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第一章、魔王を粛清するまで
第11話・転機
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ルナが脳筋タンクなのを確認後、会話ができる小鬼3体と遭遇。こいつらは下品な言葉を並べ襲い掛かってきたために、召喚したゾンビ部隊で袋叩きにした。最終的に命乞いをしてきたが死んだほうが世の中のためだと判断して処理、結果Lvが上がる。
★ゾンビ22Lv
・ゾンビ召喚
・ゾンビの祝福(パッシブ)
おぉ、21Lvではなく22Lvになっている。小鬼達のLvが高かったのか?いや、Lvが高いなら俺のゾンビ達に押し切られることはないだろうから違うと思う。となるとレアモンスターだから経験値が多かったという事も考えられるか。
ん?そういえば話すモンスターって俺、ユニ、ルナ、輩共って事になるよな。という事は意思疎通できるモンスターがレアモンスターなのか?
もう一つ気になっていたことがゾンビの横についてる★マーク、これがレアモンスターの証ではないだろうか。ルナに★マークのことを聞くとビンゴ。
そして今までの状況を推察するにレアモンスターはフロアごとに一種類しかおらず、1階はゾンビ、2階は小鬼だな。・・・ハエはLvが異常に高そうだったからイレギュラーとしておこう。
今後も敵対してくるレアモンスターが出てくるだろうから、その時に備えてきちんとLvを上げておかないとな。
その後は何事もなく、通常モンスターを狩り続けて大きな扉のあるボス部屋まできた。そこでボスとの戦いに備えて、全員で作戦会議をして・・・
「ん」
頭を手で押さえながら体を起こす。
「あ、起きたんだ!おはよ!」
視界に入ってきたのはセミロングでウェーブがかった青髪に、青白い肌をした可愛いらしい女性だ。
「お、はよう」
微睡の中でなんとか挨拶を返したが、頭が働かない。
「もう、寝坊助さんなんだからぁ。目が覚めるまで待っててあげる」
ぱちりとウインクをしてくれる姿も可愛いけど、俺はこの女性を知らない。
なんだろう、なにか色々あったような気もしなくもないが記憶に靄がかかったような感じがする。目をこすりながら現在の状況把握に努める。
「ソルちゃんは一人で起きれましたかぁ?まだ寝てる子も早く起きてくれるとありがたいんだけどねぇ」
青髪の女性が赤ちゃんに呼びかけるような言葉でからかってくる。
・・・そんなことよりも俺の事をソルと呼んだような。
そうだ、俺の名前はソルだ。
どこかも分からない場所で仲間と・・・!?
「ユニやルナは!」
俺は大切な仲間がいたことを思い出しバッと辺りを見渡す、そこは城にある謁見の間のような場所だった。隣には赤い髪の綺麗な女性が寝ている。寝ている女性には角がありルナの面影があるのだが、ルナは少女だったのでこの女性とは別人だろう。
「突然大きな声を出さないでよぉ、なにかあった?」
「すまない、ゾンビと鬼の少女を見なかったか?」
「ふふふ、何言っているの。私がユニだよ」
!?
俺は目を見開いてユニと名乗る女性を見る。俺の知っているユニはゾンビとしかいいようがない容姿をしていた。決して人間の女性ではない。
「冗談はよしてくれ、ユニはゾンビなんだ。しゃべ・・・」
・・・そうだ、ユニはゾンビだからしゃべることができなかったんだ。
俺もゾンビだからしゃべることができなかった。俺・・・今喋っていなかったか?
「さてさて、答えはでたかなぁ?ソル君」
ユニと名乗る女性はおちゃらけたように話す。
ど、どういうことだ、この女性がユニ?
ユニは腐ったゾンビだったろ、人間になるなんてありえるか?
だが、俺もしゃべれているわけだし、自分の手は・・・腐ってない。
あまりに現実的ではない状況から頭を手でかきむしりながら答える。
「せ、説明をしてくれないか」
「うん、でも簡単なことなんだぁ。私達は進化したんだよ」
進化?
