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『特別な人』7
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島本玲子が指定してきた店は港の近くの『ラウンジ・スルラテ・オーシャン』
というきれいな夜景の見える場所だった。
玲子は問題集を貸すと大仰に喜び隣でひとりで飲んでた男性とも仲良くなり、
はしゃいで楽しい酒を飲んだ。
3人で話が盛り上がった頃
『折角だから記念に海をバックに画像を撮りません?』
と玲子が言い出した。
最初に玲子とその男性を俺が彼女のスマホで撮った。
『はい~次は向阪くんと私の番ね~』
と彼女が別の男にスマホを渡した。
「いや、俺はいいよ」
と言ってるうちにその男が勝手に撮ってしまった。
やばいとは思ったがこんなことで怒るのも大人げないし
後で彼女に削除するよう頼もうと思い、苦笑いでその場をやり過ごした。
「もういい時間だからぼちぼちお開きにしますか」
と声を掛けて俺はトイレへ向かった。
この時もう一人の男性は帰った後だった。
そして俺たちは途中で解散をし別々に帰った。
◇ ◇ ◇ ◇
カフェバーを出て少し歩き、途中で
『飲みなおさない?』
って誘ったのにあっさりと蹴って帰って行った向阪 匠吾。
『チキンめ! そんなに彼女が怖いのか!』
◇ ◇ ◇ ◇
自宅で寝る前に気付いた。
やばい、画像の削除頼むの忘れてた。
急いで彼女に画像を消してくれるようお願いメールを出し、その夜
俺は眠りについた。
島本玲子が指定してきた店は港の近くの『ラウンジ・スルラテ・オーシャン』
というきれいな夜景の見える場所だった。
玲子は問題集を貸すと大仰に喜び隣でひとりで飲んでた男性とも仲良くなり、
はしゃいで楽しい酒を飲んだ。
3人で話が盛り上がった頃
『折角だから記念に海をバックに画像を撮りません?』
と玲子が言い出した。
最初に玲子とその男性を俺が彼女のスマホで撮った。
『はい~次は向阪くんと私の番ね~』
と彼女が別の男にスマホを渡した。
「いや、俺はいいよ」
と言ってるうちにその男が勝手に撮ってしまった。
やばいとは思ったがこんなことで怒るのも大人げないし
後で彼女に削除するよう頼もうと思い、苦笑いでその場をやり過ごした。
「もういい時間だからぼちぼちお開きにしますか」
と声を掛けて俺はトイレへ向かった。
この時もう一人の男性は帰った後だった。
そして俺たちは途中で解散をし別々に帰った。
◇ ◇ ◇ ◇
カフェバーを出て少し歩き、途中で
『飲みなおさない?』
って誘ったのにあっさりと蹴って帰って行った向阪 匠吾。
『チキンめ! そんなに彼女が怖いのか!』
◇ ◇ ◇ ◇
自宅で寝る前に気付いた。
やばい、画像の削除頼むの忘れてた。
急いで彼女に画像を消してくれるようお願いメールを出し、その夜
俺は眠りについた。
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