物置小屋

１人向け・看病系

もう少し、あと少し(帰り道での出来事)

どうかした？頭痛い？それじゃあ、少し休もうか。
疲れちゃうときもあるよね。偏頭痛でしょ？大丈夫だからそのまま休んでて。
下手に動いて悪化したらまずいでしょ？そっから薬を持ってるなら安心だね。
そのままもたれてて。そんなに心配しなくてもきっと大丈夫だよ。もう少し休もう。
ここはあんまり人通りが多くないから、誰かに見られることもない。
ずっとこうやって側にいるから安心して。

落ち着いた？それなら今のうちに帰ろうか。買い忘れはない？ふらふらもしてない？…よし、手を繋ごう。
なんだか不安そうに見えるから、おまじない。
荷物は僕が持つし、他に何か困ってるなら言って。
忘れ物はない？ここからならあと少しでつくと思うから、もう少しだけ我慢してね。
…っと、大丈夫？嘘。足痛いんでしょ？そんなに慌てなくても、君を持ち上げるくらい余裕だよ。
これもそんなに重くないし…よっと。大丈夫？あと少しだから、今だけ恥ずかしいの我慢しててね。
顔が赤いのを見ると、なんだか僕まで恥ずかしくなってきちゃった。
誰かが通ったら君との仲のよさを見せられる…なんて考えたらいいのかもしれないけどね。
ごめん、冗談。本当はそんな余裕があればいいんだろうけど、僕にはまだ大人な考えだ。
はい、到着。この道使うと近いからよく通るんだ。
だけど、街灯が少ないからひとりで行くときは通らないこと。…約束だよ。
中でお湯を沸かしながら、先に手当てしようか。
ここまでよく頑張りました。…なんてね。
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ちゃんと書けているかどうか心配です。これで大丈夫なのでしょうか…。