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第3章 神の悪戯
第148話 飛び入り参加
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~昼休み~
「は?休学?」
「うん、そうなんだ」
エムルのいる生徒会室まで行き、昨日までの出来事をエムルに話していた。
「本来の物語だと、卒業してからだよな?」
「うん、学園で3年間学び、それを活かして魔王軍と戦いに行くのだけど、今回はそうじゃないんだ」
転校生であるメジーナが来るのはまだ先の話だったし、魔王が蘇るのも2年後の話だ、それなのに全てが短縮されて1年生の7月時点で既にこうなっているのだ。
「それで?行くメンバーは決まっているのか?」
「勇者であるリューク、それに付いてくるヒロインであるフィオナ、ミオ、シャル、俺とそのメイドメイディ、リュークの推しであるメジーナの計7人だ」
フィオナ達のメイド達は参加しない、ここはゲーム通りで安心しているが、問題なのはここに俺も入っている事だ、本来であれば入る筈のないメンバーがいるのはやっぱり違和感しかない。
「最初は絶対に行かないって言ってたのにどんな風の吹き回し?」
「行きたくて行くわけじゃないよ、ミオ達いるだろ?アイツらのせいでほぼ強制的に参加することになったんだよ」
「…また他の女かよ、お前女に見境なく行くのな?」
「行かねーよ…こればっかりは俺もわからないんだよ」
好きになるような事は一切していないし、したつもりもない、そもそもクロウは好かれる為にやった行動は一つもない。
入学する前から決めていた"悪役貴族"を演じきり、ザマァされた後に物語とは関係のないその後の人生を第2の人生として生きようとしていただけだ。
「全く…ゲームの世界なのに何でわからないんだよ」
「俺はこの世界の主人公じゃなくて悪役だぞ?そもそもみなちゃんだって元々は主人公であるリュークの事が好きなキャラクターの1人なんだぞ?」
しかし人格と言うか中身というか、この世界のエムルではなく地球の田中美波の記憶が入ってしまっている為、本来のゲームとは違う形になってしまっている。
「俺は剣ちゃんが好きなんだ、てか、リュークだって前世持ちだろ?」
「ああ、だからこそ"推し"なんて者がいるし、その為に本来俺が使うはずだった薬を勝手に使うしな」
惚れ薬は本来悪役貴族であるクロウが使い逆効果となるイベントのはずなのに、それが上手く使われて望んでもなかったハーレムが出来てしまった。
「俺は日本人だぞ?一夫多妻制の国生まれじゃないから皆んなを幸せにする為に全員となんて考えられないぞ…」
「妥協案として俺とメイドがお前の女になると言うことを渋々了承したばっかりなのに…この世界じゃモテモテだな」
「やめてくれ、みなちゃんには悪いけどこの世界のクロウとしてメイディと共に同じ人生を歩むって決めちゃったんだよ…勿論みなちゃんも幸せにする、今度こそ離れないから」
「当たり前だ、もしそんな事をしたら自殺してやるんだから」
この言葉は本当だろう、そこまでを事を自分はしてしまったんだ、今度こそ一緒にいようと思っている。
「だから、俺も同行する事にしたから」
「…え?」
「今回の旅だよ、俺だって元々は行く可能性があったんだ、拒否権はないぞ?」
「いや、国王が認めるかどうか…」
エムルは王族の1人だ、行きたいから行くと言う理由だけでは行けるはずがない。
「…力を証明すれば良いのかな?」
「え?」
「俺が行く価値があると分かる程の強さがあれば良いのかな?」
俺は強いから問題ないよね?
