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本編
34.忘れられてるかと思った
しおりを挟む「おや?また喧嘩ですか?ティナベルさん、リースさん」
「ん?あぁ!!ユーリじゃない」
「あぁ、ユーリさんですか。いつもどうり胡散臭い笑顔ですね」
「あはは、何気に酷いこと言いますよねティナベルさん………ところで其方の方は?」
…………忘れられてるかと思った。
「私はシャルナ・ラリマーだよ。一応、序列2位になるのかな。よろしくね?」
「!?あの空席の……!!あ、あぁ申し遅れました。私は序列8位ユーリ・スアイと申します。魔術特化で、魔術の責任者もやらせてもらっております。」
へぇ、ユーリ・スアイかぁ。長い黒髪を後ろで1本の三つ編みにしている。水色の瞳。綺麗な顔立ちで、れっきとした男性だ。
「ユーリ!!!珍しいわねあなたが取り乱すなんて!!あと、胡散臭い笑顔が崩れているわ!!…変顔でもしているの?」
「…序列2位の御方は、名前と噂ぐらいしか知らなくって、実物がどのような人か知らなかったので……変顔は、してません」
「シャルナ姉様は、優しい御方ですよ」
…そりゃあ、知らないだろうね
私は、貴方のこと全然知らないし。
……って噂って何!?
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