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恋人たちの夜※<伊吹&史紀編 4>
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<side伊吹>
――彼が着ているドレスには面白い仕掛けがあってね……
あの美しい庭で史紀たちが写真撮影を楽しんでいる間、そっと隣にやってきた蓮見さんにそんなことを告げられた。
ドレスを着用したまま愛し合えるドレス。
さすが、蓮見さん。
愛しい人を前にした男の情欲を知り尽くした上でドレスを作ったというわけか。
一生に一度のウエディングドレスを着たまま愛し合い、自分色に染めるのを男の夢だと思う者も多いだろうからな。
ドレスを着る人にはデザインで喜ばれ、ドレスを脱がす人には機能で喜ばれるということか。素晴らしい。
全ての仕掛けを教えてもらった俺は、史紀との甘い夜を心待ちにしていた。
二人っきりで部屋についてすぐに可愛い史紀を寝室に連れて行きたくなる衝動を必死に抑える。
しかし、史紀もまた我慢できないようで必死に耐えている姿が俺の興奮を増していく。
何もかも全て放棄して史紀との愛の時間に割きたいが、せっかく素晴らしい部屋に泊まることができたんだ。
すぐに寝室に引っ込んでしまっては史紀にも申し訳ない。
なんせ、入ったが最後明日の朝まで出てこられる自信がないのだから。
食事を楽しみ、温泉を楽しんでから長い夜を楽しみたい。
全ての欲を叶えるために俺は必死に耐え抜いた。
それこそ、美味しそうに食事をする姿も、日本酒を飲んで頬を赤く染める姿も、襲いかかりたくなるほど可愛かったが、後で美味しく食べるために必死に耐えたんだ。
そうして、やっと食事を終えもう誰も邪魔することのない時間がやってきた。
すぐに温泉に入ればあの仕掛けを堪能できずに終わってしまう。
ドレス姿を堪能させて欲しいと頼んだら、史紀は俺の好きにしていいと言ってくれた。
史紀は何も知らずにそう答えたんだろうが、それじゃあ、思う存分楽しませてもらうとするか。
史紀をテラスに連れて行き、ソファーに足を投げ出させて座らせる。
ドレスの裾から見えるスラリと伸びた足には毛の一本も生えていない。
これは脱毛したわけではない。元々そういう体質らしい。
一花さんも処理をしているようには見えなかったから、きっと遺伝的なものがあるのかもしれない。
愛する史紀がたとえ剛毛だったとしても俺の愛情が揺らぐことはないが、きっとドレス姿を堪能できることはなかっただろう。そう考えると、史紀の体質には感謝している。
愛し合う前の約束というか、史紀の気持ちを高めるための深いキスをして、史紀の甘い口内を味わいながらいつもはぷっくりと膨らんだ乳首を弄る。
ドレスを着たままだとそれをしてもらえないと思っているだろう。
史紀が触れて欲しいと願ったタイミングで仕掛けを使って指だけをドレスの中に侵入させた。
ドレス用の下着をかいくぐって乳首に触れると、
「んんぅっ……!!」
キスをしたまま史紀が身悶えた。
驚いた様子で唇を離した史紀は何が何だかわかっていないようだ。
なんせ触れられるはずのない場所に刺激を受けたのだから。
史紀の反応が実に可愛らしい。
まだ理解できていない史紀にわからせるように乳首を優しく摘むと
「ひゃあっん!!」
史紀の口から可愛らしい声が漏れた。
このドレスが着用したまま愛し合えるドレスで、史紀はそれをわかって着てくれたんだろうと揶揄うと顔を真っ赤にして否定した。
史紀が知らないのはわかっている。でも事実を告げても脱ごうとしないのだから、史紀もこのまま愛し合いたい気持ちがあるんだろう。それなら史紀もたっぷりと気持ちよくさせてやろう。
ドレスの中で指を動かしながら、
「もっと可愛い声を聞かせて……」
というと、素直な史紀は可愛い声を聞かせてくれた。
本当に可愛い。
胸元につけられた隠しファスナーをスッと引くとドレス用の下着が露わになった。それをずらすとぷっくりと膨らんだ乳首が俺の目の前に現れた。
清楚なドレスの下に、こんなにいやらしく可愛いものを隠していたなんて……。
一気に興奮が高まって俺は勢いのままに史紀の乳首にむしゃぶりついた。
指で片方の乳首を弄りながら、もう片方の乳首を甘噛みし、舌で転がし、吸い付く。
「ああっ、やぁっ……ん、おか、しくなっちゃぅ……っ」
あまりの刺激に史紀は嬌声をあげながらその快感に身悶えていた。
俺の与える快感に必死に抗っているのだろう。足を擦り合わせて必死に耐えている姿にそそられる。
俺はそっとドレスから指を抜き、裾の中に手を入れた。
「あっ、だめぇ……っ」
抗う声が聞こえるが、侵入した手を避ける力が史紀には残っていない。
その隙に足の付け根に触れるといつものボクサーパンツとは違う感触に、史紀が穿いているものが女性用の下着だとすぐにわかった。さすが蓮見さん。ここまで完璧に用意してくれたんだな。
これは、この目ではっきりと見たい!
絶対に見ないと後悔する!
俺は乳首から口を離し、さっと身体を起こして史紀の足の間に腰を下ろした。
そして、史紀の顔を見ながらゆっくりと裾を捲っていく。
ソファーに身を預けていた史紀が
「やぁっ……みちゃ、だめぇ……っ」
と声をあげたが、その時にはもう俺の目に可愛い姿が飛び込んできてきた。
面積の小さな女性用の下着から、硬くなった史紀の可愛いモノがはみ出ている。
そんな破壊力抜群の姿に、俺の理性は一気に飛んだ。
――彼が着ているドレスには面白い仕掛けがあってね……
あの美しい庭で史紀たちが写真撮影を楽しんでいる間、そっと隣にやってきた蓮見さんにそんなことを告げられた。
ドレスを着用したまま愛し合えるドレス。
さすが、蓮見さん。
愛しい人を前にした男の情欲を知り尽くした上でドレスを作ったというわけか。
一生に一度のウエディングドレスを着たまま愛し合い、自分色に染めるのを男の夢だと思う者も多いだろうからな。
ドレスを着る人にはデザインで喜ばれ、ドレスを脱がす人には機能で喜ばれるということか。素晴らしい。
全ての仕掛けを教えてもらった俺は、史紀との甘い夜を心待ちにしていた。
二人っきりで部屋についてすぐに可愛い史紀を寝室に連れて行きたくなる衝動を必死に抑える。
しかし、史紀もまた我慢できないようで必死に耐えている姿が俺の興奮を増していく。
何もかも全て放棄して史紀との愛の時間に割きたいが、せっかく素晴らしい部屋に泊まることができたんだ。
すぐに寝室に引っ込んでしまっては史紀にも申し訳ない。
なんせ、入ったが最後明日の朝まで出てこられる自信がないのだから。
食事を楽しみ、温泉を楽しんでから長い夜を楽しみたい。
全ての欲を叶えるために俺は必死に耐え抜いた。
それこそ、美味しそうに食事をする姿も、日本酒を飲んで頬を赤く染める姿も、襲いかかりたくなるほど可愛かったが、後で美味しく食べるために必死に耐えたんだ。
そうして、やっと食事を終えもう誰も邪魔することのない時間がやってきた。
すぐに温泉に入ればあの仕掛けを堪能できずに終わってしまう。
ドレス姿を堪能させて欲しいと頼んだら、史紀は俺の好きにしていいと言ってくれた。
史紀は何も知らずにそう答えたんだろうが、それじゃあ、思う存分楽しませてもらうとするか。
史紀をテラスに連れて行き、ソファーに足を投げ出させて座らせる。
ドレスの裾から見えるスラリと伸びた足には毛の一本も生えていない。
これは脱毛したわけではない。元々そういう体質らしい。
一花さんも処理をしているようには見えなかったから、きっと遺伝的なものがあるのかもしれない。
愛する史紀がたとえ剛毛だったとしても俺の愛情が揺らぐことはないが、きっとドレス姿を堪能できることはなかっただろう。そう考えると、史紀の体質には感謝している。
愛し合う前の約束というか、史紀の気持ちを高めるための深いキスをして、史紀の甘い口内を味わいながらいつもはぷっくりと膨らんだ乳首を弄る。
ドレスを着たままだとそれをしてもらえないと思っているだろう。
史紀が触れて欲しいと願ったタイミングで仕掛けを使って指だけをドレスの中に侵入させた。
ドレス用の下着をかいくぐって乳首に触れると、
「んんぅっ……!!」
キスをしたまま史紀が身悶えた。
驚いた様子で唇を離した史紀は何が何だかわかっていないようだ。
なんせ触れられるはずのない場所に刺激を受けたのだから。
史紀の反応が実に可愛らしい。
まだ理解できていない史紀にわからせるように乳首を優しく摘むと
「ひゃあっん!!」
史紀の口から可愛らしい声が漏れた。
このドレスが着用したまま愛し合えるドレスで、史紀はそれをわかって着てくれたんだろうと揶揄うと顔を真っ赤にして否定した。
史紀が知らないのはわかっている。でも事実を告げても脱ごうとしないのだから、史紀もこのまま愛し合いたい気持ちがあるんだろう。それなら史紀もたっぷりと気持ちよくさせてやろう。
ドレスの中で指を動かしながら、
「もっと可愛い声を聞かせて……」
というと、素直な史紀は可愛い声を聞かせてくれた。
本当に可愛い。
胸元につけられた隠しファスナーをスッと引くとドレス用の下着が露わになった。それをずらすとぷっくりと膨らんだ乳首が俺の目の前に現れた。
清楚なドレスの下に、こんなにいやらしく可愛いものを隠していたなんて……。
一気に興奮が高まって俺は勢いのままに史紀の乳首にむしゃぶりついた。
指で片方の乳首を弄りながら、もう片方の乳首を甘噛みし、舌で転がし、吸い付く。
「ああっ、やぁっ……ん、おか、しくなっちゃぅ……っ」
あまりの刺激に史紀は嬌声をあげながらその快感に身悶えていた。
俺の与える快感に必死に抗っているのだろう。足を擦り合わせて必死に耐えている姿にそそられる。
俺はそっとドレスから指を抜き、裾の中に手を入れた。
「あっ、だめぇ……っ」
抗う声が聞こえるが、侵入した手を避ける力が史紀には残っていない。
その隙に足の付け根に触れるといつものボクサーパンツとは違う感触に、史紀が穿いているものが女性用の下着だとすぐにわかった。さすが蓮見さん。ここまで完璧に用意してくれたんだな。
これは、この目ではっきりと見たい!
絶対に見ないと後悔する!
俺は乳首から口を離し、さっと身体を起こして史紀の足の間に腰を下ろした。
そして、史紀の顔を見ながらゆっくりと裾を捲っていく。
ソファーに身を預けていた史紀が
「やぁっ……みちゃ、だめぇ……っ」
と声をあげたが、その時にはもう俺の目に可愛い姿が飛び込んできてきた。
面積の小さな女性用の下着から、硬くなった史紀の可愛いモノがはみ出ている。
そんな破壊力抜群の姿に、俺の理性は一気に飛んだ。
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