転生したみたいなので異世界生活を楽しみます

さっちさん

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ダンジョン攻略 第5領〜第6領

108.

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「一週間前に中央から価格の見直し表と共に送られてきた魔道具だ。どこぞのギルドでポーションの買取に不正があったらしく薬師ギルドから抗議があったとか。自動で鑑定してくれる上にこの棚での鑑定を受けていないポーションは売却が出来なくなるらしい。」
そう言いながらギルマスは価格表を見せてくれた。

初級ポーション
C50G・B200G・A550G・S1100G
中級ポーション
B350G・A700G・S1250G
上級ポーション
B500G・A1400G・S3000G

今までに比べたら細かく価格指定されている。上級ポーションの価格が以前に比べて高くなっているし特殊ポーションについても少し説明が加わっていた。
「ギルドでの販売価格も買取の1.5倍迄と定めが決まったから無茶な価格競争も起こらないだろう。これで少しでもポーションを下ろしてくれる奴が増えれば良いが。どこのギルドもポーション不足に悩まされているからな」

薬師ギルドとなると恐らくはマリアント様が絡んでいるだろう。当然マーサスもだ。
こないだの青のギルドの一件でこんな事になったのかなと考えながら棚を見ているとどうやら鑑定が終わったらしく棚の中央にある石板にランクに分かれた本数が浮かび上がった。
鑑定が終了したので先程の小部屋に帰り会計を済ませる。
次からは王都に取りにきてくれてとりあえずはBランク扱いで仮払い、翌月に鑑定結果を持って差額の支払いをしてもらう事になり本数は毎回100本、追加が必要な時は事前に知らせてもらった時のみ可能など細かい内容をまとめて契約した。
契約カードが発行され、2枚を合わせると契約紋が浮かびあがる。
このカードでやり取りの記録を取るとの事で了承した。

宿に戻りゆっくりしながらふと気になったのでステータスを覗いてみた。

名前ククル・ルーズベルト
冒険者ギルド所属 ランクC
パーティ 黒銀
冒険者ギルド登録調合師
グランドマスター認定調合師
薬師ギルド所属 ランクD
薬師ギルド認定調合師(スライム)
年齢6
レベル34→37
HP1650→1850
MP♾→♾
体力70→80(翠)
魔力♾→♾(白)
知力125→140
俊敏80→95
運 120→135
属性 全属性
スキル 無限収納 テイム 料理 マップ 調合(上級) 鑑定(極) 薬師(上級) 隠蔽(極) 生成(初級)
従魔
プル(ミニスライム)青
シルバー(バトルホース)
シッコク(バトルホース)
ガル(ホワイトパンサー)
モコ(リス魔獣)
プヨ(エンジェルスライム)緑
パヨ(エンジェルスライム)黄緑
ファル(ドラゴン)
翠(グリーンスネーク)
ピコ(エンジェルスライム)赤
ガーデン(ゴーレム)
ノイス(ゴーレム)
ウィン(ゴーレム)
白(ホワイトスネーク)
所持金65042500G
称号 小さな救世主
            ネルコフリスタルの愛し子

「うわぁ、アイザック見てみてレベルが大分上がったよ」
アイザックにステータス画面を見せながらはしゃいでいるとアイザックも自分のステータスを開いたので覗いてみた。

名前アイザック・ワグリアナ
冒険者ギルド 所属 ランクA
パーティ 黒銀
年齢24
レベル80→82
HP2965→3050
MP1075→1500
体力140→141
魔力100→105
知力135→140
俊敏137→140
運 100→105
属性 水属性 火属性 風属性 光属性
スキル 剣術 気配察知 俊敏 料理 収納(大)マップ 鑑定(上級)テイム
隠蔽(極)
所持金 72804000G
従魔 クロイス(ブラックウルフ)
称号 孤独狼 ククルの保護者
   ネルコフリスタルの信頼がある人

「あ、知力が一緒だ」
「ククルが高すぎるんだぞ」
「ん、そうなの?」
「あぁ、正直6歳のステータスではないな。年相応なのは体力位じゃないか。翠で上昇2割程度なら妥当なとこだな。俺のはこないだネル様からの頂き物もあって上がった感じたな。」

あまりにも久しぶりすぎて忘れたけど、相変わらずククルの保護者になったまんまだった。
最初は一緒にいてもらう事に気をつかう部分もあったが最近ではアイザックも適当に自分の時間をつくってるみたいだし、私も1人でいても大きな不安や疎外感を感じる事も殆どなくなった。
「さあ、そろそろ寝なさい」
「はーい」

そろそろ王都に向かおうかとの事なので明日準備をして明後日出発する事になった。
この街について直ぐにハナには手紙を書いたので準備してくれるだろう。

出発の朝、宿屋の女将がおやつをくれたのでお礼を言うと小声で
「アイザックをよろしくな」
と伝えられた。
なんだかいつもお世話になってるのは私なのにこんな事を言われたらこそばかった。


順調に旅も終わりが近づく。
目標のダンジョン巡りもとりあえず終わったし暫く休養したら王都の森にも行かなきゃいけない。

何が起こるかワクワクしながらハナの待つお家にむかった。
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