物置小屋

１人向け・慰め系

苦手なものの対処法(仲良しふたりのティータイム)

なんだ、まだ起きてたのか。俺はただお茶を飲みに来ただけだ。
なんだよ、いきなり抱きついてきて…。怖い夢でも見たのか？
馬鹿になんてしてない。ただ、足が震えてるからどうしたのか気になっただけ。
…ああ、もしかして雷？当たりか。
別に笑わないよ。言っただろ、誰にでも苦手なものはあるって。
俺だって未だに怪談話は苦手だし…別にいいよ。怖いならそのまま掴まってろ。
電気がつかない…もしかして停電か？ブレーカー確認しに行くけど…分かったよ、離さないから心配するな。
懐中電灯持ってる？…やっぱり落ちてる。ケトルとオーブントースターの二刀流は駄目だったか…。
部屋に電気ついてたから、起きてるのには気づいてたんだよ。
だからちゃんとふたり分用意してた。…電気、ついたな。
心配しなくてももう雷は鳴ってないよ。
ほら、いつものアップルパイとダージリン。いらないなら別に食べなくても…さっきまで怖がってたのが嘘みたいだな。
本当に甘いものが好きだよな、姉貴は。まあ、俺も夜食にと思ってたところだからいいんだけど。
別にお礼を言われるほどのことはしてない。…さっさと食べて寝ろ。
朝早いんだろ？最近ずっと5時には起きてるみたいだったし…料理の練習？
だから卵の減りが早かったのか。明日はいいのか？分かった。
仕方ないからもう少し夜ふかしにつきあってやるよ。
けど、姉貴が眠いならもう休んだ方がいい。
…分かったよ。じゃああと1時間だけ。怖いならここで寝てていいから。
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仲のいい姉弟を綴ってみました。