691 / 732
茶園 渚篇
第38話
しおりを挟む
◇「くっ...」
〰「私を捕まえるには百年早そうだ...」
◆「そんな馬鹿な!」
☆「おい、何が起こっている?」
▲「...分からない」
『現代の麒麟児』の動きに、美音たちはついていけなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▼「...遅すぎる」
美音たちがちっとも来ないので、渚たちは不安になった。
♪「港までいこうか」
◯「全員で移動するのが得策かと」
♪「そうだね。黒羽は歩けそう?」
「うん、平気だよ」
▼「...行くか」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
港では、美音が押し倒されていた。
◇「くっ...」
〰「可愛らしいじゃないか」
◆「おい、美音から離れろ!」
☆「...真人、カメラは持ってきたな?」
▲「うん」
近くに隠れていた二人はビデオカメラと一眼レフのカメラを起動した。
☆「これで逮捕はできるかもしれない」
パタパタと足音がする。
♪「おいそこ!なに女性を襲ってるんだ!」
錬が走りより、ナイフを構えたのだ。
〰「主役は遅れてやってくるものだ。きみが今回の指揮官かな?」
♪「指揮官?なんのことだ、僕は一介の警官だ」
〰「...そうか」
渚が散歩にきたふりをし...
▼「久しぶりだな」
〰「おまえは!」
▼「何をしようとしている?」
〰「ふっ、今の俺にはやらねばならないことがあるのだ!お前には消えてもらう!」
『現代の麒麟児』が港に向かって手をかざすと、不思議なことが起こった。
〰「俺には力があるのだよ!あの方もついている!」
(...あの方?)
黒羽は考えを巡らせる。
「...まさか」
気づいたときには、黒羽は歩きだしていた。
「渚!」
▼「...!」
黒羽は渚を港から引き離す。
(あ...)
黒羽は海へと落ちていく。
▼「黒羽!」
渚は無我夢中で飛び込む。
◇「...逮捕」
美音が馬乗りされている状態から、『現代の麒麟児』の手にカチャンと手錠をはめる。
〰「...ちっ!」
◇「ゲホゲホっ!」
腹部を蹴られた美音は倒れたまま、全員が美音に駆け寄るなかを『現代の麒麟児』は逃走した。
誰もが絶望した表情で港を見る。
▼「...はあ」
◯「渚、大丈夫か⁉」
▼「...俺よりこいつが、」
顔を真っ赤にした黒羽を抱えて、渚は錬たちによってひきあげられる。
▼「...会議するぞ」
「はあ...はあ...」
息苦しそうな黒羽を見て、渚は苦しげな表情をうかべているのだった...。
〰「私を捕まえるには百年早そうだ...」
◆「そんな馬鹿な!」
☆「おい、何が起こっている?」
▲「...分からない」
『現代の麒麟児』の動きに、美音たちはついていけなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▼「...遅すぎる」
美音たちがちっとも来ないので、渚たちは不安になった。
♪「港までいこうか」
◯「全員で移動するのが得策かと」
♪「そうだね。黒羽は歩けそう?」
「うん、平気だよ」
▼「...行くか」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
港では、美音が押し倒されていた。
◇「くっ...」
〰「可愛らしいじゃないか」
◆「おい、美音から離れろ!」
☆「...真人、カメラは持ってきたな?」
▲「うん」
近くに隠れていた二人はビデオカメラと一眼レフのカメラを起動した。
☆「これで逮捕はできるかもしれない」
パタパタと足音がする。
♪「おいそこ!なに女性を襲ってるんだ!」
錬が走りより、ナイフを構えたのだ。
〰「主役は遅れてやってくるものだ。きみが今回の指揮官かな?」
♪「指揮官?なんのことだ、僕は一介の警官だ」
〰「...そうか」
渚が散歩にきたふりをし...
▼「久しぶりだな」
〰「おまえは!」
▼「何をしようとしている?」
〰「ふっ、今の俺にはやらねばならないことがあるのだ!お前には消えてもらう!」
『現代の麒麟児』が港に向かって手をかざすと、不思議なことが起こった。
〰「俺には力があるのだよ!あの方もついている!」
(...あの方?)
黒羽は考えを巡らせる。
「...まさか」
気づいたときには、黒羽は歩きだしていた。
「渚!」
▼「...!」
黒羽は渚を港から引き離す。
(あ...)
黒羽は海へと落ちていく。
▼「黒羽!」
渚は無我夢中で飛び込む。
◇「...逮捕」
美音が馬乗りされている状態から、『現代の麒麟児』の手にカチャンと手錠をはめる。
〰「...ちっ!」
◇「ゲホゲホっ!」
腹部を蹴られた美音は倒れたまま、全員が美音に駆け寄るなかを『現代の麒麟児』は逃走した。
誰もが絶望した表情で港を見る。
▼「...はあ」
◯「渚、大丈夫か⁉」
▼「...俺よりこいつが、」
顔を真っ赤にした黒羽を抱えて、渚は錬たちによってひきあげられる。
▼「...会議するぞ」
「はあ...はあ...」
息苦しそうな黒羽を見て、渚は苦しげな表情をうかべているのだった...。
0
お気に入りに追加
91
あなたにおすすめの小説
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
【R18】もう一度セックスに溺れて
ちゅー
恋愛
--------------------------------------
「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」
過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。
--------------------------------------
結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
【R18 大人女性向け】会社の飲み会帰りに年下イケメンにお持ち帰りされちゃいました
utsugi
恋愛
職場のイケメン後輩に飲み会帰りにお持ち帰りされちゃうお話です。
がっつりR18です。18歳未満の方は閲覧をご遠慮ください。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる