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Episode 17 / 悠理の選択
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生存者???人 / 脱落者???人
side Yuri
悠理「ん……ねむい……」
身体中が痛い。気合いで身体を起こすと。……私の部屋だ。隣に誰かいる。
悠理「……海斗!!」
恋人の海斗だった。
海斗「ん………え!?…ここ、悠理んちだよな。…戻ってこれたのか……」
私は海斗が無事である事に胸を撫で下ろした。そして、
海斗「行こう。」
私たちは急いで家を出た。幼なじみの渚ちゃんの家はすぐそこだ。
5分も無い距離なのに長く、ながく感じる。やっとの思いでインターホンを押すと、普通に渚ちゃんが出てきた。あまりに普通に出てきたので拍子抜けしてしまったが、お互いの無事を喜びあった。
丁度、渚ちゃんも目を覚ましたところで私たちの安否を確認しようと、外に出る準備をしていたらしい。
……
Last GAME
悠理「私は……私は選べない。2人とも、大切な存在だもの。」
海斗/渚「…悠理」
悠理「……だから。だから、2人を外に出してください。私が、ここに残る。」
渚「ちょっと、悠理?!」
悠理「そのせいで私が死んだって構わない。2人が死ぬぐらいならずっっっっっと良い。」
海斗「いやでも、」
J「うふふふふ、えくせれーーんとっ☆さすが私の妹ね!」
悠理「……貴方は私のお姉ちゃんじゃない。」
J「え?」
悠理「わかるよ。3年ぐらい会ってなくたってわかる。それに、悔しいけど、優徒くんの話を聞いて確信した……お姉ちゃんは、三年前のゲームにまきこま………れ……て……」
ねむい。すごくすごく。ふかーーい海におぼれたような。
J「合格ね。まさかバレてたとは」
渚「悠理!おい、しっかりし………ろ……」
海斗「渚!?くっ……………」
頭のどこか遠いところで甲高いJの声と2人の声が混ざって……深い深い海の底で_____溶けた。
…………
そして、気付いたら家にいた。
…またいつか、あのゲームは開催されるんだろう。何十人もの人が死ぬんだろう。
でも私にはどうすることも出来なくて、無力で、辛い。…だからこそ私は絶対に皆の事も、あのゲームの事も忘れない。私たちはあのゲームの事を忘れちゃいけないんだ。
ずっと、ずっと皆への想いを背負って、一日一日を生きていく。
…………………
END
side Yuri
悠理「ん……ねむい……」
身体中が痛い。気合いで身体を起こすと。……私の部屋だ。隣に誰かいる。
悠理「……海斗!!」
恋人の海斗だった。
海斗「ん………え!?…ここ、悠理んちだよな。…戻ってこれたのか……」
私は海斗が無事である事に胸を撫で下ろした。そして、
海斗「行こう。」
私たちは急いで家を出た。幼なじみの渚ちゃんの家はすぐそこだ。
5分も無い距離なのに長く、ながく感じる。やっとの思いでインターホンを押すと、普通に渚ちゃんが出てきた。あまりに普通に出てきたので拍子抜けしてしまったが、お互いの無事を喜びあった。
丁度、渚ちゃんも目を覚ましたところで私たちの安否を確認しようと、外に出る準備をしていたらしい。
……
Last GAME
悠理「私は……私は選べない。2人とも、大切な存在だもの。」
海斗/渚「…悠理」
悠理「……だから。だから、2人を外に出してください。私が、ここに残る。」
渚「ちょっと、悠理?!」
悠理「そのせいで私が死んだって構わない。2人が死ぬぐらいならずっっっっっと良い。」
海斗「いやでも、」
J「うふふふふ、えくせれーーんとっ☆さすが私の妹ね!」
悠理「……貴方は私のお姉ちゃんじゃない。」
J「え?」
悠理「わかるよ。3年ぐらい会ってなくたってわかる。それに、悔しいけど、優徒くんの話を聞いて確信した……お姉ちゃんは、三年前のゲームにまきこま………れ……て……」
ねむい。すごくすごく。ふかーーい海におぼれたような。
J「合格ね。まさかバレてたとは」
渚「悠理!おい、しっかりし………ろ……」
海斗「渚!?くっ……………」
頭のどこか遠いところで甲高いJの声と2人の声が混ざって……深い深い海の底で_____溶けた。
…………
そして、気付いたら家にいた。
…またいつか、あのゲームは開催されるんだろう。何十人もの人が死ぬんだろう。
でも私にはどうすることも出来なくて、無力で、辛い。…だからこそ私は絶対に皆の事も、あのゲームの事も忘れない。私たちはあのゲームの事を忘れちゃいけないんだ。
ずっと、ずっと皆への想いを背負って、一日一日を生きていく。
…………………
END
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