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安慶名さんからの報告
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「藤乃くんの様子はいかがでしたか?」
「ああ。まだベッドからは1人では下りられないようだったが、食事と飲み物は用意してきたし当分は大丈夫だろう」
「社長……それは大丈夫とは言いませんよ。大体ベッドから1人で下りられない時点で大事でしょう」
「俺だってついててやりたいが仕方がないだろう。お前だって仕事させるために俺を呼んだんだろう?」
仕事をせずに航についててやれるのならどれだけよかったか……。
今だって寝室に置いてくるのに辛くてたまらなかった。
こんな気持ちになったのなんて初めてだ。
「それは……そうですが、そもそも社長が藤乃くんの身体も考えずに無茶するからじゃないですかっ!
いいですか?! みんながみんな社長みたいに体力が有り余ってるわけじゃないんですよ!」
「わかってるが、抑えられなかったんだから仕方がないだろう!」
「はぁーっ、だから気をつけるように言ったでしょう?
藤乃くんみたいな無垢な子の無自覚な煽り発言には耐性がないんですから、社長は。
今日の夜は藤乃くんには指一本触れないでくださいよ。
明日も起き上がれないようなことになったらもう専属秘書の件は考え直すことにしますから」
「ちょ――っ、それは」
「なんですか?」
「……いや、わかったよ。とりあえず、仕事を進めるから」
ギロリと睨んでくる砂川の顔がいつになく本気で俺はもう従うしかなかった。
もちろん俺だって、今日の朝方まで無理させた航にこれ以上無体なことをする気などさらさらないが、指一本触れずに済ませられる自信はない。
なんと言っても初めて思いが通じ合った相手だ。
航の中の気持ちよさを知った息子に我慢を強いるのは本当に辛いが、専属秘書にできなくなるとわかれば息子だって今日のところはなんとか我慢してくれるだろう。
俺も必死に抑えるからお前も頑張ってくれ! 頼む!
会議と書類仕事の合間に2時間の特別ツアーガイドの仕事も終え、これで一週間の予定でやるべき仕事もほぼ終了した。
明日には全て終わらせることができるだろう。
やはり人間は目的があると仕事のスピードも変わるものだな。
「砂川、今日の分は終わったから航のところに戻るぞ」
「社長、本当に仕事の効率だけは素晴らしいですね」
「だけとはなんだ、失礼だな」
「ふふっ。失礼。ところで、今朝頼まれた件ですが、伊織さんが調査した分がメールで送られてきました」
「えっ? もう? いくらなんでも早すぎないか?」
砂川に頼んでからまた数時間しか経っていないというのに、相変わらず安慶名さんの仕事の早さには驚かされる。
「伊織さん、藤乃くんのこと相当気に入っているようでしたよ。
よほど宿で出会った時の印象が良かったんですね。藤乃くんが置かれていた環境を伝えたら、珍しく声が怒ってましたから」
にこやかな笑顔を浮かべる砂川の表情に嫉妬は微塵も見えない。
安慶名さんが航に関心を持っていても気にする素振りも見せないとはさすがというか、なんというか……。
俺なら自分の恋人(航限定)が他の人にそれほどまでに関心を持っていたら、気になって仕方がないがな。
数年も付き合うと多少のことでは嫉妬しなくなるのか……それとも安慶名さんに絶大な信頼があるのか……いずれにしてもすごいな。
俺と航もいつか、安慶名さんと砂川みたいになれるんだろうか……。
まぁその件はともかく、いつものことながら安慶名さんの調査力には目を見張るものがある。
「そうか……。まぁ頬の痣もあったし何かしら予想はしていたのかもしれないな。それでなんだって?」
「はい。こちらをご覧ください」
砂川はそう言って数枚の紙を手渡した。
安慶名さんが調査してくれたというメールをコピーしたものだ。
「もう真っ黒ですよ。やりたい放題ですね、あの会社。少し調べただけでセクハラ、パワハラ、性接待の強要に賃金未払い、不当解雇のオンパレード。藤乃くんの話していたことは全て裏付けが取れています。それ以外にも社長に脱税の疑いがあり、そちらも証拠が掴めそうだということです。伊織さんの話では藤乃くんが辞めさせられてすぐに自主退社した社員が今回の件について協力してくれるそうなので、社長が今回東京に戻られる時は私も同行してその方に直接会って話を聞く予定です」
「そいつは信用できるのか?」
「はい。伊織さんの知り合いに腕のいい探偵がいるのはご存知ですよね」
「ああ。よく世話になってるからな」
「その方のお墨付きだそうですから、大丈夫です。証言もしてくれるそうですよ」
「そうか、なら安心だな」
やはり安慶名さんと砂川に任せて正解だったな。
『玻名崎商会』の件については俺がしゃしゃりでる間も無く、解決しそうだ。
俺は航を傷つけた奴らの方を目一杯やってやることにしよう。
あの計画に朝陽くんが乗ってくれたら成功は間違いなしなんだが、蓮見が許さないだろうな。
うちの事務所に最近入った若くて可愛い子に頼むか、また盛山くんか新川くんに頼むかな。
それからもう一つ、履歴書を見た時から気になっていたあのことを砂川に頼んでおいたがあれはどうなっただろうか?
「砂川、あっちの件はどうだった?」
「はい。そちらも今伊織さんが伝手を使って調べてくれていますが、重要な証言が取れました。
進路指導部の栗原という先生なんですが、親身になって藤乃くんと話をしていたようで5年以上前のことでしたがかなり明確に当時のことを覚えてました」
「そうか、それでなんだって?」
「藤乃くんは高校入学からずっと国立桜城大学法学部への進学を希望していたそうなんです。
入学試験で主席合格してからずっと不動の一位で全国模試でもトップを何度も取るほどの学力の持ち主だったんですが、センター入試の直前に突然大学受験はしないと藤乃くんの方から言ってきたそうです。進路指導部の栗原先生は担任の先生も交えて何度も何度も藤乃くんを説得したそうなんですが藤乃くんの意志は固く、結局受験を諦め就職することになったそうです。しかも、その就職も学校から推薦されたものではなく、突然就職が決まりましたと報告があったそうで高校としてもかなり困惑していたと仰ってました」
「そこまで明確に進学を希望しておきながら、突然の就職。やはり裏があるな。栗原先生は航の親御さんとはその時話はしなかったのか?」
「そのことなんですが、実は――」
プルルルーッ。
砂川との話の途中で電話がなり、もしかしたら航かも……と思い、砂川に『悪い』と断りを入れて画面を見るとそこには浅香の名前があった。
ーもしもし。
ー俺だ。今、大丈夫か?
ーああ。どうした?
ー安慶名さんから連絡もらって電話したんだ。石垣のイリゼでトラブルに巻き込まれたんだって?
ーそうか、悪い。いろいろあって連絡するのを忘れていた。
ー珍しいな。大まかなことは安慶名さんから話は聞いたんだが、お前からも詳しく聞いておこうと思って……。
ー実はな――――。
俺は航のことには一切触れずに、あいつらの車がイリゼのゲートを掻い潜って中に入ってきたことや、ロビーで暴言を吐いてきたこと、宿に泊まれなかった腹いせにわざと俺の車にぶつけて逃げている最中に、俺の仕掛けた罠に引っかかって、窃盗の容疑で逮捕されたことを詳しく話して聞かせた。話のついでにレストランのあの女性従業員のことも付け加えておいた。
ーそれで、その女たちは逮捕されたわけか。
ーああ。新川くんと盛山くんにはかなり世話になったから、お前からもお礼をしておいてくれ。
ーわかった。だが、悪かったな。折角俺のところに泊まってくれたのに。
ーいや、ホテル業界も大変だな。変なのが多くて。
ーまぁな。そういうのに狙われないように対策を講じるさ。なぁ、ちょっと聞いていいか?
ーんっ? どうした?
ーお前、今回もいつも通り1人で泊まったんだよな?
ーなんかあったか?
ーいや、安慶名さんも宿のスタッフもなんとなくいつもと違うような……話している言葉に含みがあったからちょっと気になって……。
なるほど。隠してはくれてるが、聡い浅香には少し気づかれてそうだな。
ーそうか、別にいつも通りだよ。
ーなら、いいんだが。東京に戻ってくるのは予定通りか?
ーああ。そうだな。その時にまたゆっくりな。
ーああ、わかった。あっ、と……それからレストランの女性従業員だけど、なぜかわからないがお前よりも安慶名さんが厳しく怒ってて結局解雇になったよ。まぁ元々、勤務態度に問題がある従業員で他の従業員からもクレームが出てたんだ。レストランの人事に関しては安慶名さんに一任してるから今回の件で見限られたってところだな。お前には今回、嫌な思いばかりさせて悪かったな。
そうか、あの女。解雇されたか。
あいつがいるなら当分は石垣のイリゼには行かないでおこうかと思ったが、さすが安慶名さん。
対処が早くて助かるな。
ーいや、気にするな。また泊まらせてもらうさ。
ーああ。じゃあ、次は東京でだな。
『またな』と言って俺は電話を切った。
「ああ。まだベッドからは1人では下りられないようだったが、食事と飲み物は用意してきたし当分は大丈夫だろう」
「社長……それは大丈夫とは言いませんよ。大体ベッドから1人で下りられない時点で大事でしょう」
「俺だってついててやりたいが仕方がないだろう。お前だって仕事させるために俺を呼んだんだろう?」
仕事をせずに航についててやれるのならどれだけよかったか……。
今だって寝室に置いてくるのに辛くてたまらなかった。
こんな気持ちになったのなんて初めてだ。
「それは……そうですが、そもそも社長が藤乃くんの身体も考えずに無茶するからじゃないですかっ!
