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天丸の再起 Ⅴ
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俺が石神家へ世話になるようになって2週間後。
いつものように山の上で鍛錬し、昼食を喰っていた。
今日はニジマスの焼物とナスとナメコの味噌汁だ。
脂の乗ったニジマスが丁度いい加減で焼かれ、ナスとナメコの豊潤な香りが良い。
石神家では広大な田畑があり、丁寧に米や野菜が育てられているそうだ。
それに管理する山林も多く、ニジマスや川魚はそこから獲って来ているという。
また漁港とも特別な取引があるし、肉などもそういうルートから入って来る。
恐らくは毒や何かに警戒してのことだろうが、随分と敵が多いのだ。
しかし、一番重要なことを言えば、みんな美味い物を喰いたがるということだ。
贅沢はしない人たちなのだが、石神家のみなさんはみんな美味い物好きだ。
俺も時々洋食なども出されたが、毎回美味かった。
あれも今思えば、そういう料理が作れるということだったか。
トラもそうだった。
多分、親父さんの影響なのだと思う。
石神家では、毎日メニューが違う。
似たような和食ではあるが、様々な食材を使った料理になっている。
焼物煮物が多いが、同じ食材が続くことはない。
そしてどれも唸る程に美味い。
天丸と一緒に喰っていると、虎蘭が満面の笑みでやって来て、トラが明日来ることを聞いた。
トラから電話があったらしい。
「ほんとかよ!」
「ええ、先ほど伺いました。楽しみですね!」
「ほんとだな!」
天丸も喜んだ。
多少不安そうな顔にもなったが、トラが来るんだ、楽しくないはずがねぇ。
それに天丸もすっかり元気になった。
もう虎白さんが怒鳴るような無茶もしない。
俺も体力を取り戻し、完全復活した。
まあ、虎白さんが俺のために真白を使ってくれたことが大きいのだが。
真白の鍼は悪意があるんじゃねぇかってほどに荒々しいが、確実に効く。
俺が悲鳴を挙げると、「ケケケケケ」と不気味に喜ぶ。
だが、たとえ悪意があろうともやらせるしかねぇ。
「おい聖、次の経絡は鍼一本ズレると下半身が動かなくなるからな。決して動くでないぞ」
「てめぇ! 絶対にふざけんなよな!」
「ケケケケケ」
「おい!」
とんでもねぇ激痛が走った。
頭が真っ白になる。
「……」
真白が喜ぶので、声は出さなかった。
それが悔しかったか、真白が鍼を更に深く打ちグリグリと動かした。
必死に耐えた。
虎白さんが時々俺と天丸を呼んで一緒に飯を食った。
そういう時は、洋食であることが多かった。
ナイフとフォークを使うこともあった。
虎白さんが美しい所作でナイフやフォークを扱うので驚いた。
多分、俺たちのために特別に取り寄せた食材。
舌平目なんか、石神家で一度も見たことがねぇ。
シャトーブリアンが出たこともある。
食材は手に入るとしても、一体誰が調理しているのかと思った。
ムニエルもステーキも、見事な腕前だったからだ。
フレンチの職人がいるのだろうか?
ここではいつでも、里の女たちが作ってくれていた。
そういう人間たちの中に、洋食が作れる人間もいるのか。
俺も天丸も普通の石神家の食事でいいと言っていたのだが、もう何も言わずに好意に甘えた。
虎白さんがどうしてここまでやってくれるのかが分かっていたからだ。
「虎白さん、洋食器の扱いに慣れてますね」
「まあな。高虎がなんか美味い物ばっかり喰ってるみてぇでよ。許せねぇじゃん」
それで自分も喰っていると言いたいようだが、そんなレベルでは無いほどに美しい所作だ。
「トラはここの当主なのでは?」
「バカヤロウ! あの高虎だぞ!」
「アハハハハハ」
意味が分かんねぇ。
トラが来る前の晩にも呼ばれた。
虎蘭と虎水も一緒になった。
鳥の香草焼きが出て、天丸と唸りながら喰った。
虎蘭たちも驚いていた。
「これ、美味いですね!」
「そうですよ! 初めて食べました!」
天丸と虎水が喜び、俺はトラの得意料理であることを思い出していた。
「ああ、高虎の家で喰ってな。あまりにも美味いんで、作り方を教わった。虎蘭も前に喰って美味かったといってたよな」
「はい!」
「そうなんですか!」
「おい、この香草焼きも俺が作ったんだぞ?」
「「「「ゲェッ!」」」」
「お前らビックリしすぎだぁ!」
五人で笑った。
俺が驚いたのは、虎白さんが作ったということだ。
じゃあ、舌平目のムニエルも、シャトーブリアンのステーキも、あのフレンチの数々は全部毎回虎白さんが作ってくれていたということか。
トラも料理が上手いが、石神家の人間の底の知れなさを感じた。
とんでもない戦闘集団なのだが、それだけではないのだ。
トラは膨大な本を読んでいた。
ギターも上手い。
ああ、石神家というのは、そういう人間たちなのか。
上手く言葉にはならないが。
そう言えば、虎蘭の家に行った時に、墨で絵を描いていたのを見ていた。
俺は芸術はさっぱりだが、上手いものであることは分かった。
そういえば、前にトラから虎白さんが木彫りの像をくれたと言っていた。
虎白さんが不満そうな顔で言った。
「おい、聖。俺たちってろくなもん喰ってないと思ってねぇか?」
「そんなことは。石神家の食事はいつも美味いですよ?」
「そうか? まあ、同じようなもんばっかしだけどなぁ。こないだよ、道間の家で護衛してた時によ」
「ああ、あそこの飯はまた美味いらしいですね」
「おうよ。それでな、最後の晩に美味い物を喰わせてもらった礼に俺が食事を作ったのよ」
「え、虎白さんがですか!」
俺も天丸も驚いた。
虎白さんが作ったら、道間家の人間たちはさぞ驚いたことだろう。
「あんだよ! それでな、麗星たちに京料理を作ったんだよ」
「「「「エェッ!」」」」
まさか、京料理までか!
「あいつら驚いててなぁ、なんなんだよなぁ」
「そりゃ驚くでしょう。熊がラーメン作ったくらい」
「てめぇ、天丸!」
虎白さんが笑って天丸の頭を小突いた。
天丸がそんな冗談まで言えるほどになったことが嬉しかったのだろう。
虎蘭と虎水も微笑んでいた。
俺が虎蘭に聞いた。
「虎蘭、お前も料理は上手いのか?」
「え、ええ、まあ、ちょっとは練習してますが……」
虎白さんと虎水が大笑いした。
「おい虎蘭、高虎が来てもお前はやめとけよ」
「うん、どうしてもって言うなら、私は別な場所で食べる」
「何言ってんのぉー!」
虎蘭が慌てた。
「聖、天丸、こいつの料理だけはやめとけ」
「なんです?」
虎蘭が虎白さんの口を塞ごうとし、虎白さんが笑ってその手を掴んだ。
「前によ、こいつがシチューを作ったんだよ」
「ああ、そうですか」
「俺らみんな死に掛けたもんな!」
「虎白さん!」
「「……」」
虎水が言った。
「なんか、マッシュルームのつもりだったらしいけど、山で取って来た白いキノコ入れて」
「ドクツルタケ、猛毒な!」
「もうやめてぇー!」
大笑いした。
「真白も「もう死ぬね」なんて言うしよ! 焦ったぜ」
「病院でも「ギリギリだった」って言われましたよね?」
「おう、しばらく手足が動かなくってよ。目まで見えねぇ」
「ほんとに終わりかと思いました」
「ああ、シチューもゲキマズだったよなぁ」
「ほんとにほんとに!」
虎蘭が真っ赤な顔をしてうつむいていた。
「高虎さんのお料理がいつも素晴らしくって。だから私もって……」
「「お前は絶対辞めとけ!」」
「えーん!」
みんなで笑った。
「虎影の兄貴がな。料理が絶品だったんだよ」
「そうなんですか」
「だから兄貴がいなくなってから俺もな。まあ、こんなもんだけどよ」
「美味いですよ!」
「そうですって!」
「そうかよ」
虎白さんが珍しく照れていた。
「明日は高虎が来る」
「「「「はい!」」」」
「お前ら、楽しみだな」
「「「「はい!」」」」
「虎白さんもでしょ?」
虎蘭が笑いながら言った。
「まあな」
みんなで笑った。
みんな、トラのことが大好きだ。
あいつのためなら、俺たちは何でもやる。
死んだって何の悔いもねぇ。
俺たちが明るいのは、そういうこった。
いつものように山の上で鍛錬し、昼食を喰っていた。
今日はニジマスの焼物とナスとナメコの味噌汁だ。
脂の乗ったニジマスが丁度いい加減で焼かれ、ナスとナメコの豊潤な香りが良い。
石神家では広大な田畑があり、丁寧に米や野菜が育てられているそうだ。
それに管理する山林も多く、ニジマスや川魚はそこから獲って来ているという。
また漁港とも特別な取引があるし、肉などもそういうルートから入って来る。
恐らくは毒や何かに警戒してのことだろうが、随分と敵が多いのだ。
しかし、一番重要なことを言えば、みんな美味い物を喰いたがるということだ。
贅沢はしない人たちなのだが、石神家のみなさんはみんな美味い物好きだ。
俺も時々洋食なども出されたが、毎回美味かった。
あれも今思えば、そういう料理が作れるということだったか。
トラもそうだった。
多分、親父さんの影響なのだと思う。
石神家では、毎日メニューが違う。
似たような和食ではあるが、様々な食材を使った料理になっている。
焼物煮物が多いが、同じ食材が続くことはない。
そしてどれも唸る程に美味い。
天丸と一緒に喰っていると、虎蘭が満面の笑みでやって来て、トラが明日来ることを聞いた。
トラから電話があったらしい。
「ほんとかよ!」
「ええ、先ほど伺いました。楽しみですね!」
「ほんとだな!」
天丸も喜んだ。
多少不安そうな顔にもなったが、トラが来るんだ、楽しくないはずがねぇ。
それに天丸もすっかり元気になった。
もう虎白さんが怒鳴るような無茶もしない。
俺も体力を取り戻し、完全復活した。
まあ、虎白さんが俺のために真白を使ってくれたことが大きいのだが。
真白の鍼は悪意があるんじゃねぇかってほどに荒々しいが、確実に効く。
俺が悲鳴を挙げると、「ケケケケケ」と不気味に喜ぶ。
だが、たとえ悪意があろうともやらせるしかねぇ。
「おい聖、次の経絡は鍼一本ズレると下半身が動かなくなるからな。決して動くでないぞ」
「てめぇ! 絶対にふざけんなよな!」
「ケケケケケ」
「おい!」
とんでもねぇ激痛が走った。
頭が真っ白になる。
「……」
真白が喜ぶので、声は出さなかった。
それが悔しかったか、真白が鍼を更に深く打ちグリグリと動かした。
必死に耐えた。
虎白さんが時々俺と天丸を呼んで一緒に飯を食った。
そういう時は、洋食であることが多かった。
ナイフとフォークを使うこともあった。
虎白さんが美しい所作でナイフやフォークを扱うので驚いた。
多分、俺たちのために特別に取り寄せた食材。
舌平目なんか、石神家で一度も見たことがねぇ。
シャトーブリアンが出たこともある。
食材は手に入るとしても、一体誰が調理しているのかと思った。
ムニエルもステーキも、見事な腕前だったからだ。
フレンチの職人がいるのだろうか?
ここではいつでも、里の女たちが作ってくれていた。
そういう人間たちの中に、洋食が作れる人間もいるのか。
俺も天丸も普通の石神家の食事でいいと言っていたのだが、もう何も言わずに好意に甘えた。
虎白さんがどうしてここまでやってくれるのかが分かっていたからだ。
「虎白さん、洋食器の扱いに慣れてますね」
「まあな。高虎がなんか美味い物ばっかり喰ってるみてぇでよ。許せねぇじゃん」
それで自分も喰っていると言いたいようだが、そんなレベルでは無いほどに美しい所作だ。
「トラはここの当主なのでは?」
「バカヤロウ! あの高虎だぞ!」
「アハハハハハ」
意味が分かんねぇ。
トラが来る前の晩にも呼ばれた。
虎蘭と虎水も一緒になった。
鳥の香草焼きが出て、天丸と唸りながら喰った。
虎蘭たちも驚いていた。
「これ、美味いですね!」
「そうですよ! 初めて食べました!」
天丸と虎水が喜び、俺はトラの得意料理であることを思い出していた。
「ああ、高虎の家で喰ってな。あまりにも美味いんで、作り方を教わった。虎蘭も前に喰って美味かったといってたよな」
「はい!」
「そうなんですか!」
「おい、この香草焼きも俺が作ったんだぞ?」
「「「「ゲェッ!」」」」
「お前らビックリしすぎだぁ!」
五人で笑った。
俺が驚いたのは、虎白さんが作ったということだ。
じゃあ、舌平目のムニエルも、シャトーブリアンのステーキも、あのフレンチの数々は全部毎回虎白さんが作ってくれていたということか。
トラも料理が上手いが、石神家の人間の底の知れなさを感じた。
とんでもない戦闘集団なのだが、それだけではないのだ。
トラは膨大な本を読んでいた。
ギターも上手い。
ああ、石神家というのは、そういう人間たちなのか。
上手く言葉にはならないが。
そう言えば、虎蘭の家に行った時に、墨で絵を描いていたのを見ていた。
俺は芸術はさっぱりだが、上手いものであることは分かった。
そういえば、前にトラから虎白さんが木彫りの像をくれたと言っていた。
虎白さんが不満そうな顔で言った。
「おい、聖。俺たちってろくなもん喰ってないと思ってねぇか?」
「そんなことは。石神家の食事はいつも美味いですよ?」
「そうか? まあ、同じようなもんばっかしだけどなぁ。こないだよ、道間の家で護衛してた時によ」
「ああ、あそこの飯はまた美味いらしいですね」
「おうよ。それでな、最後の晩に美味い物を喰わせてもらった礼に俺が食事を作ったのよ」
「え、虎白さんがですか!」
俺も天丸も驚いた。
虎白さんが作ったら、道間家の人間たちはさぞ驚いたことだろう。
「あんだよ! それでな、麗星たちに京料理を作ったんだよ」
「「「「エェッ!」」」」
まさか、京料理までか!
「あいつら驚いててなぁ、なんなんだよなぁ」
「そりゃ驚くでしょう。熊がラーメン作ったくらい」
「てめぇ、天丸!」
虎白さんが笑って天丸の頭を小突いた。
天丸がそんな冗談まで言えるほどになったことが嬉しかったのだろう。
虎蘭と虎水も微笑んでいた。
俺が虎蘭に聞いた。
「虎蘭、お前も料理は上手いのか?」
「え、ええ、まあ、ちょっとは練習してますが……」
虎白さんと虎水が大笑いした。
「おい虎蘭、高虎が来てもお前はやめとけよ」
「うん、どうしてもって言うなら、私は別な場所で食べる」
「何言ってんのぉー!」
虎蘭が慌てた。
「聖、天丸、こいつの料理だけはやめとけ」
「なんです?」
虎蘭が虎白さんの口を塞ごうとし、虎白さんが笑ってその手を掴んだ。
「前によ、こいつがシチューを作ったんだよ」
「ああ、そうですか」
「俺らみんな死に掛けたもんな!」
「虎白さん!」
「「……」」
虎水が言った。
「なんか、マッシュルームのつもりだったらしいけど、山で取って来た白いキノコ入れて」
「ドクツルタケ、猛毒な!」
「もうやめてぇー!」
大笑いした。
「真白も「もう死ぬね」なんて言うしよ! 焦ったぜ」
「病院でも「ギリギリだった」って言われましたよね?」
「おう、しばらく手足が動かなくってよ。目まで見えねぇ」
「ほんとに終わりかと思いました」
「ああ、シチューもゲキマズだったよなぁ」
「ほんとにほんとに!」
虎蘭が真っ赤な顔をしてうつむいていた。
「高虎さんのお料理がいつも素晴らしくって。だから私もって……」
「「お前は絶対辞めとけ!」」
「えーん!」
みんなで笑った。
「虎影の兄貴がな。料理が絶品だったんだよ」
「そうなんですか」
「だから兄貴がいなくなってから俺もな。まあ、こんなもんだけどよ」
「美味いですよ!」
「そうですって!」
「そうかよ」
虎白さんが珍しく照れていた。
「明日は高虎が来る」
「「「「はい!」」」」
「お前ら、楽しみだな」
「「「「はい!」」」」
「虎白さんもでしょ?」
虎蘭が笑いながら言った。
「まあな」
みんなで笑った。
みんな、トラのことが大好きだ。
あいつのためなら、俺たちは何でもやる。
死んだって何の悔いもねぇ。
俺たちが明るいのは、そういうこった。
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