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14話 きっと可愛いはずの人
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最低なふたり14
速水side
ちゅっ♡と軽くキスすると
『そんなんちゅーじゃないっ!!』
こうなった時のだいきは…
正直、めんどくさい。
これを可愛いと思える自分でいたかった…。
グラスに入ったワインをあおるようにグイっと一気に飲み干しただいきは、いつものだいきじゃなくて、どこか追い詰められているような、意を決したという言葉がぴったりだった
『…そんな、飲み方して…知らないよ?』
『いいの。飲みたい気分なんだもん。もっとちょうだいっ♡』
『だぁーめ。ゆっくり飲まないと酔いが回ちゃうよ?』
『さっきカレー食べたから、酔わない』
『どんな理論なんだよ。カレー食べても酔っぱらうでしょ?』
だいきは俺からグラスを奪って、また、一気に飲み干した。
『あ…だいきっ…無茶な飲み方したら…』
って、言ってる口をキスで塞がれて
っちゅ♡…っちゅ…っちゅっくちゅっ…
リップ音を立てて、唇が重なった。
『…酔っぱらってんの?』
『…やまと…俺の事…好き?』
頬を染めただいきはすがるような瞳で俺に問いかけた。
『どうしたの?急に?』
俺は直ぐに答えることが出来なくて答えを濁した
『好きかって聞いてんの!』
『まぁ…付き合ってる訳だし…』
なんとなく、【好き】という言葉を避けてしまった…自分がいて
【好き】と言う言葉が欲しかったであろうだいきは、切なげに
『抱いてよ…』
と、言って
俺に身を任せた。
『ん?』
『俺に夢中になって…欲しい…。俺に溺れるくらいに…夢中になって欲しい…』
『何言ってんの?いつも抱いてるじゃん?』
『……もっと、俺を…俺を抱いて欲しい…俺を見てよ…』
『何?だから、いつもだいきを抱いてるし、見てるだろ?』
だいきは何か言いかけて、言葉をぐっと飲み込んだ。
そして、俺の膝に乗ったままぎゅっと抱きついてきて、
『シよ…』って、耳元で囁いた。
俺に断る理由はない…。
『いいよ。』
キスをした。
膝の上にいるだいきの硬くなったモノが、俺のお腹に当たってて、もう感じ始めているのが手に取るように分かった。
とろんと蕩けていくだいき。可愛らしいのに…夢中にはなれなくて、どこか冷静な自分がいつもいた。
首筋にキスをすると、
『はぁっ///…ンンっ♡…』
甘い声が零れる。
けれど、それは俺の本能を揺さぶるような声じゃない。
冷静に繋がるという行為をする自分がそこにいた。
来ていた服を脱がせると、だいきの白い肌が見えて、細い体のラインに蓮くんとの違いを感じた。
健康的に良く焼けた程よく筋肉の付いたカラダの蓮くんと、色白で細くしなやかなカラダのだいき…
なぜ?蓮くんに反応してしまうのだろう?
喘ぎ方も敏感なところも何もかも違うふたりを比べてしまう
なかなか最低なヤツだよな
『…ここでする?』
だいきに聞くと…
『我慢できない♡』って、とろんとした顔で言った
大抵えっちが終われば眠ってしまうだいきと、ここでするわけにはいかないなと思って、そのまま抱きかかえて、ベッドへ行った。
だいきのソコはもうグズグズに濡れてて、
『まだ、触ってもないのに?こんなに濡らして、えっちなカラダ』
だいきは、真っ直ぐに俺をみて
『…好きな人に、触れられたら…こうなっちゃうからっ///』って言った。
練習くんも、キスするだけでぐちゃぐちゃに濡れて、とろんとした瞳で俺を誘う。
…でも、蓮くんは、俺の事なんて好きじゃない…。
それでも濡れて乱れる蓮くんはちょっぴりえっちな人がなのだろうか?