いいですか?! みんながみんな社長みたいに体力が有り余ってるわけじゃないんですよ!」
「わかってるが、抑えられなかったんだから仕方がないだろう!」
「はぁーっ、だから気をつけるように言ったでしょう?
藤乃くんみたいな無垢な子の無自覚な煽り発言には耐性がないんですから、社長は。
今日の夜は藤乃くんには指一本触れないでくださいよ。
明日も起き上がれないようなことになったらもう専属秘書の件は考え直すことにしますから」
「ちょ――っ、それは」
「なんですか?」
「……いや、わかったよ。とりあえず、仕事を進めるから」
ギロリと睨んでくる砂川の顔がいつになく本気で俺はもう従うしかなかった。
もちろん俺だって、今日の朝方まで無理させた航にこれ以上無体なことをする気などさらさらないが、指一本触れずに済ませられる自信はない。
なんと言っても初めて思いが通じ合った相手だ。
航の中の気持ちよさを知った息子に我慢を強いるのは本当に辛いが、専属秘書にできなくなるとわかれば息子だって今日のところはなんとか我慢してくれるだろう。
俺も必死に抑えるからお前も頑張ってくれ! 頼む!
会議と書類仕事の合間に2時間の特別ツアーガイドの仕事も終え、これで一週間の予定でやるべき仕事もほぼ終了した。
明日には全て終わらせることができるだろう。
やはり人間は目的があると仕事のスピードも変わるものだな。
「砂川、今日の分は終わったから航のところに戻るぞ」
「社長、本当に仕事の効率だけは素晴らしいですね」
「だけとはなんだ、失礼だな」
「ふふっ。失礼。ところで、今朝頼まれた件ですが、伊織さんが調査した分がメールで送られてきました」
「えっ? もう? いくらなんでも早すぎないか?」
砂川に頼んでからまた数時間しか経っていないというのに、相変わらず安慶名さんの仕事の早さには驚かされる。
「伊織さん、藤乃くんのこと相当気に入っているようでしたよ。
よほど宿で出会った時の印象が良かったんですね。藤乃くんが置かれていた環境を伝えたら、珍しく声が怒ってましたから」
にこやかな笑顔を浮かべる砂川の表情に嫉妬は微塵も見えない。
安慶名さんが航に関心を持っていても気にする素振りも見せないとはさすがというか、なんというか……。
俺なら自分の恋人(航限定)が他の人にそれほどまでに関心を持っていたら、気になって仕方がないがな。
数年も付き合うと多少のことでは嫉妬しなくなるのか……それとも安慶名さんに絶大な信頼があるのか……いずれにしてもすごいな。
俺と航もいつか、安慶名さんと砂川みたいになれるんだろうか……。
まぁその件はともかく、いつものことながら安慶名さんの調査力には目を見張るものがある。
「そうか……。まぁ頬の痣もあったし何かしら予想はしていたのかもしれないな。それでなんだって?」
「はい。こちらをご覧ください」
砂川はそう言って数枚の紙を手渡した。
安慶名さんが調査してくれたというメールをコピーしたものだ。
「もう真っ黒ですよ。やりたい放題ですね、あの会社。少し調べただけでセクハラ、パワハラ、性接待の強要に賃金未払い、不当解雇のオンパレード。藤乃くんの話していたことは全て裏付けが取れています。それ以外にも社長に脱税の疑いがあり、そちらも証拠が掴めそうだということです。伊織さんの話では藤乃くんが辞めさせられてすぐに自主退社した社員が今回の件について協力してくれるそうなので、社長が今回東京に戻られる時は私も同行してその方に直接会って話を聞く予定です」
「そいつは信用できるのか?」
「はい。伊織さんの知り合いに腕のいい探偵がいるのはご存知ですよね」
「ああ。よく世話になってるからな」
「その方のお墨付きだそうですから、大丈夫です。証言もしてくれるそうですよ」
「そうか、なら安心だな」
やはり安慶名さんと砂川に任せて正解だったな。
『玻名崎商会』の件については俺がしゃしゃりでる間も無く、解決しそうだ。
俺は航を傷つけた奴らの方を目一杯やってやることにしよう。
あの計画に朝陽くんが乗ってくれたら成功は間違いなしなんだが、蓮見が許さないだろうな。
うちの事務所に最近入った若くて可愛い子に頼むか、また盛山くんか新川くんに頼むかな。
それからもう一つ、履歴書を見た時から気になっていたあのことを砂川に頼んでおいたがあれはどうなっただろうか?
「砂川、あっちの件はどうだった?」
「はい。そちらも今伊織さんが伝手を使って調べてくれていますが、重要な証言が取れました。
進路指導部の栗原という先生なんですが、親身になって藤乃くんと話をしていたようで5年以上前のことでしたがかなり明確に当時のことを覚えてました」
「そうか、それでなんだって?」
「藤乃くんは高校入学からずっと国立桜城大学法学部への進学を希望していたそうなんです。
入学試験で主席合格してからずっと不動の一位で全国模試でもトップを何度も取るほどの学力の持ち主だったんですが、センター入試の直前に突然大学受験はしないと藤乃くんの方から言ってきたそうです。進路指導部の栗原先生は担任の先生も交えて何度も何度も藤乃くんを説得したそうなんですが藤乃くんの意志は固く、結局受験を諦め就職することになったそうです。しかも、その就職も学校から推薦されたものではなく、突然就職が決まりましたと報告があったそうで高校としてもかなり困惑していたと仰ってました」
「そこまで明確に進学を希望しておきながら、突然の就職。やはり裏があるな。栗原先生は航の親御さんとはその時話はしなかったのか?」
「そのことなんですが、実は――」
プルルルーッ。
砂川との話の途中で電話がなり、もしかしたら航かも……と思い、砂川に『悪い』と断りを入れて画面を見るとそこには浅香の名前があった。
ーもしもし。
ー俺だ。今、大丈夫か?
ーああ。どうした?
ー安慶名さんから連絡もらって電話したんだ。石垣のイリゼでトラブルに巻き込まれたんだって?
ーそうか、悪い。いろいろあって連絡するのを忘れていた。
ー珍しいな。大まかなことは安慶名さんから話は聞いたんだが、お前からも詳しく聞いておこうと思って……。
ー実はな――――。
俺は航のことには一切触れずに、あいつらの車がイリゼのゲートを掻い潜って中に入ってきたことや、ロビーで暴言を吐いてきたこと、宿に泊まれなかった腹いせにわざと俺の車にぶつけて逃げている最中に、俺の仕掛けた罠に引っかかって、窃盗の容疑で逮捕されたことを詳しく話して聞かせた。話のついでにレストランのあの女性従業員のことも付け加えておいた。
ーそれで、その女たちは逮捕されたわけか。
ーああ。新川くんと盛山くんにはかなり世話になったから、お前からもお礼をしておいてくれ。
ーわかった。だが、悪かったな。折角俺のところに泊まってくれたのに。
ーいや、ホテル業界も大変だな。変なのが多くて。
ーまぁな。そういうのに狙われないように対策を講じるさ。なぁ、ちょっと聞いていいか?
ーんっ? どうした?
ーお前、今回もいつも通り1人で泊まったんだよな?
ーなんかあったか?
ーいや、安慶名さんも宿のスタッフもなんとなくいつもと違うような……話している言葉に含みがあったからちょっと気になって……。
なるほど。隠してはくれてるが、聡い浅香には少し気づかれてそうだな。
ーそうか、別にいつも通りだよ。
ーなら、いいんだが。東京に戻ってくるのは予定通りか?
ーああ。そうだな。その時にまたゆっくりな。
ーああ、わかった。あっ、と……それからレストランの女性従業員だけど、なぜかわからないがお前よりも安慶名さんが厳しく怒ってて結局解雇になったよ。まぁ元々、勤務態度に問題がある従業員で他の従業員からもクレームが出てたんだ。レストランの人事に関しては安慶名さんに一任してるから今回の件で見限られたってところだな。お前には今回、嫌な思いばかりさせて悪かったな。
そうか、あの女。解雇されたか。
あいつがいるなら当分は石垣のイリゼには行かないでおこうかと思ったが、さすが安慶名さん。
対処が早くて助かるな。
ーいや、気にするな。また泊まらせてもらうさ。
ーああ。じゃあ、次は東京でだな。
『またな』と言って俺は電話を切った。
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