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本編
33.仲いいなー
しおりを挟むシャ……ねぇ…まぁ…………ぁぁ!!
………ん?なにか聞こえた?
「ねぇ、リースなんか聞こえない?」
「あぁ、あれは…………来たわよ」
「……ん?」
「シャルナ姉様ぁぁぁぁっっ!!!!」
「うおぁっ!!!!」
強い衝撃と共にめっちゃ変な声出たよ。
…………って
「ティ、ティナ!?」
「姉様!!姉様!!シャルナ姉様ぁぁ!!!」
私に体当たりしてきたこの子は、ティナベル・パール。長いふわふわしたツインテの黒髪に桃色の瞳。とても可愛らしい容姿だ。そして、騎獣の最高責任者。
なんでか私の事を姉様と呼ぶ……
「久しぶりだね、ティナ」
「シャルナ姉様!!あぁ、ご無事で何よりです!!会いたかった、会いたかったのですぅ!!!!」
いつもどうりテンションが高いよ。
「よく分かったね、私が帰ってきたって」
「はい!!!!シャルナ姉様の気配と匂いは完璧に把握していますので!!この200年忘れたことなどありません!!」
……ん?気配は良いとしてに、匂い??ティナの嗅覚どうなってんの……?
「ティナベル、シャルナから離れなさい。シャルナが困っているわ」
困ってはいないんだけどね……
それにしても、よくドスの効いた声でたねリース。
「あら、いたのですね。リース」
「「うふふふふ」」
……本当に仲がいいなー
2人で向き合っていてむっちゃいい笑顔だ。
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