俺は、ずるい。
蓮くんがだいきと付き合わないでって言ってたら…
俺は……。
俺は……。
速水side
ちゅっ♡と軽くキスすると
『そんなんちゅーじゃないっ!!』
こうなった時のだいきは…
正直、めんどくさい。
これを可愛いと思える自分でいたかった…。
グラスに入ったワインをあおるようにグイっと一気に飲み干しただいきは、いつものだいきじゃなくて、どこか追い詰められているような、意を決したという言葉がぴったりだった
『…そんな、飲み方して…知らないよ?』
『いいの。飲みたい気分なんだもん。もっとちょうだいっ♡』
『だぁーめ。ゆっくり飲まないと酔いが回ちゃうよ?』
『さっきカレー食べたから、酔わない』
『どんな理論なんだよ。カレー食べても酔っぱらうでしょ?』
だいきは俺からグラスを奪って、また、一気に飲み干した。
『あ…だいきっ…無茶な飲み方したら…』
って、言ってる口をキスで塞がれて
っちゅ♡…っちゅ…っちゅっくちゅっ…
リップ音を立てて、唇が重なった。
『…酔っぱらってんの?』
『…やまと…俺の事…好き?』
頬を染めただいきはすがるような瞳で俺に問いかけた。
『どうしたの?急に?』
俺は直ぐに答えることが出来なくて答えを濁した
『好きかって聞いてんの!』
『まぁ…付き合ってる訳だし…』
なんとなく、【好き】という言葉を避けてしまった…自分がいて
【好き】と言う言葉が欲しかったであろうだいきは、切なげに
『抱いてよ…』
と、言って
俺に身を任せた。
『ん?』
『俺に夢中になって…欲しい…。俺に溺れるくらいに…夢中になって欲しい…』
『何言ってんの?いつも抱いてるじゃん?』
『……もっと、俺を…俺を抱いて欲しい…俺を見てよ…』
『何?だから、いつもだいきを抱いてるし、見てるだろ?』
だいきは何か言いかけて、言葉をぐっと飲み込んだ。
そして、俺の膝に乗ったままぎゅっと抱きついてきて、
『シよ…』って、耳元で囁いた。
俺に断る理由はない…。
『いいよ。』
キスをした。
膝の上にいるだいきの硬くなったモノが、俺のお腹に当たってて、もう感じ始めているのが手に取るように分かった。
とろんと蕩けていくだいき。可愛らしいのに…夢中にはなれなくて、どこか冷静な自分がいつもいた。
首筋にキスをすると、
『はぁっ///…ンンっ♡…』
甘い声が零れる。
けれど、それは俺の本能を揺さぶるような声じゃない。
冷静に繋がるという行為をする自分がそこにいた。
来ていた服を脱がせると、だいきの白い肌が見えて、細い体のラインに蓮くんとの違いを感じた。
健康的に良く焼けた程よく筋肉の付いたカラダの蓮くんと、色白で細くしなやかなカラダのだいき…
なぜ?蓮くんに反応してしまうのだろう?
喘ぎ方も敏感なところも何もかも違うふたりを比べてしまう
なかなか最低なヤツだよな
『…ここでする?』
だいきに聞くと…
『我慢できない♡』って、とろんとした顔で言った
大抵えっちが終われば眠ってしまうだいきと、ここでするわけにはいかないなと思って、そのまま抱きかかえて、ベッドへ行った。
だいきのソコはもうグズグズに濡れてて、
『まだ、触ってもないのに?こんなに濡らして、えっちなカラダ』
だいきは、真っ直ぐに俺をみて
『…好きな人に、触れられたら…こうなっちゃうからっ///』って言った。
練習くんも、キスするだけでぐちゃぐちゃに濡れて、とろんとした瞳で俺を誘う。
…でも、蓮くんは、俺の事なんて好きじゃない…。
それでも濡れて乱れる蓮くんはちょっぴりえっちな人がなのだろうか?
俺は、ずるい。
蓮くんがだいきと付き合わないでって言ってたら…
俺は……。
俺は……。
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