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とろけるキス※

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「せ、いやさん……」

「一花、大丈夫か?」

「は、はい。なんだか、ふしぎな、かんかくが……あっ、これ……なんですか?」

一花は私の右手を見つめながら、尋ねてくる。

「これは、一花の蜜だ」

「ぼくの、みつ……?」

「ああ、好きな人に触れられて最高に気持ちが良くなると蜜が出てくるんだよ」

「そう、なんですね……へぇ……ふしぎ……」

一花は初めて見る精液に興味津々のようだ。
そんな純粋なところも可愛い。

「身体が冷えるといけないから、身体を流して湯船に入ろうか」

「は、はい。わっ!」

「――っ、一花っ」

私の胸に身を預けていた一花が体勢を変えようとした瞬間、一花の手が私の下腹部に触れてしまった。

そう。
腰に巻いて必死に隠していたモノに触れてしまったのだ。
一花の可愛い姿に途轍もないほど聳り立ってしまった愚息に。

「征哉さんっ、何かすっごくおっきくて硬いものが……っ」

「い、一花っ! 気にしないでいい」

慌ててそう言ったのだけど、私が制するよりも先に一花の小さな手がタオルをずらしてしまった。

「わっ! これ……っ」

一花の目の前に、自分でも引いてしまうほど大きく昂った愚息が飛び出してきてしまい、一花はあまりの驚きに声を出せないようだ。

慌ててタオルで隠しながら、言い訳を考える。
まだこんなふうになってしまった姿を見せるつもりじゃなかった。
だが、あまりの一花の無防備な姿に反応してしまったんだ。

「悪い、一花を怖がらせるつもりじゃ――」
「僕が触ったからですか?」

「えっ?」

「だって、好きな人に触れられると硬くなるって……」

確かにそういった。
ここで否定したらさっきまでの話が嘘になってしまう。

「ああ、私は一花が大好きだからな」

「征哉さん……っ。嬉しいっ!!」

「一花っ!」

ああ、怖がられなくてよかった。
やっぱり素直な子だから、正直に答えるのが一番だな。

だが、素直な一花はそれ以上のことを口にしてきた。

「僕も、征哉さんの蜜を出したいです!!」

「えっ? それは……」

「だめ、ですか…‥?」

「ぐっ――! い、いや……だめではないが……」

「ふふっ。よかった。じゃあ、僕にも見せてください」

そう言われたら、拒むわけにはいかない。
なんせ、たった今私が一花に同じことをしたのだから。

恐る恐るタオルを取り去って見せると、一花は興味津々にそこを見つめた。
一花に見られてさらに興奮してしまった愚息がさらに大きさを増していく。

「わぁっ! すごいっ、おっきくなりましたよ!」

「くっ――!」

一花の無邪気な声があまりにも可愛すぎて興奮が抑えられない。

「征哉さんの、僕のと全然違いますね」

「わ、私は大人だから。それに身体も一花より随分と大きいからな」

「そっか。そうですね。でもすごいなぁ。征哉さん、触ってみてもいいですか?」

「えっ、あ、ああ。構わないよ」

私も触れたんだから仕方がない。
だが、頼む。
暴発だけはしないでくれ。

心の中で必死に愚息に喝を入れながら、一花の手の動きに神経を尖らせていると一花の小さな手が愚息に触れた。

私がしたことを思い出しているのか。
小さな手で一生懸命愚息を包み込もうとしている。

「征哉さんの、おっきくて片手じゃ入らないです」

「ぐぅ――っ!!」

――ああっん、せいや、さん……の、おっきすぎるぅ……っ。

恍惚とした表情の一花が私の下で可愛らしい声をあげながら受け入れてくれる妄想がありありと浮かんできて、もう我慢ができそうにない。

「い、一花……りょ、両手で……触って擦ってくれないか?」

「こう、ですか?」

「くっ――!!」

愚息を両手で握り、上下に動かしながら上目遣いに私を見てくる。
ああ、もうだめだ……っ。

「くっ! 一花っ! イ、イくっ!」

あまりにも早いのは私のプライドに関わると必死に堪えようとしたが、一花の可愛さの前には私のプライドなど木っ端微塵に打ち砕かれてしまった。

おそらく私史上最速でイってしまっただろう。
しかも、大量に溢れ出してしまい、気づけば一花の小さな手は私の出したモノに塗れてしまっていた。

「一花、すぐに洗い流そう」

急いでシャワーを手に取ったが、一花は全く動じることなく

「すごいです! 本当に蜜が出るんですね」

と感動までしてくれているようだ。
きっと自分が蜜を出した時は初めての快感に覚えていなかったのだろうな。

「ああ、一花を愛しているからな」

「征哉さん……」

一花にとっては私の気持ちを再確認できて本当に嬉しかったようだ。

ああ、こんなにもスムーズに一歩前進できるとは思わなかったな。

一花を抱きかかえて湯船に浸かる。

「わっ! すごいっ!」

「熱くないか?」

「はい。大丈夫です、すっごく気持ちがいいです」

一花にとっては初めての風呂か。
はしゃいでいるのが可愛いな。

「お湯に浸かるってこんなに気持ちが良いものなんですね」

「ああ、我が家の風呂もそこそこ広いからのんびりできるぞ」

「わぁ、楽しみです」

湯の中で一花の身体に手を滑らせる。
太ももに大きな傷があるが、これは一花が頑張った証拠。
あの時、あんなにも小さな身体でこんなにも大きな傷を受けてよく生きていてくれたものだ。

「傷、目立ちますか?」

「いや、私しか見ないから気にしないで良い。それにこれは一花が頑張った証だよ。私の母を助けてくれた勲章だ。恥ずかしがることはない」

「征哉さん……はい。そうですね。未知子お母さんを助けられて、よかったです」

「一花……愛してるよ」

「んんっ……」

温泉に浸かってほんのりと頬を染めた一花が可愛くて、唇を重ねる。
いつもより温かな一花の唇に私のそれは溶けてしまいそうなほど気持ちが良かった。
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