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第二章 魔法使いの追憶
2‐22
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オル・フェーズ第七、第八居住区。通称エトランゼ街。
先日謎の怪物改めキメラとの戦いの結果、そこには無残な破壊の跡が残されていた。
昨晩のうちに人の死体は片付けられ、キメラの死体は魔法学院が証拠の解明として回収していったらしい。
崩れた建物の瓦礫が痛々しい傷跡を語るが、そこにはテントが並べられどうにか人々が生活できるだけの形は作られていた。
「どうしてわたしがここでご飯を作らなくてはならないの?」
「人手不足だからだね」
離れたところではグレンが、彼の仲間の超銀河なんとか団を引き連れて力仕事に精を出している。カナタはその方面ではあまり役に立てそうにもないので、こうして食事の炊き出しに参加していた。
人々が列を成し、椀を持って今日の献立であるスープを受け取るために待機している。
「それは理由になってないと思うのだけど?」
「でも、あれ壊したのアーデルハイトだよ? あれと、あの建物もそうだよね?」
「……非常事態だったのだから仕方ないでしょう」
カナタの言い分は大概卑怯なものだが、アーデルハイトにもそれは申し訳ないという自覚はあるのか、特にそれ以上文句を言うこともなかった。
「ちょっと塩味が濃すぎるわね。もうちょっと食材を足しましょう」
並べられたテーブルの上にまな板を引き、手際よく材料を切りそろえてから鍋に放り込む。
「これは使っていいものなの?」
「え、うん。ここにあるのは使い切って大丈夫って聞いてたけど」
「そう」
余っていた野菜を見る見るうちに切り刻み、大皿にサラダを盛り付ける。
「林檎もあるわね。でもこれだけじゃ全員には行き渡らないし」
少し思案してから、それを兎の形に綺麗にカットする。
「これは子供と病人だけに上げるようにしましょう」
「包丁上手いねー」
「……家族は誰も料理なんかしなかったから。自然と家事全廃をやる羽目になっていたの」
苦々しい、しかし何処か懐かしむような表情でそう語る。
そして料理の準備ができると、鍋の下にあるコンロの火を消して、大きな声でカナタが人々に呼びかける。
家を失った人には予め番号札を配ってあり、それと引き換えに料理を渡すだけなので、二人で分担してやれば滞りなくそれは進んでいった。
「あんた、昨日ここで戦ってくれたお嬢ちゃんだろ? 助かったよ、おかげで死ぬところを何とか生き伸びられた」
「い、いえ……。ボクなんて……」
「いやいや、本当に助かった。おかげで明日からも何とか生きていけるよ。……って言っても、ここで生きるのも大変なんだけどね。どうにか金を溜めて、噂のイシュトナル自治区に引っ越せるように頑張ってみるよ」
そう言い残して、椀を持って去っていく。
楽なことではないだろうが、それでもエレオノーラとヨハンが拓いたイシュトナルがエトランゼの心支えになっていることが、カナタには嬉しかった。
見れば、隣で鍋を掻き混ぜているアーデルハイトも小さな笑みを浮かべている。
そうして滞りなく大半を配り終え、鍋の中のスープも残りわずかになると、退いていった人波に取り残されるように一人の女性と、その横で杖を突きながら歩いてくる男の子の姿があった。
「どうぞ」
頭を下げて、女性はその男の子と一緒にこちらに近付いてくる。
長い黒髪をした彼女の年齢は三十を少し越えたところだろうか。何処か疲れが見えながらも優しげな、困ったような顔でカナタ達と少年を見ている。
「ごめんなさい。この子がどうしても貴方達にお礼が言いたいって聞かなくて……」
だから、わざわざ他の人の邪魔にならないように最後まで残っていたのだろう。
二人分のお椀にスープをよそいサラダを渡して、おまけの林檎をその上に置いて手渡す。
「そんな……。わざわざお礼なんて」
「姉ちゃん達、ありがとう! 街が壊されて母さんが死んじゃうかもしれなかったところを助けてもらって」
大きく、振るように頭を下げる少年。
その姿がおかしくて、また嬉しさもあってカナタも笑顔でそれに答えた。
