26 / 77
衝撃の事実
しおりを挟む
「話の途中で悪かったな」
「いいえ。石垣イリゼのご報告ですか?」
「ああ。安慶名さんにはこっちもやってもらって助かってるよ。お前との時間を削ってやってもらってるなら悪いな」
料理人としての仕事も完璧にやりながら、宿のあのトラブルも処理してもらってる上に、航のことまで調査してもらってるんだ。
仕事にほとんど全ての時間を使ってると言っても過言じゃないだろう。
しかも、砂川は西表にいて離れているんだから会えない上に、この分だとせっかくの電話すら仕事の話ばかりになっているはずだ。
流石に申し訳ないと思ってしまうな。
「ふふっ。そんな心配ご無用ですよ。伊織さんが社長に頼りにされるのを見るのは私も好きなので」
「あーはいはい。まさか俺の前で惚気られるとはな」
「さんざん藤乃くんのことで惚気てるんですからこれくらいいいじゃないですか。
今回の件が落ち着いたら社長から私にも伊織さんにも特別ボーナス頂きますよ」
「ああ。わかった、わかった。航のためなら特別ボーナスの一つや二つ出してやるよ」
「ふふっ。楽しみにしてます。ところで、さっきの話の続きですが……」
そう切り出すと、砂川は急に真剣な顔つきになって話を始めた。
「実は、藤乃くんのお母さまは藤乃くんが高校3年生の秋に亡くなっています」
「えっ? 亡くなった?」
「はい。交通事故に遭われたそうで……。そして父親の方ですが、藤乃くんとは血縁関係にありません」
「なにっ? じゃあ航は……」
「お母さまの連れ子のようですね。本当のお父さまも藤乃くんが5歳の頃に事故で亡くなったようです。
再婚されたのが藤乃くんが高校2年の初めだそうですから、婚姻生活は1年半くらいでしょうか。
藤乃くんは父親と養子縁組をしておりませんので、親子関係はありませんね」
淡々と説明を続ける砂川を見ながら俺は驚きを隠せなかった。
航から両親の話を聞いたことはなかったが、母親がまさか亡くなっているとは思わなかったな。
「そして、どうやら就職は義父の意向だったようです」
「はぁっ? どういうことだ?」
「詳しいことはこれからの調査になりますが、栗原先生の話ではお母さまが残された借金を藤乃くんが返さないといけないと漏らしていたのを偶然聞いたことがあると仰ってました」
「借金? ということは……」
「もしかしたら借金のカタに就職を強要されたのではないかと心配されてました」
なるほど。
あれほどの進学校で主席でありながらあんな会社に就職したのがどうも気になっていたが、理由はそれだったか……。
だとすると義父もグルか?
義父と『玻名崎商会』に何か繋がりがあるかもしれないな。
「引き続き調査を続けてくれ。俺はそろそろ自宅に戻るよ。そろそろ航も食事させたほうがいいだろうからな」
「畏まりました」
自宅へと戻り、寝ているかもしれないと思いゆっくりと寝室の扉を開けると、ヘッドボードを背もたれにして座っている航と目が合った。
意外と元気そうな表情にホッとしながら声をかけると、
「祐悟さん、おかえりなさい。お仕事お疲れさまです」
と出迎えてくれた。
それが嬉しくて思わず航の元へと駆け寄り抱きついた。
航の胸元へと顔を擦り寄せると、航が俺の頭をよしよしと撫でてくれる。
ああ、こんな幸せな時間が俺にくるとはな……。
こうやって航に癒してもらえるなら嫌々ながら行った今日の仕事も頑張った甲斐があったというものだ。
航に『毎日でも癒してあげますよ』と嬉しい言葉をもらい、これから先の仕事の効率が上がりそうだと笑みが溢れた。
ふと顔を上げると、用意しておいた食事に手をつけた形跡がないことに気がついた。
おそらく身体が辛くて、俺が出かけた後ずっと眠っていたのだろう。
寝ていたおかげで顔色もずいぶん良くなっている。
『お腹空いてないか?』と尋ねると、航が答えるよりも前に、航の腹から可愛い音が鳴り響いた。
真っ赤な顔をして恥ずかしそうに謝る航に食事に行こうと声をかけ、用意しておいた服を手渡した。
この服は空港でスーツを購入したときに、航に似合いそうだと一緒に用意しておいたものだ。
俺が選んだ服を身につけてもらえるなんて喜びでしかない。
着替えを手伝うと言って、着せておいたTシャツをさっと脱がせ、着替えを用意していると、航が突然『わぁっ』と大声を上げた。
驚いて航を見ると、少し青褪めた表情で
「俺……何かにかぶれちゃったみたいです。こんな湿疹出たの初めて……。
どうしよう……病院行ったほうがいいのかな? あっでも、保険証持ってきてないや……」
と自分の身体を見ながらそんなことを言ってくる。
俺が航の全身につけた独占欲の現れであるキスマークを撫でながら
『……祐悟さん、どうしたらいいですか?』と目を潤ませ、上目遣いに尋ねられて普通でいられるわけがない。
一瞬にして滾った息子を必死に押しとどめながら、俺は気持ちを落ち着かせようと深呼吸した。
ところが俺の深呼吸を航は悪い方に受け取ったようで、『俺、そんなに悪い状態なんですか?』とさっきよりも青褪めた顔で尋ねてくる。
それを必死に病気じゃないから大丈夫だと言い聞かせたが、俺のつけたキスマークについてはどう話していいのかわからず、ただ大丈夫とだけ繰り返し伝えた。
それにしても航はキスマークも知らないとは……本当にここまで無事でいられたことが奇跡だな。
航を無事に恋人にすることができて本当によかった。
航にシャツとズボンを穿かせると、俺が身体中につけたキスマークは見えなくなり航はホッとしているように見えた。
とりあえず今のところはごまかすことができたが、なんて言って教えるか考えておかないといけないな。
航の足に新しい湿布と包帯を巻き、航を抱きかかえて外に出ると、外の明るい光が久しぶりに外に出た航には眩しかったようで目を細めているのがなんだかとても可愛かった。
食事はどこに行こうかと考えていたが、新しいところに連れて行けば航が気疲れするだろう。
やはり昨日行ったあの居酒屋にしようかと歩き進めていると、前から砂川がやってきた。
私服に着替えてわざわざ航に会いにくるなんて、相当航のことを気に入っているな。
航の体調が気になってお見舞いに来たと話した砂川に航は顔を青褪めさせながら、
『勝手に休んでしまって本当に申し訳ありません。罰ならなんでも受けますので会社にいさせてください。お願いします!』と謝罪し始めた。
今にも泣き出しそうな航に焦って俺と砂川で『大丈夫だ』と必死に宥めると、
『ほ、本当に、いいんですか……?』と目を潤ませながらそう聞いてくる。
航はそんなふうに追い込まれるほどあの会社で酷い目に遭わされてきたんだろう。
身体が辛い日も出勤させられて休めば罰を与えられてきたのだろう。
それが当然のように洗脳されて……ああ、もう本当にあいつらは許すわけにはいかないな。
砂川もこれでさらに火がついたはずだ。
きっと安慶名さんと一緒にとことん追い詰めてくれるだろう。
俺は航のおでこにちゅっとキスをして怯えた気持ちを安心させてやった。
砂川を食事に誘い、先に行って席を取っておくように頼むと喜んで走っていった。
俺たちは航の足に響かないようにとゆっくり居酒屋までの道のりの散歩を楽しんだ。
ああ、こんなにゆったりと航を抱きかかえながら外を歩けるなんて、ここは天国だな。
「いいえ。石垣イリゼのご報告ですか?」
「ああ。安慶名さんにはこっちもやってもらって助かってるよ。お前との時間を削ってやってもらってるなら悪いな」
料理人としての仕事も完璧にやりながら、宿のあのトラブルも処理してもらってる上に、航のことまで調査してもらってるんだ。
仕事にほとんど全ての時間を使ってると言っても過言じゃないだろう。
しかも、砂川は西表にいて離れているんだから会えない上に、この分だとせっかくの電話すら仕事の話ばかりになっているはずだ。
流石に申し訳ないと思ってしまうな。
「ふふっ。そんな心配ご無用ですよ。伊織さんが社長に頼りにされるのを見るのは私も好きなので」
「あーはいはい。まさか俺の前で惚気られるとはな」
「さんざん藤乃くんのことで惚気てるんですからこれくらいいいじゃないですか。
今回の件が落ち着いたら社長から私にも伊織さんにも特別ボーナス頂きますよ」
「ああ。わかった、わかった。航のためなら特別ボーナスの一つや二つ出してやるよ」
「ふふっ。楽しみにしてます。ところで、さっきの話の続きですが……」
そう切り出すと、砂川は急に真剣な顔つきになって話を始めた。
「実は、藤乃くんのお母さまは藤乃くんが高校3年生の秋に亡くなっています」
「えっ? 亡くなった?」
「はい。交通事故に遭われたそうで……。そして父親の方ですが、藤乃くんとは血縁関係にありません」
「なにっ? じゃあ航は……」
「お母さまの連れ子のようですね。本当のお父さまも藤乃くんが5歳の頃に事故で亡くなったようです。
再婚されたのが藤乃くんが高校2年の初めだそうですから、婚姻生活は1年半くらいでしょうか。
藤乃くんは父親と養子縁組をしておりませんので、親子関係はありませんね」
淡々と説明を続ける砂川を見ながら俺は驚きを隠せなかった。
航から両親の話を聞いたことはなかったが、母親がまさか亡くなっているとは思わなかったな。
「そして、どうやら就職は義父の意向だったようです」
「はぁっ? どういうことだ?」
「詳しいことはこれからの調査になりますが、栗原先生の話ではお母さまが残された借金を藤乃くんが返さないといけないと漏らしていたのを偶然聞いたことがあると仰ってました」
「借金? ということは……」
「もしかしたら借金のカタに就職を強要されたのではないかと心配されてました」
なるほど。
あれほどの進学校で主席でありながらあんな会社に就職したのがどうも気になっていたが、理由はそれだったか……。
だとすると義父もグルか?
義父と『玻名崎商会』に何か繋がりがあるかもしれないな。
「引き続き調査を続けてくれ。俺はそろそろ自宅に戻るよ。そろそろ航も食事させたほうがいいだろうからな」
「畏まりました」
自宅へと戻り、寝ているかもしれないと思いゆっくりと寝室の扉を開けると、ヘッドボードを背もたれにして座っている航と目が合った。
意外と元気そうな表情にホッとしながら声をかけると、
「祐悟さん、おかえりなさい。お仕事お疲れさまです」
と出迎えてくれた。
それが嬉しくて思わず航の元へと駆け寄り抱きついた。
航の胸元へと顔を擦り寄せると、航が俺の頭をよしよしと撫でてくれる。
ああ、こんな幸せな時間が俺にくるとはな……。
こうやって航に癒してもらえるなら嫌々ながら行った今日の仕事も頑張った甲斐があったというものだ。
航に『毎日でも癒してあげますよ』と嬉しい言葉をもらい、これから先の仕事の効率が上がりそうだと笑みが溢れた。
ふと顔を上げると、用意しておいた食事に手をつけた形跡がないことに気がついた。
おそらく身体が辛くて、俺が出かけた後ずっと眠っていたのだろう。
寝ていたおかげで顔色もずいぶん良くなっている。
『お腹空いてないか?』と尋ねると、航が答えるよりも前に、航の腹から可愛い音が鳴り響いた。
真っ赤な顔をして恥ずかしそうに謝る航に食事に行こうと声をかけ、用意しておいた服を手渡した。
この服は空港でスーツを購入したときに、航に似合いそうだと一緒に用意しておいたものだ。
俺が選んだ服を身につけてもらえるなんて喜びでしかない。
着替えを手伝うと言って、着せておいたTシャツをさっと脱がせ、着替えを用意していると、航が突然『わぁっ』と大声を上げた。
驚いて航を見ると、少し青褪めた表情で
「俺……何かにかぶれちゃったみたいです。こんな湿疹出たの初めて……。
どうしよう……病院行ったほうがいいのかな? あっでも、保険証持ってきてないや……」
と自分の身体を見ながらそんなことを言ってくる。
俺が航の全身につけた独占欲の現れであるキスマークを撫でながら
『……祐悟さん、どうしたらいいですか?』と目を潤ませ、上目遣いに尋ねられて普通でいられるわけがない。
一瞬にして滾った息子を必死に押しとどめながら、俺は気持ちを落ち着かせようと深呼吸した。
ところが俺の深呼吸を航は悪い方に受け取ったようで、『俺、そんなに悪い状態なんですか?』とさっきよりも青褪めた顔で尋ねてくる。
それを必死に病気じゃないから大丈夫だと言い聞かせたが、俺のつけたキスマークについてはどう話していいのかわからず、ただ大丈夫とだけ繰り返し伝えた。
それにしても航はキスマークも知らないとは……本当にここまで無事でいられたことが奇跡だな。
航を無事に恋人にすることができて本当によかった。
航にシャツとズボンを穿かせると、俺が身体中につけたキスマークは見えなくなり航はホッとしているように見えた。
とりあえず今のところはごまかすことができたが、なんて言って教えるか考えておかないといけないな。
航の足に新しい湿布と包帯を巻き、航を抱きかかえて外に出ると、外の明るい光が久しぶりに外に出た航には眩しかったようで目を細めているのがなんだかとても可愛かった。
食事はどこに行こうかと考えていたが、新しいところに連れて行けば航が気疲れするだろう。
やはり昨日行ったあの居酒屋にしようかと歩き進めていると、前から砂川がやってきた。
私服に着替えてわざわざ航に会いにくるなんて、相当航のことを気に入っているな。
航の体調が気になってお見舞いに来たと話した砂川に航は顔を青褪めさせながら、
『勝手に休んでしまって本当に申し訳ありません。罰ならなんでも受けますので会社にいさせてください。お願いします!』と謝罪し始めた。
今にも泣き出しそうな航に焦って俺と砂川で『大丈夫だ』と必死に宥めると、
『ほ、本当に、いいんですか……?』と目を潤ませながらそう聞いてくる。
航はそんなふうに追い込まれるほどあの会社で酷い目に遭わされてきたんだろう。
身体が辛い日も出勤させられて休めば罰を与えられてきたのだろう。
それが当然のように洗脳されて……ああ、もう本当にあいつらは許すわけにはいかないな。
砂川もこれでさらに火がついたはずだ。
きっと安慶名さんと一緒にとことん追い詰めてくれるだろう。
俺は航のおでこにちゅっとキスをして怯えた気持ちを安心させてやった。
砂川を食事に誘い、先に行って席を取っておくように頼むと喜んで走っていった。
俺たちは航の足に響かないようにとゆっくり居酒屋までの道のりの散歩を楽しんだ。
ああ、こんなにゆったりと航を抱きかかえながら外を歩けるなんて、ここは天国だな。
279
お気に入りに追加
1,532
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。

日本一のイケメン俳優に惚れられてしまったんですが
五右衛門
BL
月井晴彦は過去のトラウマから自信を失い、人と距離を置きながら高校生活を送っていた。ある日、帰り道で少女が複数の男子からナンパされている場面に遭遇する。普段は関わりを避ける晴彦だが、僅かばかりの勇気を出して、手が震えながらも必死に少女を助けた。
しかし、その少女は実は美男子俳優の白銀玲央だった。彼は日本一有名な高校生俳優で、高い演技力と美しすぎる美貌も相まって多くの賞を受賞している天才である。玲央は何かお礼がしたいと言うも、晴彦は動揺してしまい逃げるように立ち去る。しかし数日後、体育館に集まった全校生徒の前で現れたのは、あの時の青年だった──

鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。

【完結・BL】俺をフッた初恋相手が、転勤して上司になったんだが?【先輩×後輩】
彩華
BL
『俺、そんな目でお前のこと見れない』
高校一年の冬。俺の初恋は、見事に玉砕した。
その後、俺は見事にDTのまま。あっという間に25になり。何の変化もないまま、ごくごくありふれたサラリーマンになった俺。
そんな俺の前に、運命の悪戯か。再び初恋相手は現れて────!?
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる