ぼくの体を買って、いっぱいエッチなことしてください♡

ゆめゆき

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会食のおしごと♡

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「お久しぶりです。華主作兄様!あ、陽蘇実兄様も…!柚子賀!」

 皆、スーツの正装だ。

 華主作兄様は黒髪をワックスでつやつやさせて前髪を分けていてかっこいい。

 陽蘇実兄様は、金髪にピンク色のメッシュを入れている長めの髪がスーツとミスマッチだ。いつもは耳にピアスをじゃらじゃらつけているけど、今日ははずしている。

 柚子賀は校則通りの短めの黒髪を無造作にセットしていて、スーツ姿が初々しい。

 今日は半年に一度、家族が集まる食事会だ。

 夏と冬にぼくたちは集まって、料亭で懐石料理を食べたり、ホテルで洋風のフルコースをゆっくり食べたりしながら、近況を報告したりして、団らんの時間を過ごす。

 今回は老舗旅館で部屋をとっている。

「お父様がまだかな?」

「やあ、時間ぴったりかな…」

「ああ!お父様!」

 全員揃ったので、コースを開始してもらう。

 甘い食前酒を飲み、(本当はまだ、お酒を飲んじゃいけないんだけど…)前菜を味わう。

 うーん。美味しい!

 天ぷらが出されると、華主作お兄様がえびの天ぷらを一つくれた。

「あ、ありがとうございます…!」

「瑠美那はえび、好きだろう」

「はい!」

 ついつい、食べすぎてしまう。

 中座して、お手洗いに立つと、陽蘇実兄様が時間をずらしてついてきた。

「陽蘇実兄様…あっ…ん…」

 壁に押し付けられ、キスをされる。

「んっ…♡ちゅ…ちゅ……♡んちゅ…♡じゅる…っ♡」

「ちゅ…♡じゅるっ♡れろ…♡んちゅ…♡」

「これが終わったら、うちにおいで」

「う、うん…」

「しましまたちも待ってる」

 しましま、というのは陽蘇実兄様が飼っている猫の名前だ。
 全部で五匹も飼っている。

 席に戻ると、華主作兄様がこちらをじとっとにらんでいる…気がする。

 陽蘇実兄様は華主作兄様に対して、ツンとそっぽを向いている。

「瑠美那、この後うちに寄らないか?ホームシアターの機材を買ったんだ。忙しくてまだ使ってないんだが…見逃した映画があるって言ってただろう?」

「あ…えーと…明日なら行けるかな…!」

 柚子賀が無邪気に乗ってきた。

「ホームシアター!?僕も観たいな~」

「う…ああ…そうだな…柚子賀も来るといい」

「やったあ!!」

 四兄弟の中で、高校生の柚子賀だけがまだ実家住みだ。

「めっちゃ、楽しみ!!瑠美那兄さんの見逃した映画って何?」

「こ、こわいやつ。スティーブン・クィーンの…」

「ああ!あれかあ!!僕も観たかったんだ!」

 食事が終わると、柚子賀が庭園を散歩しようと誘ってきた。

「すごい…趣があるなあ…」

「そうだね」

 美しく整えられた木々や、錦鯉の泳いでいる池を見ていると、柚子賀が後ろから抱きしめてきた。

「あっ…」

 後ろを振り返ろうと身をひねると、唇をかさねてくる。

「うん…っ♡ちゅ…♡ふう…ん♡ちゅ…♡んちゅ…♡」

「ちゅ…♡ちゅ…♡んちゅ……♡」

「柚子賀……ん…♡」

「今度、瑠美那兄さんの家に遊びに行っていい?んちゅ…♡ちゅ…♡」

「ん…いいよ…ちゅ…♡ちゅ…♡」

「それにさ…たまにはうちに帰っておいでよ…!ね」

「ん…わかった…」
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