俺達が進化したというのか、それならありえるのか?進化したからしゃべれるようになったという説はありえそうではある。ユニとルナの姿にも説明がつく。
この進化論の真偽は不明だが、ユニと名乗る女性が本当なのかは確かめたい。俺とユニしか知らない内容を聞いてみる事にした。
「ユニさん、あなたがモンスターに初めて殴りと蹴り以外で攻撃を仕掛けた時がありました。その攻撃方法と俺がどうなったかを教えてください」
「なぜいきなり敬語、私とソルの仲なんだからやめてよぉ。とりあえず私だと信じてもらうために答えるよ。私は緑色の液体を口からいっぱい吐きました、それを見てソルがドン引きしてたからむかついて腕を殴ったの。もう、こんな恥ずかしい話をさせないでよ!」
合ってる。
間違いない、とすると本当にユニなのか。
「よかった、生きていたんだな」
「うん、元気だよぉ。このとおり」
ユニは自分の身体を見てといった仕草をする。
俺はゾンビだ、だから睡眠を必要としない。なのに眠っていたという事は誰かに攻撃をされた可能性が高いのだが、俺もユニも全く問題ないように思う。本当に無事でよかった。
「ということは、あれもルナなんだな」
「そうだよ、話せば分かると思うけどめちゃくちゃ成長したよね」
「ユニも見違えるほど綺麗になったよ」
「あ、ありがと。正面から言われると照れるね」
ユニは顔を赤らめながら照れる。
めちゃくちゃ可愛い。
なんて思っている場合じゃない、まだ疑問に思っている事を聞かなくては。
「ユニ、なぜ俺達は進化したんだ」
「うーん、進化した要因はLvが上がったことだと思う。でも、なぜLvが上がったかは分からないんだぁ、私もついさっきまで寝てたから」
「そうか、ユニも寝ていたのか」
みんな寝ていたという事は益々敵から攻撃を受けた可能性が高いな、だが全員無事でLvまであがっている。俺達は寝ている間にモンスターを倒しまくってLv上げをしていたってことか?・・・ありえないな。まだ突然変異でLvが上がって進化したというほうが、信憑性が高い。とはいえ全く知らない場所で目覚めたことから突然変異の線もないだろう。
全員のLvが上がって進化したのは良いことだと思う反面、何故Lvが上がったのか分からないのは気持ちが悪い。
★ゾンビ22Lv
・ゾンビ召喚
・ゾンビの祝福(パッシブ)
おぉ、21Lvではなく22Lvになっている。小鬼達のLvが高かったのか?いや、Lvが高いなら俺のゾンビ達に押し切られることはないだろうから違うと思う。となるとレアモンスターだから経験値が多かったという事も考えられるか。
ん?そういえば話すモンスターって俺、ユニ、ルナ、輩共って事になるよな。という事は意思疎通できるモンスターがレアモンスターなのか?
もう一つ気になっていたことがゾンビの横についてる★マーク、これがレアモンスターの証ではないだろうか。ルナに★マークのことを聞くとビンゴ。
そして今までの状況を推察するにレアモンスターはフロアごとに一種類しかおらず、1階はゾンビ、2階は小鬼だな。・・・ハエはLvが異常に高そうだったからイレギュラーとしておこう。
今後も敵対してくるレアモンスターが出てくるだろうから、その時に備えてきちんとLvを上げておかないとな。
その後は何事もなく、通常モンスターを狩り続けて大きな扉のあるボス部屋まできた。そこでボスとの戦いに備えて、全員で作戦会議をして・・・
「ん」
頭を手で押さえながら体を起こす。
「あ、起きたんだ!おはよ!」
視界に入ってきたのはセミロングでウェーブがかった青髪に、青白い肌をした可愛いらしい女性だ。
「お、はよう」
微睡の中でなんとか挨拶を返したが、頭が働かない。
「もう、寝坊助さんなんだからぁ。目が覚めるまで待っててあげる」
ぱちりとウインクをしてくれる姿も可愛いけど、俺はこの女性を知らない。
なんだろう、なにか色々あったような気もしなくもないが記憶に靄がかかったような感じがする。目をこすりながら現在の状況把握に努める。
「ソルちゃんは一人で起きれましたかぁ?まだ寝てる子も早く起きてくれるとありがたいんだけどねぇ」
青髪の女性が赤ちゃんに呼びかけるような言葉でからかってくる。
・・・そんなことよりも俺の事をソルと呼んだような。
そうだ、俺の名前はソルだ。
どこかも分からない場所で仲間と・・・!?
「ユニやルナは!」
俺は大切な仲間がいたことを思い出しバッと辺りを見渡す、そこは城にある謁見の間のような場所だった。隣には赤い髪の綺麗な女性が寝ている。寝ている女性には角がありルナの面影があるのだが、ルナは少女だったのでこの女性とは別人だろう。
「突然大きな声を出さないでよぉ、なにかあった?」
「すまない、ゾンビと鬼の少女を見なかったか?」
「ふふふ、何言っているの。私がユニだよ」
!?
俺は目を見開いてユニと名乗る女性を見る。俺の知っているユニはゾンビとしかいいようがない容姿をしていた。決して人間の女性ではない。
「冗談はよしてくれ、ユニはゾンビなんだ。しゃべ・・・」
・・・そうだ、ユニはゾンビだからしゃべることができなかったんだ。
俺もゾンビだからしゃべることができなかった。俺・・・今喋っていなかったか?
「さてさて、答えはでたかなぁ?ソル君」
ユニと名乗る女性はおちゃらけたように話す。
ど、どういうことだ、この女性がユニ?
ユニは腐ったゾンビだったろ、人間になるなんてありえるか?
だが、俺もしゃべれているわけだし、自分の手は・・・腐ってない。
あまりに現実的ではない状況から頭を手でかきむしりながら答える。
「せ、説明をしてくれないか」
「うん、でも簡単なことなんだぁ。私達は進化したんだよ」
進化?
俺達が進化したというのか、それならありえるのか?進化したからしゃべれるようになったという説はありえそうではある。ユニとルナの姿にも説明がつく。
この進化論の真偽は不明だが、ユニと名乗る女性が本当なのかは確かめたい。俺とユニしか知らない内容を聞いてみる事にした。
「ユニさん、あなたがモンスターに初めて殴りと蹴り以外で攻撃を仕掛けた時がありました。その攻撃方法と俺がどうなったかを教えてください」
「なぜいきなり敬語、私とソルの仲なんだからやめてよぉ。とりあえず私だと信じてもらうために答えるよ。私は緑色の液体を口からいっぱい吐きました、それを見てソルがドン引きしてたからむかついて腕を殴ったの。もう、こんな恥ずかしい話をさせないでよ!」
合ってる。
間違いない、とすると本当にユニなのか。
「よかった、生きていたんだな」
「うん、元気だよぉ。このとおり」
ユニは自分の身体を見てといった仕草をする。
俺はゾンビだ、だから睡眠を必要としない。なのに眠っていたという事は誰かに攻撃をされた可能性が高いのだが、俺もユニも全く問題ないように思う。本当に無事でよかった。
「ということは、あれもルナなんだな」
「そうだよ、話せば分かると思うけどめちゃくちゃ成長したよね」
「ユニも見違えるほど綺麗になったよ」
「あ、ありがと。正面から言われると照れるね」
ユニは顔を赤らめながら照れる。
めちゃくちゃ可愛い。
なんて思っている場合じゃない、まだ疑問に思っている事を聞かなくては。
「ユニ、なぜ俺達は進化したんだ」
「うーん、進化した要因はLvが上がったことだと思う。でも、なぜLvが上がったかは分からないんだぁ、私もついさっきまで寝てたから」
「そうか、ユニも寝ていたのか」
みんな寝ていたという事は益々敵から攻撃を受けた可能性が高いな、だが全員無事でLvまであがっている。俺達は寝ている間にモンスターを倒しまくってLv上げをしていたってことか?・・・ありえないな。まだ突然変異でLvが上がって進化したというほうが、信憑性が高い。とはいえ全く知らない場所で目覚めたことから突然変異の線もないだろう。
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