物置小屋

１人向け・看病系

オーバー(過労)

ただいま。…ねえ、大丈夫？顔色悪いよ？
無理しないで休んだ方が…本当にもう少しで終わるの？
分かった。それじゃああと1時間だけね。
駄目。それ以上やったらご飯が冷めるから。約束だよ。

遅いな…。もう2時間経っちゃったよ。いい加減声をかけた方がいいよね。
…入るよ？一旦休憩を入れた方が…これはまずい。
大丈夫？こういうときって起こさない方がいいんだっけ。…行かないと。


…あ、やっと起きた。ここは病院の救急外来。
君は部屋で倒れてたんだよ。最近寝る時間を削ってるから、もしかしたらって思ってたんだ。
過労だってお医者さんが言ってたよ。
…正直ちょっと怒ってる。でも、それ以上に心配だよ。
物語を考えるのって頭を使うでしょ？それに、精神的な疲労も気づかないうちに溜まるんじゃないかな。
その状態で考えるのはかなり辛いと思う。
君が創る話は本当に楽しくて、毎日嫌なことも吹き飛ぶくらい気持ちが明るくなる。
だけど、それを書く君自身がぼろぼろじゃいみないんじゃないかな？
君が楽しくないと、きっと小説にも影響が出てくる。
何より俺が不安になる。…今だけでいいから、作業のことじゃなくて自分の体のことを考えて。
いつも頑張り過ぎなんだから、こんなときくらいちゃんと休んでほしい。
点滴が終わったら帰っていいとは言ってたけど、今夜は仕事部屋に入るの禁止。
謝らなくていいから、もっとちゃんと休憩をとること。
そのことだけは絶対に忘れないでね。
あと、ご飯もしっかり食べてくれるように作っておく。
カップ麺しか食べてなかったでしょ？さっきごみ袋からはみ出てたの見たよ。
偏った食事になっていたら、余計に疲れが取れないと思う。これは決定事項だから。
…栄養たっぷりのご飯を作るから、覚悟しててね。
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過労で倒れるという内容にしてみました。