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第7章 二度目の実践授業は大ピンチ!
(14)役に立てたよね!
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「お疲れさまー! ふたりともありがと! 作戦大成功だよーっ!」
わたしはうれしさのまま、ロゼとイエローさんをふたりまとめて抱きしめた。ふたりが「きゃあっ!」とかわいらしい悲鳴を上げる。
「ふふ、痛いわ、リリイ。でも頑張ってくれたのは、あなたもでしょう?」
「えっ、そ、そうかな? わたしは作戦を考えただけだし……」
「十分よ。指示出しも完ぺきだったわ。それに、シルバーフォックスの助けを借りられたのは、リリイのおかげよ」
「ですわね。リリイさんがいなければ、そもそも勝ち目なんてなかったですわ」
……ああ、どうしよう、わたし、役に立てたかな? 立てたんだよね! うれしい!
もちろん作戦実行してくれたのはロゼとイエローさん、それからしーさんだ。それでも、人間のわたしにだって、やれることはあったんだって証明できた!
「よかったぁ~っ!」
思わず、ぽろっと涙が落ちた。そんなわたしを、ロゼが抱きしめてくる。
「おつかれさま、リリイ」
「お嬢たちー! 大丈夫ですかー!?」
いつのまにか雨が上がって、日が差してきた。遠くから、シトリンの声がした。走ってくるシトリンの後ろには、ソフィ先生もいる。イエローさんの指示どおりに、シトリンは先生を連れてきてくれたんだね。
先生は落とし穴を見て、目を丸めたあと、わたしたちに視線を投げた。
「みなさん、無事ですね。よかった。……どうやら、上級生の魔界動物の授業のために連れてきていた魔犬が、逃げ出したようです。怖い思いをさせましたね」
「え。この魔犬、授業のために連れて来たんですか……?」
「ええ。首輪を千切って脱走したようです。困ったものだわ」
……こんな魔犬を使う授業って、なんなんだろう。こわ。
「しかし、まさか一年生だけで魔犬を捕まえるとは。魔法も使えないはずなのに。それに、シルバーフォックスまで味方につけて……」
しみじみとそう言うと、ソフィ先生は、こくりとうなずいた。
「死人が出てもおかしくない状況だったのに、みなさん、よくやってくれました」
死人……、いまさらだけど、ぶわっと汗が出てくる。みんな無事で、本当によかったよ……!
「まったく、今度は逃げられないよう、首輪の改良が必要ですね。どうしたものか……」
先生は、ぶつぶつとつぶやきはじめる。そのすきに、わたしはそそそっとロゼに近づいた。
「ロゼ、ありがとうね。わたしのことを追いかけて、助けに来てくれて」
改めてお礼を言えば、ロゼは首をふった。
「わたしは、当たり前のことをしただけよ。リリイのこと、大切だもの」
「わたし、執事らしくできてた……?」
「ええ、もちろん!」
ロゼはほほ笑んで、ぎゅうっとわたしの手をにぎってくれた。ふわりと香る、バラの香り。なんだかその匂いにほっとして、泣きそうになった。
わたしはうれしさのまま、ロゼとイエローさんをふたりまとめて抱きしめた。ふたりが「きゃあっ!」とかわいらしい悲鳴を上げる。
「ふふ、痛いわ、リリイ。でも頑張ってくれたのは、あなたもでしょう?」
「えっ、そ、そうかな? わたしは作戦を考えただけだし……」
「十分よ。指示出しも完ぺきだったわ。それに、シルバーフォックスの助けを借りられたのは、リリイのおかげよ」
「ですわね。リリイさんがいなければ、そもそも勝ち目なんてなかったですわ」
……ああ、どうしよう、わたし、役に立てたかな? 立てたんだよね! うれしい!
もちろん作戦実行してくれたのはロゼとイエローさん、それからしーさんだ。それでも、人間のわたしにだって、やれることはあったんだって証明できた!
「よかったぁ~っ!」
思わず、ぽろっと涙が落ちた。そんなわたしを、ロゼが抱きしめてくる。
「おつかれさま、リリイ」
「お嬢たちー! 大丈夫ですかー!?」
いつのまにか雨が上がって、日が差してきた。遠くから、シトリンの声がした。走ってくるシトリンの後ろには、ソフィ先生もいる。イエローさんの指示どおりに、シトリンは先生を連れてきてくれたんだね。
先生は落とし穴を見て、目を丸めたあと、わたしたちに視線を投げた。
「みなさん、無事ですね。よかった。……どうやら、上級生の魔界動物の授業のために連れてきていた魔犬が、逃げ出したようです。怖い思いをさせましたね」
「え。この魔犬、授業のために連れて来たんですか……?」
「ええ。首輪を千切って脱走したようです。困ったものだわ」
……こんな魔犬を使う授業って、なんなんだろう。こわ。
「しかし、まさか一年生だけで魔犬を捕まえるとは。魔法も使えないはずなのに。それに、シルバーフォックスまで味方につけて……」
しみじみとそう言うと、ソフィ先生は、こくりとうなずいた。
「死人が出てもおかしくない状況だったのに、みなさん、よくやってくれました」
死人……、いまさらだけど、ぶわっと汗が出てくる。みんな無事で、本当によかったよ……!
「まったく、今度は逃げられないよう、首輪の改良が必要ですね。どうしたものか……」
先生は、ぶつぶつとつぶやきはじめる。そのすきに、わたしはそそそっとロゼに近づいた。
「ロゼ、ありがとうね。わたしのことを追いかけて、助けに来てくれて」
改めてお礼を言えば、ロゼは首をふった。
「わたしは、当たり前のことをしただけよ。リリイのこと、大切だもの」
「わたし、執事らしくできてた……?」
「ええ、もちろん!」
ロゼはほほ笑んで、ぎゅうっとわたしの手をにぎってくれた。ふわりと香る、バラの香り。なんだかその匂いにほっとして、泣きそうになった。
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