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旅籠編
980.ノックスの金色の体現者
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「君にやってもらいたい事は、現在の『煌鴟梟』の内情を詳しく調べてきて欲しい」
「え?」
これまでの任務でも袂を分かった組織である『妖魔退魔師』側の組織の動向を探るべく、他の町に居る『予備群』や『妖魔退魔師』の者達を調べたりした経験はある。
しかし『煌鴟梟』という組織は、目の前に居るイツキが作った組織なのである。今は退魔組として活動を続ける為に『煌鴟梟』のボスの座を別の人間に据え置いてはいるが、今でもイツキの存在は現『煌鴟梟』の幹部連中やボスにも恐れられている程で、イツキが気になる事があれば直ぐにでも調べることも出来るし、そもそも『煌鴟梟』側の幹部から事情を直接聞くことも出来る筈なのである。
それをわざわざ外部の人間を使って調べるという事は、余程の事であるとユウゲは考えるのであった。
「先程も言ったが今の『煌鴟梟』は少し看過出来ない事態が起きていてね。今回のゲンロク様の里からの遣いが来なくても直接『煌鴟梟』の古い人間に聞く事はせずに内情を調べようと思っていたくらいなんだ」
「昔の貴方を知っている身としては少々驚きましたよ。貴方がそこまで慎重になる理由は、色々と明るみになる事を恐れているからですか?」
ユウゲは目の前のイツキがいつもの笑顔を浮かべている事で、ついいつものような態度を出して、聞かなくてもいい事を聞いてしまった。
言葉に出した瞬間にユウゲはしまったと言う表情を浮かべる。しかし既に時は遅く、笑顔を浮かべていたイツキの目が見開かれた。何とその瞬間にイツキの周囲に金色のオーラが纏われ始めた。
「この俺が誰に恐れているって?」
イツキの言葉を聞いたユウゲは、汗がぶわっと噴き出した。
「い、いや……! 失言でした。お許しください!」
『特別退魔士』という立場と強さを有しているユウゲは、目の前に居る格下の筈の『上位退魔士』であり、自分より一回り以上年下のイツキに恐怖を覚えてしまった。そしてユウゲは慌てて許しを請う。
イツキが目を見開いた瞬間。ユウゲは全身が固まったように動けなくなった。慌てて彼が謝罪をするように言葉を出した事で、イツキに『捉術』を使わせるような事態は避けられたが、もしあのままであれば自分は何をされたか分かったものではなかった。
この『煌鴟梟』を作ったイツキという男は『妖魔召士』に選ばれる程の魔力はなかったが、あの面妖な金色の湯気のような物を纏った時には『上位退魔士』であるにも拘わらず『特別退魔士』の自分よりも力が強くなる。
「言葉には気をつけろよ? この場でてめぇの首を落としても決して犯人が俺だと辿り着かせねぇ方法が、俺にはいくらでもあるんだからよ」
「わ、分かっております!!」
正座をしていたユウゲは慌ててそのまま床に頭をつけながら、イツキに土下座をするのであった。
「もういい。頭をあげろ」
ユウゲはその言葉に平伏していた体を起こして、まるで主従の関係にあるかの如く、再び正座をとるのであった。
数秒程、互いに『間』があったが、再びイツキが口を開いた。
「どうやら二代目の奴が俺に許可無く、新たに得たいのしれない野郎を『煌鴟梟』にいれたらしくてな『煌鴟梟』の存在が存在だけに、新人を入れるなら面倒事を避けるために、必ず俺に通すように言いつけてある筈なんだが、あの野郎俺に報告すらしやがらなかった。あの野郎は組織を発展させるだけの知恵や能力もある奴で、それ以上に約束は必ず守る野郎だった筈なんだが……。それに俺のいいつけをこれまで一度も破った事は無かった。そこを信用して俺はアイツをボスに選んだんだが今回は守られなかった。これは何かあると思わないか?」
これが普通の真っ当な仕事を行う組織であったならば、まだそれくらいの事でと思えるかもしれないが『煌鴟梟』という組織は、犯罪を仕事にして金子を稼ぐ組織である。
外を頼る組織では無い為に、組織の仲間の信用が無ければ成り立たない。それも先代のボスであるイツキに対して不信感を抱かせるような真似を現組織のボスが行うというのは、何かあると思われても仕方がなかった。
「つまり私の仕事は『煌鴟梟』のボスの様子をこの目で見て来ればいいという事ですか?」
「簡単に言えばそう言う事だ。何か不自然な点や、怪しいと思った事は何でもいい。そのままお前が見て思った通りの感想を俺に伝えろ」
イツキの目に映るユウゲという初老の男は、自分を見て弱気な様子を見せているが、能力的には何も問題は無い。退魔組でも『特別退魔士』としての才覚もあるし、これまでの実績も目を見張るものがある。
『煌鴟梟』の様子を探らせれば、何かを掴んで帰って来るだろうと、イツキはそう考えて、彼を今回選んだのであった。
「分かりました。それでは早速準備をしに戻ってもいいですか?」
ここに来た時よりも数段やつれた様に見えるユウゲを見て、イツキは少しだけ苦笑いを浮かべながら、首を縦に振った。
「アジトの場所は分かるだろう? 幹部連中はお前の事を知っているし、お前もミヤジやサノスケの事は知っている筈だ。アジトまで辿り着いたら、お前は奴らと合流して俺の任務で来たと伝えろ」
イツキの言葉にコクリと頷いたユウゲだったが、立ち上がろうとしてそこで口を開いた。
「数日程、離れる事になるでしょうが、退魔組に居る者達にはこのまま何も伝えなくても大丈夫なのでしょうか」
「ああ、その辺は気にするな。俺は退魔組のイツキだぞ?」
そう言ってイツキはいつもの屈託の無い笑みを浮かべた。
暗にそれは『退魔組』の『頭領』の補佐についている自分であれば、いくらでも口実を作れると告げているようであった。
……
……
……
「え?」
これまでの任務でも袂を分かった組織である『妖魔退魔師』側の組織の動向を探るべく、他の町に居る『予備群』や『妖魔退魔師』の者達を調べたりした経験はある。
しかし『煌鴟梟』という組織は、目の前に居るイツキが作った組織なのである。今は退魔組として活動を続ける為に『煌鴟梟』のボスの座を別の人間に据え置いてはいるが、今でもイツキの存在は現『煌鴟梟』の幹部連中やボスにも恐れられている程で、イツキが気になる事があれば直ぐにでも調べることも出来るし、そもそも『煌鴟梟』側の幹部から事情を直接聞くことも出来る筈なのである。
それをわざわざ外部の人間を使って調べるという事は、余程の事であるとユウゲは考えるのであった。
「先程も言ったが今の『煌鴟梟』は少し看過出来ない事態が起きていてね。今回のゲンロク様の里からの遣いが来なくても直接『煌鴟梟』の古い人間に聞く事はせずに内情を調べようと思っていたくらいなんだ」
「昔の貴方を知っている身としては少々驚きましたよ。貴方がそこまで慎重になる理由は、色々と明るみになる事を恐れているからですか?」
ユウゲは目の前のイツキがいつもの笑顔を浮かべている事で、ついいつものような態度を出して、聞かなくてもいい事を聞いてしまった。
言葉に出した瞬間にユウゲはしまったと言う表情を浮かべる。しかし既に時は遅く、笑顔を浮かべていたイツキの目が見開かれた。何とその瞬間にイツキの周囲に金色のオーラが纏われ始めた。
「この俺が誰に恐れているって?」
イツキの言葉を聞いたユウゲは、汗がぶわっと噴き出した。
「い、いや……! 失言でした。お許しください!」
『特別退魔士』という立場と強さを有しているユウゲは、目の前に居る格下の筈の『上位退魔士』であり、自分より一回り以上年下のイツキに恐怖を覚えてしまった。そしてユウゲは慌てて許しを請う。
イツキが目を見開いた瞬間。ユウゲは全身が固まったように動けなくなった。慌てて彼が謝罪をするように言葉を出した事で、イツキに『捉術』を使わせるような事態は避けられたが、もしあのままであれば自分は何をされたか分かったものではなかった。
この『煌鴟梟』を作ったイツキという男は『妖魔召士』に選ばれる程の魔力はなかったが、あの面妖な金色の湯気のような物を纏った時には『上位退魔士』であるにも拘わらず『特別退魔士』の自分よりも力が強くなる。
「言葉には気をつけろよ? この場でてめぇの首を落としても決して犯人が俺だと辿り着かせねぇ方法が、俺にはいくらでもあるんだからよ」
「わ、分かっております!!」
正座をしていたユウゲは慌ててそのまま床に頭をつけながら、イツキに土下座をするのであった。
「もういい。頭をあげろ」
ユウゲはその言葉に平伏していた体を起こして、まるで主従の関係にあるかの如く、再び正座をとるのであった。
数秒程、互いに『間』があったが、再びイツキが口を開いた。
「どうやら二代目の奴が俺に許可無く、新たに得たいのしれない野郎を『煌鴟梟』にいれたらしくてな『煌鴟梟』の存在が存在だけに、新人を入れるなら面倒事を避けるために、必ず俺に通すように言いつけてある筈なんだが、あの野郎俺に報告すらしやがらなかった。あの野郎は組織を発展させるだけの知恵や能力もある奴で、それ以上に約束は必ず守る野郎だった筈なんだが……。それに俺のいいつけをこれまで一度も破った事は無かった。そこを信用して俺はアイツをボスに選んだんだが今回は守られなかった。これは何かあると思わないか?」
これが普通の真っ当な仕事を行う組織であったならば、まだそれくらいの事でと思えるかもしれないが『煌鴟梟』という組織は、犯罪を仕事にして金子を稼ぐ組織である。
外を頼る組織では無い為に、組織の仲間の信用が無ければ成り立たない。それも先代のボスであるイツキに対して不信感を抱かせるような真似を現組織のボスが行うというのは、何かあると思われても仕方がなかった。
「つまり私の仕事は『煌鴟梟』のボスの様子をこの目で見て来ればいいという事ですか?」
「簡単に言えばそう言う事だ。何か不自然な点や、怪しいと思った事は何でもいい。そのままお前が見て思った通りの感想を俺に伝えろ」
イツキの目に映るユウゲという初老の男は、自分を見て弱気な様子を見せているが、能力的には何も問題は無い。退魔組でも『特別退魔士』としての才覚もあるし、これまでの実績も目を見張るものがある。
『煌鴟梟』の様子を探らせれば、何かを掴んで帰って来るだろうと、イツキはそう考えて、彼を今回選んだのであった。
「分かりました。それでは早速準備をしに戻ってもいいですか?」
ここに来た時よりも数段やつれた様に見えるユウゲを見て、イツキは少しだけ苦笑いを浮かべながら、首を縦に振った。
「アジトの場所は分かるだろう? 幹部連中はお前の事を知っているし、お前もミヤジやサノスケの事は知っている筈だ。アジトまで辿り着いたら、お前は奴らと合流して俺の任務で来たと伝えろ」
イツキの言葉にコクリと頷いたユウゲだったが、立ち上がろうとしてそこで口を開いた。
「数日程、離れる事になるでしょうが、退魔組に居る者達にはこのまま何も伝えなくても大丈夫なのでしょうか」
「ああ、その辺は気にするな。俺は退魔組のイツキだぞ?」
そう言ってイツキはいつもの屈託の無い笑みを浮かべた。
暗にそれは『退魔組』の『頭領』の補佐についている自分であれば、いくらでも口実を作れると告げているようであった。
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