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第二章、国王を粛正するまで
第38話・「帝国将軍レイラと会う前の出来事2・魔王軍幹部サキュバス編」
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ソルはレイラと出会う前に魔王城へ出向き、魔王軍幹部サキュバスのユウと対話していた。ソルはユウと対話する中で、俺を殺せればユウが魔王だと確約した。ユウはソルの首を吹き飛ばすことで勝利を確信するが・・・
「生贄召喚」
ど、どうして・・・
ユウはなにも分からず魔法陣の書かれた地面へ沈んで消えていく。
すぐにユウは魔法陣から現れる。
ソルはユウの肩に手を置く。
「ユウよ、お前の選択によって死ぬほどの苦しみを味合わせた。まあ、輩には後数回は死ぬほどの苦しみを味わってもらうことにしている」
ユウは生贄召喚による恐怖でガクガクと震えながら、後数回はこの苦しみを味合わないといけないと聞かされ、頭がおかしくなり眩暈までしてきた。
そこへソルが告げる。
「だが、元魔王から聞いている、お前は輩ではないと。ならば、お前が死んだのと同義であれば償えることとする。俺に忠誠を誓い召喚リストに加われ。加わらないのなら苦しみはいつまでも続く」
ユウに聞こえてきたのは元魔王が口添えしてくれたこと。ソルの召喚リストに加わらなければ、いつまでも恐ろしい苦しみが続くこと。それだけが聞こえた。
この苦しみから解放されるなら、どんなことでも、何でもする。
「忠誠を、誓い、ます。私を、ソル様の、召喚、リスト、に加えて、ください」
「生贄」
ソルの生贄によりユウは魔法陣の中に沈んでいく。
召喚リストにユウが加わったのを確認するとすぐに召喚する。
「ユウ、今までのわだかまりは全てなかったこととしよう!俺と一緒に魔王軍を盛り上げよう!」
ソルはにこやかな顔でユウへ手を差し出す。
ユウはソルの変わりように驚きながらも、よろしくお願いしますとソルの手を握る。
「さて、ユウが怯えているといけないから処遇を説明しよう。まず、俺の召喚リストに加わったからといって魔王軍のため以外にユウへ命令することはない。そして、俺がお願いする仕事をしてくれれば基本は自由にしてもらって構わないぞ。現に元魔王はそうしている」
ユウはソルの言葉が信じられなかったが、ギーゼを見ると頷いていた。
ギーゼのあの顔は信じられる、私が一番ギーゼを見てきたのだから。嘘を言っているような顔ではない。
ということは今までと変わらない生活が送れるかもしれない。これからはソル様に尽くそう、そのうえで私が幸せになろう。
ユウの希望に満ちた目を見て、ソルは満足げに頷く。
「よしよし、ユウも分かってくれたようだな。では、これからの仕事を伝える、ユウには人間の子供を育ててほしい」
「人間の、子供、ですか?」
「そうだ、元魔王からユウならばしっかりと育てられると聞いている。では、何故育てるのかだが魔王軍側の人間を作るためだ。ようは諜報員にしたいわけだ」
ユウがなにか言いたげに目で訴えかけていたので、ソルは話を続ける。
「ああ、分かるよ。子供の中には戦士や生産職や他の職に向いているものもいるだろう。そういったもの達には魔王軍が第二の故郷と思ってもらうぐらいで構わないのだ。それが未来の魔王軍を良くすると俺は信じている。あ、もし人間の元へどうしても帰りたいと言うものは魔王軍の記憶を消して帰すことも検討しよう。実際記憶が消せるかどうかは知らないのだが・・・」
ユウは驚愕していた。
魔王がこれほど人間のことを考えたことがあっただろうかと。
今まで、魔王軍は当然のように人間を虐殺し続けてきた。その中には当然のように女性や子供も根絶やしの対象だ。私は戦争をしているもの達が苦しんだり死んだりすることは当たり前だと理解している。ただ、なにも知らない子供まで虐殺する必要があるのか。
なにも知らない子供達に罪はないし、魔王軍側の人間として育てれば新しい風が吹くのではないかと何度も思ったことがある。
目の前の魔王から一切強さを感じられないが、この世の中を変えてくれそうな気がする。さらに魔王軍の未来だけではなく人間の未来まで描いているようなそんな雰囲気までしてくるのだ。
「かし、こまりました。お任せ、ください」
「うんうん。元魔王、孤児院の準備はできているか?」
「はっ!魔王城の外へ孤児院を建たせてあります!」
「じゃあ、みんなで見に行くか」
お任せをとシャーロットが転移を使い魔王城の外にある孤児院へみんなで向かう。
そこには立派な孤児院が建っていた。
これで人間の子供育成に問題はなくなったように思えるが一つ懸念もある、反魔王派の件だ。
魔王が作った孤児院となれば反魔王派が憂さ晴らしに襲撃してくることは目に見えている。ユウに守らせれば雑魚は問題ないだろうが、魔王軍幹部が徒党を組んで攻めてこれば勝ち目はないだろう。
という事で俺は考えた。
孤児院を守る存在を用意すればいいと。
魔王軍の中で元魔王とユウ以外は裏切る可能性があるため無理だ。ならば、俺の召喚した者達で固めてみるのはどうだろうか。
あの強靭な鬼達に任せることにしよう。悪魔達を余裕で屠ったもの達だ、数も用意できるしユウが指揮すれば幹部軍団とやりあうこともできると思う。そして時間を稼げるなら俺が戻ってこれば問題ないはず、決定だな。
「鬼召喚、とりあえず20体でいいかな」
複数の魔法陣が地面に描かれ、全身の筋肉がムキムキな赤黒い巨体の鬼20体が召喚される。
「な、なんだい、こいつらは」
「ユウ、お前に3体くれてやる。あと17体は孤児院の警護だ、なにかあったら俺への報告を忘れずにな」
ユウは鬼達を見て唖然としながら立ち尽くしていた。
「生贄召喚」
ど、どうして・・・
ユウはなにも分からず魔法陣の書かれた地面へ沈んで消えていく。
すぐにユウは魔法陣から現れる。
ソルはユウの肩に手を置く。
「ユウよ、お前の選択によって死ぬほどの苦しみを味合わせた。まあ、輩には後数回は死ぬほどの苦しみを味わってもらうことにしている」
ユウは生贄召喚による恐怖でガクガクと震えながら、後数回はこの苦しみを味合わないといけないと聞かされ、頭がおかしくなり眩暈までしてきた。
そこへソルが告げる。
「だが、元魔王から聞いている、お前は輩ではないと。ならば、お前が死んだのと同義であれば償えることとする。俺に忠誠を誓い召喚リストに加われ。加わらないのなら苦しみはいつまでも続く」
ユウに聞こえてきたのは元魔王が口添えしてくれたこと。ソルの召喚リストに加わらなければ、いつまでも恐ろしい苦しみが続くこと。それだけが聞こえた。
この苦しみから解放されるなら、どんなことでも、何でもする。
「忠誠を、誓い、ます。私を、ソル様の、召喚、リスト、に加えて、ください」
「生贄」
ソルの生贄によりユウは魔法陣の中に沈んでいく。
召喚リストにユウが加わったのを確認するとすぐに召喚する。
「ユウ、今までのわだかまりは全てなかったこととしよう!俺と一緒に魔王軍を盛り上げよう!」
ソルはにこやかな顔でユウへ手を差し出す。
ユウはソルの変わりように驚きながらも、よろしくお願いしますとソルの手を握る。
「さて、ユウが怯えているといけないから処遇を説明しよう。まず、俺の召喚リストに加わったからといって魔王軍のため以外にユウへ命令することはない。そして、俺がお願いする仕事をしてくれれば基本は自由にしてもらって構わないぞ。現に元魔王はそうしている」
ユウはソルの言葉が信じられなかったが、ギーゼを見ると頷いていた。
ギーゼのあの顔は信じられる、私が一番ギーゼを見てきたのだから。嘘を言っているような顔ではない。
ということは今までと変わらない生活が送れるかもしれない。これからはソル様に尽くそう、そのうえで私が幸せになろう。
ユウの希望に満ちた目を見て、ソルは満足げに頷く。
「よしよし、ユウも分かってくれたようだな。では、これからの仕事を伝える、ユウには人間の子供を育ててほしい」
「人間の、子供、ですか?」
「そうだ、元魔王からユウならばしっかりと育てられると聞いている。では、何故育てるのかだが魔王軍側の人間を作るためだ。ようは諜報員にしたいわけだ」
ユウがなにか言いたげに目で訴えかけていたので、ソルは話を続ける。
「ああ、分かるよ。子供の中には戦士や生産職や他の職に向いているものもいるだろう。そういったもの達には魔王軍が第二の故郷と思ってもらうぐらいで構わないのだ。それが未来の魔王軍を良くすると俺は信じている。あ、もし人間の元へどうしても帰りたいと言うものは魔王軍の記憶を消して帰すことも検討しよう。実際記憶が消せるかどうかは知らないのだが・・・」
ユウは驚愕していた。
魔王がこれほど人間のことを考えたことがあっただろうかと。
今まで、魔王軍は当然のように人間を虐殺し続けてきた。その中には当然のように女性や子供も根絶やしの対象だ。私は戦争をしているもの達が苦しんだり死んだりすることは当たり前だと理解している。ただ、なにも知らない子供まで虐殺する必要があるのか。
なにも知らない子供達に罪はないし、魔王軍側の人間として育てれば新しい風が吹くのではないかと何度も思ったことがある。
目の前の魔王から一切強さを感じられないが、この世の中を変えてくれそうな気がする。さらに魔王軍の未来だけではなく人間の未来まで描いているようなそんな雰囲気までしてくるのだ。
「かし、こまりました。お任せ、ください」
「うんうん。元魔王、孤児院の準備はできているか?」
「はっ!魔王城の外へ孤児院を建たせてあります!」
「じゃあ、みんなで見に行くか」
お任せをとシャーロットが転移を使い魔王城の外にある孤児院へみんなで向かう。
そこには立派な孤児院が建っていた。
これで人間の子供育成に問題はなくなったように思えるが一つ懸念もある、反魔王派の件だ。
魔王が作った孤児院となれば反魔王派が憂さ晴らしに襲撃してくることは目に見えている。ユウに守らせれば雑魚は問題ないだろうが、魔王軍幹部が徒党を組んで攻めてこれば勝ち目はないだろう。
という事で俺は考えた。
孤児院を守る存在を用意すればいいと。
魔王軍の中で元魔王とユウ以外は裏切る可能性があるため無理だ。ならば、俺の召喚した者達で固めてみるのはどうだろうか。
あの強靭な鬼達に任せることにしよう。悪魔達を余裕で屠ったもの達だ、数も用意できるしユウが指揮すれば幹部軍団とやりあうこともできると思う。そして時間を稼げるなら俺が戻ってこれば問題ないはず、決定だな。
「鬼召喚、とりあえず20体でいいかな」
複数の魔法陣が地面に描かれ、全身の筋肉がムキムキな赤黒い巨体の鬼20体が召喚される。
「な、なんだい、こいつらは」
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