と、言わんばかりの発言に疑問を持ちながら一応質問の答えを言う。
「ああ、魔王軍に対抗する為の戦力の1つとして容認されれば討伐隊である俺達と一緒に行ける可能性はある」
「だったら簡単ね」
「でも、それにはステータスだって見られる筈だ、俺はバグ技も使ってのステータスだから初期から高いけど、みなちゃんは違うだろ?」
剣は毎日舐めている、恥ずかしいからバレないようにだけど…でもそれのおかげでステータスは上がっている、それに比べたら他の皆はかなり低いだろう。
「安心して、バグ技は"マスター"してるから」
「え?」
そう言ってみなちゃんはニコニコしながらステータスが書いてある物を渡してくる、ステータスを確認してみると、度肝を抜いた。
「ステータスが平均3桁…しかもHPだけに関しては4桁になっている…だと?」
「どうよ、これなら行けるでしょ?」
そうやってクロウが驚いているとエムルは『ドヤァァァァァァァァァァァ』と漫画なら絶対に出てくるくらいのドヤ顔を決めてきた。
——————————————————————
久しぶりに投稿できた☺️
「は?休学?」
「うん、そうなんだ」
エムルのいる生徒会室まで行き、昨日までの出来事をエムルに話していた。
「本来の物語だと、卒業してからだよな?」
「うん、学園で3年間学び、それを活かして魔王軍と戦いに行くのだけど、今回はそうじゃないんだ」
転校生であるメジーナが来るのはまだ先の話だったし、魔王が蘇るのも2年後の話だ、それなのに全てが短縮されて1年生の7月時点で既にこうなっているのだ。
「それで?行くメンバーは決まっているのか?」
「勇者であるリューク、それに付いてくるヒロインであるフィオナ、ミオ、シャル、俺とそのメイドメイディ、リュークの推しであるメジーナの計7人だ」
フィオナ達のメイド達は参加しない、ここはゲーム通りで安心しているが、問題なのはここに俺も入っている事だ、本来であれば入る筈のないメンバーがいるのはやっぱり違和感しかない。
「最初は絶対に行かないって言ってたのにどんな風の吹き回し?」
「行きたくて行くわけじゃないよ、ミオ達いるだろ?アイツらのせいでほぼ強制的に参加することになったんだよ」
「…また他の女かよ、お前女に見境なく行くのな?」
「行かねーよ…こればっかりは俺もわからないんだよ」
好きになるような事は一切していないし、したつもりもない、そもそもクロウは好かれる為にやった行動は一つもない。
入学する前から決めていた"悪役貴族"を演じきり、ザマァされた後に物語とは関係のないその後の人生を第2の人生として生きようとしていただけだ。
「全く…ゲームの世界なのに何でわからないんだよ」
「俺はこの世界の主人公じゃなくて悪役だぞ?そもそもみなちゃんだって元々は主人公であるリュークの事が好きなキャラクターの1人なんだぞ?」
しかし人格と言うか中身というか、この世界のエムルではなく地球の田中美波の記憶が入ってしまっている為、本来のゲームとは違う形になってしまっている。
「俺は剣ちゃんが好きなんだ、てか、リュークだって前世持ちだろ?」
「ああ、だからこそ"推し"なんて者がいるし、その為に本来俺が使うはずだった薬を勝手に使うしな」
惚れ薬は本来悪役貴族であるクロウが使い逆効果となるイベントのはずなのに、それが上手く使われて望んでもなかったハーレムが出来てしまった。
「俺は日本人だぞ?一夫多妻制の国生まれじゃないから皆んなを幸せにする為に全員となんて考えられないぞ…」
「妥協案として俺とメイドがお前の女になると言うことを渋々了承したばっかりなのに…この世界じゃモテモテだな」
「やめてくれ、みなちゃんには悪いけどこの世界のクロウとしてメイディと共に同じ人生を歩むって決めちゃったんだよ…勿論みなちゃんも幸せにする、今度こそ離れないから」
「当たり前だ、もしそんな事をしたら自殺してやるんだから」
この言葉は本当だろう、そこまでを事を自分はしてしまったんだ、今度こそ一緒にいようと思っている。
「だから、俺も同行する事にしたから」
「…え?」
「今回の旅だよ、俺だって元々は行く可能性があったんだ、拒否権はないぞ?」
「いや、国王が認めるかどうか…」
エムルは王族の1人だ、行きたいから行くと言う理由だけでは行けるはずがない。
「…力を証明すれば良いのかな?」
「え?」
「俺が行く価値があると分かる程の強さがあれば良いのかな?」
俺は強いから問題ないよね?
と、言わんばかりの発言に疑問を持ちながら一応質問の答えを言う。
「ああ、魔王軍に対抗する為の戦力の1つとして容認されれば討伐隊である俺達と一緒に行ける可能性はある」
「だったら簡単ね」
「でも、それにはステータスだって見られる筈だ、俺はバグ技も使ってのステータスだから初期から高いけど、みなちゃんは違うだろ?」
剣は毎日舐めている、恥ずかしいからバレないようにだけど…でもそれのおかげでステータスは上がっている、それに比べたら他の皆はかなり低いだろう。
「安心して、バグ技は"マスター"してるから」
「え?」
そう言ってみなちゃんはニコニコしながらステータスが書いてある物を渡してくる、ステータスを確認してみると、度肝を抜いた。
「ステータスが平均3桁…しかもHPだけに関しては4桁になっている…だと?」
「どうよ、これなら行けるでしょ?」
そうやってクロウが驚いているとエムルは『ドヤァァァァァァァァァァァ』と漫画なら絶対に出てくるくらいのドヤ顔を決めてきた。
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