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第二章 魔法使いの追憶
2‐23
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オルタリア王宮にある居住区。
貴族達がオル・フェーズに呼び出された際に滞在するためのその建物は、彼等が本来住んでいる屋敷に勝るとも劣らないほどに豪奢な作りをしていた。
広さこそはさほどではないものの、オルタリアの威光を見せつけるために、そこに置かれてる家具や調度品は国内でも最大級に高価なものを取り揃えてあった。
中庭と呼ぶには広すぎる空間に石造りの道が伸び、それらは枝分かれしてそこら中に立っている大きな屋敷へと伸びている。
その中の一つに目を付けてヨハンは進み、数分も歩くと目的の場所へと辿り付いた。
小さな緊張を覚えながら扉を叩こうとするヨハンに、背後から低い男の声が掛かる。
「エーリヒ様ならば今日は留守だ。日を改められよ、お客人」
振り返るとそこに立っていたのは、長身痩躯の男。貴族服に身を包んではいるがその見た目はアジア系、恐らくはエトランゼだ。
「そうか。それは残念だ」
「もし用件があるのならば言伝て置こうか?」
「いや、直接本人に話す」
踵を返して戻ろうとするヨハンと擦れ違いざまに、男はその肩に手を伸ばす。
一瞬、何をされるものかと身体が勝手に反応したが特に何をされるわけでもなく、単に足を止めさせただけだった。
「そう急かずに、ゆっくりしていくといいだろう。ちょうど手前も茶の相手が欲しかったところなのでな」
「……いや、すまないが初対面の相手と突然茶を飲むのも抵抗がある」
しかも顔が少し怖い。別にそれが理由の大半と言うわけではないが。
「そうか? それは残念だ。エレオノーラ王女を救い、御使いを倒し、イシュトナル自治区を造り上げた立役者であるヨハン殿と議論を交わすいい機会だと思ったのだが」
驚いてその顔を見ると、そこには微笑が浮かんでいた。
きっと面白いことが起こると、何かを期待する子供のような笑み。目の前の男とはあまりにも不釣り合いすぎて、逆にそれが不気味だった。
「申し遅れた。手前の名はルー・シン。エーリヒ様の家臣をやっている。エトランゼだ」
彼が名乗ったその名は、ヨハンが今日エーリヒに詳細を聞こうと思っていた男の名前だった。
場所を屋敷のバルコニーに移し、二人はテーブルについて外の景色を堪能しながら、最高級のお茶と菓子を口にしていた。
日当りもよいこの場所は心地よく、目の前にこの得体の知れない男がいなければ昼寝をするのも悪くない。
広々としたベランダのスペースに、入れ替わり立ち代わりでメイドが訪れてはお茶のお代わりとお菓子を差し入れてくる。滅多に見ることはできないケーキを、ルー・シンは切り分けて次々に口へと運んでいた。
「ふむ。美味い。やはりケーキはシンプルだが非常に優れた甘味だ。手前としてスイーツの王の名をやってもいいと思うのだが、ヨハン殿はどう思う?」
「いや、それを俺に聞かれても困る」
この世界でケーキなどは高級品で、滅多に食べられるものではない。それを惜しげもなく出してくれるのもまた、王国の財力あってのものだ。
一方のエレオノーラは、イシュトナル自治区でそう言ったものを口にする機会は滅多にない。甘味があったとしても、それはもっと安価なものになる。
「もぐもぐ。美味い。実に美味い。ヨハン殿も早く食え。でなければ話の本題にも入れぬ」
「いや、必要なのか、これを食べることが?」
「糖分を取ってこそ頭も回るというもの。いいから食え」
執拗に進められて、観念してケーキを口に運ぶ。
シンプルなショートケーキを食べるのはいったい何年ぶりだろうか。想像していたよりもスポンジは柔らかく、生クリームの甘みは舌を痺れさせるほどに濃厚だった。
