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天丸の再起 Ⅳ
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鍛錬を終え、天丸と夕食を食べてからまた話した。
またトラの話だ。
飽きもせず、それにトラの話はお互いに幾らでもあった。
他人と話すことが苦手なはずの俺だったが、天丸を前にすると幾らでも話せた。
トラともよく話すが、大抵はトラが俺のために楽しい話をしてくれる。
あいつは俺のためによく喋ってくれる。
いつも本当に楽しい。
でも、今は俺が天丸のために喋っていた。
他人と話すということが、どういうことなのか、俺にも何か分かって来た。
多分、天丸も普段は口下手な奴だろう。
その天丸も、俺の前ではよく喋る男になっていた。
俺は天丸の肉体が変わったことと、俺も必死に「花岡」を覚えた話をした。
そしてトラは斬や「業」の「花岡」を目の前にし、必死で練り上げたのだと。
トラも俺も、尋常ではない努力をして来たのだ。
「あいつは「ルート20」の頃からとんでもねぇ強さだった」
「そうだな」
「だけどそれは、そういうことだったんだな。生まれ持った才能じゃないんだな」
「ああ。前にトラから、小学生の頃の自分は全然弱かったと聞いたことがあるよ」
「そうなのか!」
「まあ、トラのいた町はとんでもねぇ連中が多かったからな。自然にトラも鍛えられたんだろうよ」
天丸に、あそこが小島将軍が用意した町だったのだという話した。
小島将軍のことを天丸は知らなかったので説明したが、天丸には俄かには信じられないことのようだった。
「日本を裏で支配する人でなぁ。その人がトラを鍛えるために、全国からヤバい連中を集めたんだ」
「おい、そんなだったのかよ!」
「お前、不思議に思わねぇか? 族だけじゃねぇ。愚連隊もヤクザも相当な連中だったし、過激派までいた。どいつもこいつも、他人を壊すこと、殺すことに躊躇がねぇ連中だ」
「あ、ああ。そう言われればそうだな。やたら事件が多かったな」
「そうだろう?」
天丸は思い出して考えていた。
「そうだな。あんなに危ない場所は、あれ以来無かったな。もちろんヤバい連中はあの後も知っているけど、あの町じゃ日常だったもんな」
「そうだろう? トラはそんな連中としょっちゅう揉めて突っ込んでた」
「ああ、そうだな! 倍もいるっていう鬼愚奈巣も、武闘派ヤクザもトラが突っ込んでた!」
「ワハハハハハハハ!」
天丸と一緒に笑った。
「それにな、俺がトラを傭兵に誘った」
「そうだったな」
「トラが本物の戦場に出た。日本じゃ絶対に巡り合わねぇ」
「トラがいよいよ本物になったということか」
天丸がぶっ飛んだ話に最初は驚いてはいたが、すぐにトラを思い出して納得していった。
俺も天丸も、ただ流れて行った物事を何となくしか見ていなかったのだ。
ちゃんと考えれば、尋常なことではない。
「俺にアメリカの傭兵学校を教えてくれたのは、どうやら小島将軍らしい」
「なんだって!」
「俺はバカだかんな。友達もいねぇし、そんな伝手なんて無かったよ。ついでに言えば親もいねぇ。俺が高校を卒業って時にな、親父の実家からだという人間が訪ねて来た。俺に、卒業後にどうするのかを聞いた」
「どう応えたんだ?」
「わかんねぇって」
「なんだと?」
天丸が笑っていた。
本当に俺は先のことなど考えもしなかった。
元々学校なんぞろくに行かなかったので、生活が変わるとも思ってもいなかった。
何かをするつもりも無かったが、何かが変わるとも考えなかった。
これまで通り、トラと一緒に暴れ回れればと思っていただけだ。
まあ、トラが東大に入ったので、ちょっとは少なくなるかと思っていただけだ。
ただ、トラが立派な道に進んで行くことが嬉しかったし、そしてちょっとだけ寂しかった。
将来のことなど、どうでも良かった。
トラと一緒にいるだけで俺は良かったのだ。
「そうしたらな。俺に傭兵にならないかと言われたんだ」
「そうなのか。それでお前はそうしようと思ったんだな?」
「いや、断った」
「なんなんだよ、お前は!」
俺が笑っていると、天丸がコワイ顔になった。
「本当なんだって。傭兵なんて興味は無かったよ。でもな、トラが大変なことになった。無一文になって家も出なきゃならねぇ。それに最愛のお袋さんが倒れた」
「ああ。あれは俺たちも辛かったな」
「それでな、トラに金を貸す代わりに、一緒に傭兵になってくれって頼んだ」
「ああ、そういうことだったのか」
「俺は自分のことなんかどうでも良かったんだよ。でもさ、トラと一緒にいれるなんて最高じゃん! だから、な」
「ワハハハハハハハ!」
二人でまた大笑いした。
