。
それと結婚すからといって、
俺のことを旦那さまと呼ばなくて良い。
サトシと呼んでくれるか?」
「そうか。それでは我が旦那……、
サトシよ。これからも末永く
一緒に暮らして欲しいのじゃ!」
167
お気に入りに追加
2,105
あなたにおすすめの小説
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
美少女に転生して料理して生きてくことになりました。
ゆーぞー
ファンタジー
田中真理子32歳、独身、失業中。
飲めないお酒を飲んでぶったおれた。
気がついたらマリアンヌという12歳の美少女になっていた。
その世界は加護を受けた人間しか料理をすることができない世界だった
転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる