世界を捨てる、5年前 〜虐げられた聖女と青年の手紙〜


9歳の時に神殿に連れてこられた聖女は、家族から引き離され神に祈りを捧げて生きている。

孤独を抱えた聖女の元に、神への祈りの最中、一通の手紙が届く。不思議な男からの手紙。それは5年に渡る、彼女と彼の手紙のやり取りの始まり。

世界を超えて届く手紙は、別の世界からの手紙のようだ。
交わすやりとりの中で愛を育んでいき、そして男は言う。
必ず、助けに行くと。
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