そこに苺の酸味が加わることでいい塩梅に味が調えられ、久しぶりということもあってかあっという間に一切れを食べ得ていた。
「いい食べっぷりだな。うむ。やはりスイーツこそが至高。このために生きている」
「……そろそろ本題に入っていいか?」
無表情でケーキを食べているルー・シンは、そう言われて顔を上げた。
お茶のお代わりを入れたメイドを視線で下げさせてから、椅子に深く腰掛ける。
「先日、魔法学院から一つの研究資料が盗まれたと聞いた」
「ほう。それは物騒なことだ」
「盗んだ連中の名は超銀河伝説紅蓮無敵団。盗んだものは魔法学院で行われていたある研究資料。そして彼等にそれを頼んだ依頼主の名は、ルー・シン」
「くははっ。やはり街のごろつき程度の連中に依頼するものではなかったな」
「キメラの襲撃があったことが原因だ。連中は自分達の住処が襲われて怒りを覚えている。その原因が研究資料にあるかも知れないと言えば、すぐに教えてくれたぞ」
「だが、それは詭弁だろう? 手前がその研究資料にあった、襲撃者……キメラを放ったということに結びつかん」
「だとしたら答えられるな? あの研究資料に書かれていた内容はなんだ?」
「キメラについてのことだ。特に昨今で研究が進められているのは人間をベースにしたものだな」
悪びれもせず、それどころか可笑しそうにルー・シンはそう言ってのけた。
「……何故それを奪った? その資料を持って何をするつもりだ?」
可能な限り冷静を装った質問だが、その声色と、言葉を発してから固く結ばれた唇は、ルー・シンに今のヨハンが抱く感情を如実に伝えていた。
それでも、彼は怯むこともなく淡々と答えを返してく。
「必要ならば資料を開示することも構わぬが、卿が思っているほどのものではないぞ。そもそもにして、あれらは大半が机上の空論に過ぎぬ」
「では何故その絶妙なタイミングで、そのキメラがエトランゼ街を襲撃した?」
「それを手前に尋ねられても困る。その因果を証することはできぬ」
「……なら、これは答えられるはずだ。何故、それを盗ませた? 下手をすれば主であるエーリヒの立場を危うくさせてまでやるほどのことだったのか?」
「それは答えられぬな。こちらにはこちらの狙いがある。卿とて、お互いに全ての情報や目的を共有できるほどの関係とは思っておらぬだろう?」
ルー・シンの言うことは間違っていない。
突然訪ねてきた男に、目的の全てを話せと言われて馬鹿正直に語る者がいるだろうか。
ヨハンとて逆の立場だったら、幾つも口を噤むべきことはある。
この男が妙なところは、それを馬鹿正直に言ってしまうところだろう。疑ってくださいと言っているようなものだ。
「……判った。これ以上の議論は無意味そうだな」
「そうか。ならば改めてスイーツ談議に移るとしよう。手前のお勧めは……」
「その話をするつもりはない」
立ち上がり、帰ろうとするヨハン。
「そうか。残念だ。卿にもこのスイーツの良さを知って欲しかったのだが……」
先程の話では余裕の表情を崩さなかったルー・シンが、今度は凹んでいるようにも見える。
「ならば土産に持って行け。心配はいらぬ。このスイーツの数々は民の税金、特につい最近で圧倒的に課税されたエトランゼの居住税によるものだからな」
何とも後味の悪い、最悪な話を聞かされながらも、カナタやエレオノーラのことを考えてヨハンはその申し出をありがたく受けることにした。
箱に入れて、しっかりと保冷用の魔法鉱石まで受け取ったヨハンが、バルコニーを後にする。
それでもまだルー・シンはケーキにフォークを入れながら、お茶を飲み続けていた。
眼下にお土産を持たされて歩いて帰るヨハンの姿が見えて、その背中を見送る。
「そう。資料はただ盗んだだけだ。その内容を知るためだけにな。もうあれは手前には用のないもの。しかし」
ケーキを口に運ぶ。
その甘みを楽しみつつ、残った後味をお茶で流し込む。
「こうして事実の一部を表すことで卿は新たな行動に出る。それこそがあの紙切れがもたらす最上の結果と言えるだろう。精々足掻いてほしいものだ」
貴族達がオル・フェーズに呼び出された際に滞在するためのその建物は、彼等が本来住んでいる屋敷に勝るとも劣らないほどに豪奢な作りをしていた。
広さこそはさほどではないものの、オルタリアの威光を見せつけるために、そこに置かれてる家具や調度品は国内でも最大級に高価なものを取り揃えてあった。
中庭と呼ぶには広すぎる空間に石造りの道が伸び、それらは枝分かれしてそこら中に立っている大きな屋敷へと伸びている。
その中の一つに目を付けてヨハンは進み、数分も歩くと目的の場所へと辿り付いた。
小さな緊張を覚えながら扉を叩こうとするヨハンに、背後から低い男の声が掛かる。
「エーリヒ様ならば今日は留守だ。日を改められよ、お客人」
振り返るとそこに立っていたのは、長身痩躯の男。貴族服に身を包んではいるがその見た目はアジア系、恐らくはエトランゼだ。
「そうか。それは残念だ」
「もし用件があるのならば言伝て置こうか?」
「いや、直接本人に話す」
踵を返して戻ろうとするヨハンと擦れ違いざまに、男はその肩に手を伸ばす。
一瞬、何をされるものかと身体が勝手に反応したが特に何をされるわけでもなく、単に足を止めさせただけだった。
「そう急かずに、ゆっくりしていくといいだろう。ちょうど手前も茶の相手が欲しかったところなのでな」
「……いや、すまないが初対面の相手と突然茶を飲むのも抵抗がある」
しかも顔が少し怖い。別にそれが理由の大半と言うわけではないが。
「そうか? それは残念だ。エレオノーラ王女を救い、御使いを倒し、イシュトナル自治区を造り上げた立役者であるヨハン殿と議論を交わすいい機会だと思ったのだが」
驚いてその顔を見ると、そこには微笑が浮かんでいた。
きっと面白いことが起こると、何かを期待する子供のような笑み。目の前の男とはあまりにも不釣り合いすぎて、逆にそれが不気味だった。
「申し遅れた。手前の名はルー・シン。エーリヒ様の家臣をやっている。エトランゼだ」
彼が名乗ったその名は、ヨハンが今日エーリヒに詳細を聞こうと思っていた男の名前だった。
場所を屋敷のバルコニーに移し、二人はテーブルについて外の景色を堪能しながら、最高級のお茶と菓子を口にしていた。
日当りもよいこの場所は心地よく、目の前にこの得体の知れない男がいなければ昼寝をするのも悪くない。
広々としたベランダのスペースに、入れ替わり立ち代わりでメイドが訪れてはお茶のお代わりとお菓子を差し入れてくる。滅多に見ることはできないケーキを、ルー・シンは切り分けて次々に口へと運んでいた。
「ふむ。美味い。やはりケーキはシンプルだが非常に優れた甘味だ。手前としてスイーツの王の名をやってもいいと思うのだが、ヨハン殿はどう思う?」
「いや、それを俺に聞かれても困る」
この世界でケーキなどは高級品で、滅多に食べられるものではない。それを惜しげもなく出してくれるのもまた、王国の財力あってのものだ。
一方のエレオノーラは、イシュトナル自治区でそう言ったものを口にする機会は滅多にない。甘味があったとしても、それはもっと安価なものになる。
「もぐもぐ。美味い。実に美味い。ヨハン殿も早く食え。でなければ話の本題にも入れぬ」
「いや、必要なのか、これを食べることが?」
「糖分を取ってこそ頭も回るというもの。いいから食え」
執拗に進められて、観念してケーキを口に運ぶ。
シンプルなショートケーキを食べるのはいったい何年ぶりだろうか。想像していたよりもスポンジは柔らかく、生クリームの甘みは舌を痺れさせるほどに濃厚だった。
そこに苺の酸味が加わることでいい塩梅に味が調えられ、久しぶりということもあってかあっという間に一切れを食べ得ていた。
「いい食べっぷりだな。うむ。やはりスイーツこそが至高。このために生きている」
「……そろそろ本題に入っていいか?」
無表情でケーキを食べているルー・シンは、そう言われて顔を上げた。
お茶のお代わりを入れたメイドを視線で下げさせてから、椅子に深く腰掛ける。
「先日、魔法学院から一つの研究資料が盗まれたと聞いた」
「ほう。それは物騒なことだ」
「盗んだ連中の名は超銀河伝説紅蓮無敵団。盗んだものは魔法学院で行われていたある研究資料。そして彼等にそれを頼んだ依頼主の名は、ルー・シン」
「くははっ。やはり街のごろつき程度の連中に依頼するものではなかったな」
「キメラの襲撃があったことが原因だ。連中は自分達の住処が襲われて怒りを覚えている。その原因が研究資料にあるかも知れないと言えば、すぐに教えてくれたぞ」
「だが、それは詭弁だろう? 手前がその研究資料にあった、襲撃者……キメラを放ったということに結びつかん」
「だとしたら答えられるな? あの研究資料に書かれていた内容はなんだ?」
「キメラについてのことだ。特に昨今で研究が進められているのは人間をベースにしたものだな」
悪びれもせず、それどころか可笑しそうにルー・シンはそう言ってのけた。
「……何故それを奪った? その資料を持って何をするつもりだ?」
可能な限り冷静を装った質問だが、その声色と、言葉を発してから固く結ばれた唇は、ルー・シンに今のヨハンが抱く感情を如実に伝えていた。
それでも、彼は怯むこともなく淡々と答えを返してく。
「必要ならば資料を開示することも構わぬが、卿が思っているほどのものではないぞ。そもそもにして、あれらは大半が机上の空論に過ぎぬ」
「では何故その絶妙なタイミングで、そのキメラがエトランゼ街を襲撃した?」
「それを手前に尋ねられても困る。その因果を証することはできぬ」
「……なら、これは答えられるはずだ。何故、それを盗ませた? 下手をすれば主であるエーリヒの立場を危うくさせてまでやるほどのことだったのか?」
「それは答えられぬな。こちらにはこちらの狙いがある。卿とて、お互いに全ての情報や目的を共有できるほどの関係とは思っておらぬだろう?」
ルー・シンの言うことは間違っていない。
突然訪ねてきた男に、目的の全てを話せと言われて馬鹿正直に語る者がいるだろうか。
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この男が妙なところは、それを馬鹿正直に言ってしまうところだろう。疑ってくださいと言っているようなものだ。
「……判った。これ以上の議論は無意味そうだな」
「そうか。ならば改めてスイーツ談議に移るとしよう。手前のお勧めは……」
「その話をするつもりはない」
立ち上がり、帰ろうとするヨハン。
「そうか。残念だ。卿にもこのスイーツの良さを知って欲しかったのだが……」
先程の話では余裕の表情を崩さなかったルー・シンが、今度は凹んでいるようにも見える。
「ならば土産に持って行け。心配はいらぬ。このスイーツの数々は民の税金、特につい最近で圧倒的に課税されたエトランゼの居住税によるものだからな」
何とも後味の悪い、最悪な話を聞かされながらも、カナタやエレオノーラのことを考えてヨハンはその申し出をありがたく受けることにした。
箱に入れて、しっかりと保冷用の魔法鉱石まで受け取ったヨハンが、バルコニーを後にする。
それでもまだルー・シンはケーキにフォークを入れながら、お茶を飲み続けていた。
眼下にお土産を持たされて歩いて帰るヨハンの姿が見えて、その背中を見送る。
「そう。資料はただ盗んだだけだ。その内容を知るためだけにな。もうあれは手前には用のないもの。しかし」
ケーキを口に運ぶ。
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