天丸も俺の気持ちはよく分かってくれた。
あのトラと一緒なんだ、何もいらねぇじゃんか。
「俺らが行った傭兵会社は全世界で最高峰の場所だったよ。後からな、世話になった総指揮官のチャップから、小島将軍経由の紹介があったという話を聞いたんだ。トラには絶対に秘密だと言われたよ」
「どうしてだ?」
「まあな、そこはちょっと話せねぇ」
「そうか」
天丸は納得してくれたが、少々複雑な事情があるからだ。
小島将軍は、トラの苦境を知っていた。
まあ、その前から分かっていた節がある。
花岡家に「業」が生まれ、更に道間家によってとんでもない怪物にされたこと。
そしてトラが「業」に戦いを挑む運命であったこと。
その流れの中で、トラの親父さんが道間家の当主・宇羅に騙されたということだ。
小島将軍は事前にそれを知りながら、動かなかった。
トラを戦場に出して鍛えるためだ。
最愛の父親を見殺しにして死なせることだったのだから、トラに知られるわけには行かなかった。
その後、トラが小島将軍と会い、「業」との本格的な戦いが始まってから、トラにも打ち明けられた。
トラも複雑だったろうが、自分の運命のことをよく分かっていたので納得した。
この戦いはトラが生まれた時から始まっていたのだ。
もちろん、俺にもどこからどこまでが小島将軍の意図していたことなのかは分からない。
トラの魂の片割れであった奈津江の死はどうか。
トラの親友の山中の子どもたちを引き取ったことはどうか。
トラが最も大切にしている響子の手術はどうか。
「花岡」を習得することになったのはどうか。
アメリカを支配する切っ掛けとなったレイの死はどうか。
親友の御堂家での「虎王」との出会いはどうか。
石神家へ呼び出されたことはどうか。
他にもトラの右腕の蓮花のことや、「アドヴェロス」の早乙女のこと、バチカンとの関係や「ローテスラント」を支配するレジーナたちとのこと、それに何よりも妖魔の王たちとの邂逅だ。
俺も全てが小島将軍の計画とは思えないが、でも、結構な割合で関わっているような予感もある。
小島将軍のことがあまりにも不明なので、俺にも何とも言えないのだが。
それに、どの件も関わるのであれば余りにも大掛かり過ぎだ。
これはトラと俺の胸の裡に留めておくべきことだろう。
考えているうちに、トラに無性に会いたくなった。
あいつは今、どこで何をしているのか。
ああ、トラに会いたい。
口には出さないが、天丸も同じだろう。
俺たちは、いつだってトラに会いたいのだ。
またトラの話だ。
飽きもせず、それにトラの話はお互いに幾らでもあった。
他人と話すことが苦手なはずの俺だったが、天丸を前にすると幾らでも話せた。
トラともよく話すが、大抵はトラが俺のために楽しい話をしてくれる。
あいつは俺のためによく喋ってくれる。
いつも本当に楽しい。
でも、今は俺が天丸のために喋っていた。
他人と話すということが、どういうことなのか、俺にも何か分かって来た。
多分、天丸も普段は口下手な奴だろう。
その天丸も、俺の前ではよく喋る男になっていた。
俺は天丸の肉体が変わったことと、俺も必死に「花岡」を覚えた話をした。
そしてトラは斬や「業」の「花岡」を目の前にし、必死で練り上げたのだと。
トラも俺も、尋常ではない努力をして来たのだ。
「あいつは「ルート20」の頃からとんでもねぇ強さだった」
「そうだな」
「だけどそれは、そういうことだったんだな。生まれ持った才能じゃないんだな」
「ああ。前にトラから、小学生の頃の自分は全然弱かったと聞いたことがあるよ」
「そうなのか!」
「まあ、トラのいた町はとんでもねぇ連中が多かったからな。自然にトラも鍛えられたんだろうよ」
天丸に、あそこが小島将軍が用意した町だったのだという話した。
小島将軍のことを天丸は知らなかったので説明したが、天丸には俄かには信じられないことのようだった。
「日本を裏で支配する人でなぁ。その人がトラを鍛えるために、全国からヤバい連中を集めたんだ」
「おい、そんなだったのかよ!」
「お前、不思議に思わねぇか? 族だけじゃねぇ。愚連隊もヤクザも相当な連中だったし、過激派までいた。どいつもこいつも、他人を壊すこと、殺すことに躊躇がねぇ連中だ」
「あ、ああ。そう言われればそうだな。やたら事件が多かったな」
「そうだろう?」
天丸は思い出して考えていた。
「そうだな。あんなに危ない場所は、あれ以来無かったな。もちろんヤバい連中はあの後も知っているけど、あの町じゃ日常だったもんな」
「そうだろう? トラはそんな連中としょっちゅう揉めて突っ込んでた」
「ああ、そうだな! 倍もいるっていう鬼愚奈巣も、武闘派ヤクザもトラが突っ込んでた!」
「ワハハハハハハハ!」
天丸と一緒に笑った。
「それにな、俺がトラを傭兵に誘った」
「そうだったな」
「トラが本物の戦場に出た。日本じゃ絶対に巡り合わねぇ」
「トラがいよいよ本物になったということか」
天丸がぶっ飛んだ話に最初は驚いてはいたが、すぐにトラを思い出して納得していった。
俺も天丸も、ただ流れて行った物事を何となくしか見ていなかったのだ。
ちゃんと考えれば、尋常なことではない。
「俺にアメリカの傭兵学校を教えてくれたのは、どうやら小島将軍らしい」
「なんだって!」
「俺はバカだかんな。友達もいねぇし、そんな伝手なんて無かったよ。ついでに言えば親もいねぇ。俺が高校を卒業って時にな、親父の実家からだという人間が訪ねて来た。俺に、卒業後にどうするのかを聞いた」
「どう応えたんだ?」
「わかんねぇって」
「なんだと?」
天丸が笑っていた。
本当に俺は先のことなど考えもしなかった。
元々学校なんぞろくに行かなかったので、生活が変わるとも思ってもいなかった。
何かをするつもりも無かったが、何かが変わるとも考えなかった。
これまで通り、トラと一緒に暴れ回れればと思っていただけだ。
まあ、トラが東大に入ったので、ちょっとは少なくなるかと思っていただけだ。
ただ、トラが立派な道に進んで行くことが嬉しかったし、そしてちょっとだけ寂しかった。
将来のことなど、どうでも良かった。
トラと一緒にいるだけで俺は良かったのだ。
「そうしたらな。俺に傭兵にならないかと言われたんだ」
「そうなのか。それでお前はそうしようと思ったんだな?」
「いや、断った」
「なんなんだよ、お前は!」
俺が笑っていると、天丸がコワイ顔になった。
「本当なんだって。傭兵なんて興味は無かったよ。でもな、トラが大変なことになった。無一文になって家も出なきゃならねぇ。それに最愛のお袋さんが倒れた」
「ああ。あれは俺たちも辛かったな」
「それでな、トラに金を貸す代わりに、一緒に傭兵になってくれって頼んだ」
「ああ、そういうことだったのか」
「俺は自分のことなんかどうでも良かったんだよ。でもさ、トラと一緒にいれるなんて最高じゃん! だから、な」
「ワハハハハハハハ!」
二人でまた大笑いした。
天丸も俺の気持ちはよく分かってくれた。
あのトラと一緒なんだ、何もいらねぇじゃんか。
「俺らが行った傭兵会社は全世界で最高峰の場所だったよ。後からな、世話になった総指揮官のチャップから、小島将軍経由の紹介があったという話を聞いたんだ。トラには絶対に秘密だと言われたよ」
「どうしてだ?」
「まあな、そこはちょっと話せねぇ」
「そうか」
天丸は納得してくれたが、少々複雑な事情があるからだ。
小島将軍は、トラの苦境を知っていた。
まあ、その前から分かっていた節がある。
花岡家に「業」が生まれ、更に道間家によってとんでもない怪物にされたこと。
そしてトラが「業」に戦いを挑む運命であったこと。
その流れの中で、トラの親父さんが道間家の当主・宇羅に騙されたということだ。
小島将軍は事前にそれを知りながら、動かなかった。
トラを戦場に出して鍛えるためだ。
最愛の父親を見殺しにして死なせることだったのだから、トラに知られるわけには行かなかった。
その後、トラが小島将軍と会い、「業」との本格的な戦いが始まってから、トラにも打ち明けられた。
トラも複雑だったろうが、自分の運命のことをよく分かっていたので納得した。
この戦いはトラが生まれた時から始まっていたのだ。
もちろん、俺にもどこからどこまでが小島将軍の意図していたことなのかは分からない。
トラの魂の片割れであった奈津江の死はどうか。
トラの親友の山中の子どもたちを引き取ったことはどうか。
トラが最も大切にしている響子の手術はどうか。
「花岡」を習得することになったのはどうか。
アメリカを支配する切っ掛けとなったレイの死はどうか。
親友の御堂家での「虎王」との出会いはどうか。
石神家へ呼び出されたことはどうか。
他にもトラの右腕の蓮花のことや、「アドヴェロス」の早乙女のこと、バチカンとの関係や「ローテスラント」を支配するレジーナたちとのこと、それに何よりも妖魔の王たちとの邂逅だ。
俺も全てが小島将軍の計画とは思えないが、でも、結構な割合で関わっているような予感もある。
小島将軍のことがあまりにも不明なので、俺にも何とも言えないのだが。
それに、どの件も関わるのであれば余りにも大掛かり過ぎだ。
これはトラと俺の胸の裡に留めておくべきことだろう。
考えているうちに、トラに無性に会いたくなった。
あいつは今、どこで何をしているのか。
ああ、トラに会いたい。
口には出さないが、天丸も同じだろう。
俺たちは、いつだってトラに会いたいのだ。
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