「おれ、あいつらが来てすぐに気絶しちゃったんだけど、なんかちょっと目を開けたときに姉ちゃん達が戦ってるの見て……すっげぇって思った!」
「あはは……。ありがと。そう言って貰えると頑張った甲斐があったよ」
目線を合わせて、少年に語り掛ける。
「そっちの姉ちゃんも凄かった! あの雷がばしーんってやつ! あれっておれにもできるかな? おれはエトランゼなんだけど、ギフトがないからさ」
エレオノーラもそうだが、エトランゼが子供を産んでもギフトを持つわけではない。それは混血だからという理由ではなく、エトランゼ同士の子供でも同様らしかった。
「難しいわね。でも魔法学院でちゃんと授業を受ければそれもできるようになるかも知れないわ」
「魔法学院かぁ……。入学するのって大変なんでしょ?」
「それはまぁ……そうね」
学力もそうだが、学費も相応に取られる。それをどう説明したものかとアーデルハイトが悩んでいると、母親が口を開いた。
「ほら、シノ。お姉さん達は忙しいんだから、あんまり困らせちゃ駄目よ。本当に、ありがとうございました」
「姉ちゃん達、また来れる? そっちの姉ちゃんのぴかって光るギフト、今度見せてよ!」
「シノ!」
「あはは、大丈夫ですよ。うん、今度また来るから。その時にね!」
カナタの言葉を聞いて、シノは嬉しさのあまり手に持った杖ごと両手を振って、それを母親に窘められながら戻って行く。
「人気者ね」
見ればシノの声に誘われたのか、多くのエトランゼ達がカナタを遠巻きに見つめている。
それは決して悪意のある視線ではなく、むしろカナタに対して希望を見出しているようにすら見えた。
「あはは……。嬉しい、かな?」
照れくさいのもあって、誤魔化すようにそそくさと片づけを始める。
「さ、今の子で最後だし。片付けて次に行こう」
「……次ってなに?」
「炊き出しは終わったから、今日の次の予定をこなさないと」
「一応聞いておくけど、次は何をするの?」
「情報収集! キメラについてのね」
「一応聞いておくけど、それは貴方な一人でやるのよね?」
「ううん。アーデルハイトも一緒だよ? だって箒があった方が移動もしやすいし」
「一応聞いておくけど……」
「はいはい。早くしようよ」
無理矢理に背中を押されて、アーデルハイトは深く溜息をついた。
彼女がこれ以上反論したいことを、勝手に認めたということにしてカナタは上機嫌に片付けを終えるのだった。
先日謎の怪物改めキメラとの戦いの結果、そこには無残な破壊の跡が残されていた。
昨晩のうちに人の死体は片付けられ、キメラの死体は魔法学院が証拠の解明として回収していったらしい。
崩れた建物の瓦礫が痛々しい傷跡を語るが、そこにはテントが並べられどうにか人々が生活できるだけの形は作られていた。
「どうしてわたしがここでご飯を作らなくてはならないの?」
「人手不足だからだね」
離れたところではグレンが、彼の仲間の超銀河なんとか団を引き連れて力仕事に精を出している。カナタはその方面ではあまり役に立てそうにもないので、こうして食事の炊き出しに参加していた。
人々が列を成し、椀を持って今日の献立であるスープを受け取るために待機している。
「それは理由になってないと思うのだけど?」
「でも、あれ壊したのアーデルハイトだよ? あれと、あの建物もそうだよね?」
「……非常事態だったのだから仕方ないでしょう」
カナタの言い分は大概卑怯なものだが、アーデルハイトにもそれは申し訳ないという自覚はあるのか、特にそれ以上文句を言うこともなかった。
「ちょっと塩味が濃すぎるわね。もうちょっと食材を足しましょう」
並べられたテーブルの上にまな板を引き、手際よく材料を切りそろえてから鍋に放り込む。
「これは使っていいものなの?」
「え、うん。ここにあるのは使い切って大丈夫って聞いてたけど」
「そう」
余っていた野菜を見る見るうちに切り刻み、大皿にサラダを盛り付ける。
「林檎もあるわね。でもこれだけじゃ全員には行き渡らないし」
少し思案してから、それを兎の形に綺麗にカットする。
「これは子供と病人だけに上げるようにしましょう」
「包丁上手いねー」
「……家族は誰も料理なんかしなかったから。自然と家事全廃をやる羽目になっていたの」
苦々しい、しかし何処か懐かしむような表情でそう語る。
そして料理の準備ができると、鍋の下にあるコンロの火を消して、大きな声でカナタが人々に呼びかける。
家を失った人には予め番号札を配ってあり、それと引き換えに料理を渡すだけなので、二人で分担してやれば滞りなくそれは進んでいった。
「あんた、昨日ここで戦ってくれたお嬢ちゃんだろ? 助かったよ、おかげで死ぬところを何とか生き伸びられた」
「い、いえ……。ボクなんて……」
「いやいや、本当に助かった。おかげで明日からも何とか生きていけるよ。……って言っても、ここで生きるのも大変なんだけどね。どうにか金を溜めて、噂のイシュトナル自治区に引っ越せるように頑張ってみるよ」
そう言い残して、椀を持って去っていく。
楽なことではないだろうが、それでもエレオノーラとヨハンが拓いたイシュトナルがエトランゼの心支えになっていることが、カナタには嬉しかった。
見れば、隣で鍋を掻き混ぜているアーデルハイトも小さな笑みを浮かべている。
そうして滞りなく大半を配り終え、鍋の中のスープも残りわずかになると、退いていった人波に取り残されるように一人の女性と、その横で杖を突きながら歩いてくる男の子の姿があった。
「どうぞ」
頭を下げて、女性はその男の子と一緒にこちらに近付いてくる。
長い黒髪をした彼女の年齢は三十を少し越えたところだろうか。何処か疲れが見えながらも優しげな、困ったような顔でカナタ達と少年を見ている。
「ごめんなさい。この子がどうしても貴方達にお礼が言いたいって聞かなくて……」
だから、わざわざ他の人の邪魔にならないように最後まで残っていたのだろう。
二人分のお椀にスープをよそいサラダを渡して、おまけの林檎をその上に置いて手渡す。
「そんな……。わざわざお礼なんて」
「姉ちゃん達、ありがとう! 街が壊されて母さんが死んじゃうかもしれなかったところを助けてもらって」
大きく、振るように頭を下げる少年。
その姿がおかしくて、また嬉しさもあってカナタも笑顔でそれに答えた。
「おれ、あいつらが来てすぐに気絶しちゃったんだけど、なんかちょっと目を開けたときに姉ちゃん達が戦ってるの見て……すっげぇって思った!」
「あはは……。ありがと。そう言って貰えると頑張った甲斐があったよ」
目線を合わせて、少年に語り掛ける。
「そっちの姉ちゃんも凄かった! あの雷がばしーんってやつ! あれっておれにもできるかな? おれはエトランゼなんだけど、ギフトがないからさ」
エレオノーラもそうだが、エトランゼが子供を産んでもギフトを持つわけではない。それは混血だからという理由ではなく、エトランゼ同士の子供でも同様らしかった。
「難しいわね。でも魔法学院でちゃんと授業を受ければそれもできるようになるかも知れないわ」
「魔法学院かぁ……。入学するのって大変なんでしょ?」
「それはまぁ……そうね」
学力もそうだが、学費も相応に取られる。それをどう説明したものかとアーデルハイトが悩んでいると、母親が口を開いた。
「ほら、シノ。お姉さん達は忙しいんだから、あんまり困らせちゃ駄目よ。本当に、ありがとうございました」
「姉ちゃん達、また来れる? そっちの姉ちゃんのぴかって光るギフト、今度見せてよ!」
「シノ!」
「あはは、大丈夫ですよ。うん、今度また来るから。その時にね!」
カナタの言葉を聞いて、シノは嬉しさのあまり手に持った杖ごと両手を振って、それを母親に窘められながら戻って行く。
「人気者ね」
見ればシノの声に誘われたのか、多くのエトランゼ達がカナタを遠巻きに見つめている。
それは決して悪意のある視線ではなく、むしろカナタに対して希望を見出しているようにすら見えた。
「あはは……。嬉しい、かな?」
照れくさいのもあって、誤魔化すようにそそくさと片づけを始める。
「さ、今の子で最後だし。片付けて次に行こう」
「……次ってなに?」
「炊き出しは終わったから、今日の次の予定をこなさないと」
「一応聞いておくけど、次は何をするの?」
「情報収集! キメラについてのね」
「一応聞いておくけど、それは貴方な一人でやるのよね?」
「ううん。アーデルハイトも一緒だよ? だって箒があった方が移動もしやすいし」
「一応聞いておくけど……」
「はいはい。早くしようよ」
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