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1人向け・other
望んだ世界(箱庭-2)
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ごめん、もしかして邪魔しちゃった?
それならいいけど…もし邪魔だと思ったら遠慮なく言ってね。
ねえ。君の話、読んでもいい?音読なんてしないよ。多分僕は本を読むのが好きなんだ。
物語を書くのが好きなのは知ってるけど、少し休んだ方がいいんじゃない?
ここは君が見ている夢の中みたいなものだから、いくら食べても太ることはないよ。
満腹感は感じるみたいだけど、ただそれだけ。
君が好きな食べ物ってどんなもの?想像すれば大抵のものは出てくるからやってみて。
美味しそうだね。…唐揚げ?それから白ご飯とサラダ、焼いたブリ…あとは飴か。大切な味なの?
そっか、そうなんだ…。ここでの生活に慣れるまで、もう少し時間がかかりそうだね。
謝らないで。君が快適に過ごせればそれでいいんだ。
やっぱり、現実にはまだ帰りたくない?…ううん。君が決めたことなら否定しないよ。
それに、この世界は君の希望どおりにできるから好きなように過ごしてほしい。
僕も一緒に食べていいの?ありがとう。いただきます。
…美味しい。君にとって大切な理由がなんとなく分かった気がする。
きっとこの料理には、気持ちがこめられているから温かいんだね。
あれ、もしかして泣いてる?ごめん、悲しませたかったわけじゃなくて…嬉しい?そうか、嬉しくて泣いちゃうこともあるんだね。
今まで沢山辛い思いをしてきた分、君にはもっと幸せになってほしい。
ここなら人に裏切られて傷つくことはない。
それに、好きなだけ自分の世界を紡いでいられる…。
僕にいてもいいって言ってくれてありがとう。
これからも君の心の傷が少しでも癒えるようにお手伝いするよ。
やりたいことや足りないものがあったら言ってね。すぐ揃えるから。
…今日も、手を繋ぐの?君はこうするのが好きなんだね。
だけど、僕も多分こうやって手を繋ぐのは嫌いじゃないと思う。
この感覚をどう言い表したらいいのか分からないけど、君と一緒にいられて楽しいよ。
…この感情は、きっと造られたものじゃない。
ううん、なんでもない。これを食べ終わったら小説読ませてもらうね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
創造した世界はひたすら優しかった…という内容にしてみました。
こちらの箱庭シリーズは本人の意志で夢だと知っても留まり続けているので、ある意味自分にとっての幸せを見つけられているのかもしれません。
それならいいけど…もし邪魔だと思ったら遠慮なく言ってね。
ねえ。君の話、読んでもいい?音読なんてしないよ。多分僕は本を読むのが好きなんだ。
物語を書くのが好きなのは知ってるけど、少し休んだ方がいいんじゃない?
ここは君が見ている夢の中みたいなものだから、いくら食べても太ることはないよ。
満腹感は感じるみたいだけど、ただそれだけ。
君が好きな食べ物ってどんなもの?想像すれば大抵のものは出てくるからやってみて。
美味しそうだね。…唐揚げ?それから白ご飯とサラダ、焼いたブリ…あとは飴か。大切な味なの?
そっか、そうなんだ…。ここでの生活に慣れるまで、もう少し時間がかかりそうだね。
謝らないで。君が快適に過ごせればそれでいいんだ。
やっぱり、現実にはまだ帰りたくない?…ううん。君が決めたことなら否定しないよ。
それに、この世界は君の希望どおりにできるから好きなように過ごしてほしい。
僕も一緒に食べていいの?ありがとう。いただきます。
…美味しい。君にとって大切な理由がなんとなく分かった気がする。
きっとこの料理には、気持ちがこめられているから温かいんだね。
あれ、もしかして泣いてる?ごめん、悲しませたかったわけじゃなくて…嬉しい?そうか、嬉しくて泣いちゃうこともあるんだね。
今まで沢山辛い思いをしてきた分、君にはもっと幸せになってほしい。
ここなら人に裏切られて傷つくことはない。
それに、好きなだけ自分の世界を紡いでいられる…。
僕にいてもいいって言ってくれてありがとう。
これからも君の心の傷が少しでも癒えるようにお手伝いするよ。
やりたいことや足りないものがあったら言ってね。すぐ揃えるから。
…今日も、手を繋ぐの?君はこうするのが好きなんだね。
だけど、僕も多分こうやって手を繋ぐのは嫌いじゃないと思う。
この感覚をどう言い表したらいいのか分からないけど、君と一緒にいられて楽しいよ。
…この感情は、きっと造られたものじゃない。
ううん、なんでもない。これを食べ終わったら小説読ませてもらうね。
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創造した世界はひたすら優しかった…という内容にしてみました。
こちらの箱庭シリーズは本人の意志で夢だと知っても留まり続けているので、ある意味自分にとっての幸せを見つけられているのかもしれません。
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