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Episode 16 / もう1つの悲劇
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生存者4人 / 脱落者11人
side Yuri
井内と未来ちゃんが行ってしまってから2時間後、私たちも重い腰をあげて支配人室へ向かった。…例の部屋を通らないといけない。死体はすっかり片付いていたが、血の匂いや跡はは消えてはいなかった。海斗と渚が見ないようにしてくれたので、私は前だけ見て進んだ。
頑丈そうな扉を開けると、そこには1人の女性がいた。
J「いらっしゃい」
渚「…J」
悠理「お姉ちゃん……」
J「……早速だけど、LAST GAMEのルールを説明するわ。…ルールは簡単。この中から2人だけ、外に出られるわ。」
海斗「!」
渚「……残ったひとりは?」
J「…さぁ? 私に一生を捧げるか、もう一度GAMEするか。……どっちも嫌なら死ぬしかないんじゃない?」
悠理「ヒッ、」
J「そして……その2人を決めるのは貴女よ、悠理」
海斗「!まて、それは」
渚「…ちっ、どこまでもタチの悪いやつや…」
悠理「…なんで、私なの」
J「貴方がどちらを選ぶのか知りたくなったのよ。」
渚「そんなん海斗先輩に決まってるやろ!迷うな悠理!」
J「幼なじみで貴女のことしか見えてない“渚ちゃん”か……」
海斗「渚と、2人でここを出てくれ。頼む。…もう誰も死なせたくないんだよ。俺なら大丈夫だから。」
J「大好きな彼氏…“海斗”か。」
Jの声と2人の声が脳内で混ざりあって、だんだん遠くなる。
悠理「…………私は。」
side Yuri
井内と未来ちゃんが行ってしまってから2時間後、私たちも重い腰をあげて支配人室へ向かった。…例の部屋を通らないといけない。死体はすっかり片付いていたが、血の匂いや跡はは消えてはいなかった。海斗と渚が見ないようにしてくれたので、私は前だけ見て進んだ。
頑丈そうな扉を開けると、そこには1人の女性がいた。
J「いらっしゃい」
渚「…J」
悠理「お姉ちゃん……」
J「……早速だけど、LAST GAMEのルールを説明するわ。…ルールは簡単。この中から2人だけ、外に出られるわ。」
海斗「!」
渚「……残ったひとりは?」
J「…さぁ? 私に一生を捧げるか、もう一度GAMEするか。……どっちも嫌なら死ぬしかないんじゃない?」
悠理「ヒッ、」
J「そして……その2人を決めるのは貴女よ、悠理」
海斗「!まて、それは」
渚「…ちっ、どこまでもタチの悪いやつや…」
悠理「…なんで、私なの」
J「貴方がどちらを選ぶのか知りたくなったのよ。」
渚「そんなん海斗先輩に決まってるやろ!迷うな悠理!」
J「幼なじみで貴女のことしか見えてない“渚ちゃん”か……」
海斗「渚と、2人でここを出てくれ。頼む。…もう誰も死なせたくないんだよ。俺なら大丈夫だから。」
J「大好きな彼氏…“海斗”か。」
Jの声と2人の声が脳内で混ざりあって、だんだん遠くなる。
悠理「…………私は。」
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