幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

文字の大きさ
上 下
183 / 680
第六章 始動編

第百七十四話 呼ばれた理由

しおりを挟む
エイト「久しぶりに会ったのにその言い方は失礼じゃないか?」

アイ「貴方の様な塵と会う事そのものが汚点なのよ」

メグミ「血の繋がっていない兄妹だからまだいいけど、血が繋がっていたら自殺してたわ」

サユリ「幼馴染みと言うだけでも気持ち悪いわ、死ねよ」

カイトの…いや、女神アダマスの力と言うべきだろうか、女神アマスから教えてもらった好感度アップは、予想を遥かに超える程効いているのだろう

ミュウ「私のエイトになんて事を言ってんのかしらあの雌豚達…?エイトが殺しちゃ駄目って言うから我慢してるのに、腕を引き裂いて、内臓を抉り取って、目玉をくり抜いて、死ぬ事すら苦痛になる程の地獄を与えたい」

シルフィ「ここを血の海に変えてもいいかしら?」

エイトに抱きつきながら、悍ましい事を平気で言っているミュウとシルフィ、その姿に学園長もドン引きする

学園長(ここで乱闘騒ぎになっては困るんだが…)

アリアン(国王陛下…止める事を諦めてるよ)

豚に真珠、馬の耳に念仏、猫に小判
つまりエイト以外が一回仲介に入って頭を少し良くしないと止まらないのだ

エイト「ハァ…お前達…あれを見ろよ」

カイト「はあ?あれ?…あ」

エイトに集中し過ぎてしまって、存在を忘れていたが、ここは国王がいる謁見の間、今やっている事全てが命に関わるのだ

国王「…今回は目を瞑ろう」

エイト「ありがとうございます」

カイト「…ちっ」

嫌々カイトは国王の前で跪く、それを見てメグミ達も跪く

学園長「ほら、お前達も」

ミュウ「…わかりました」

そう言うとエイトとアリアンは普通に戻るが、ミュウとシルフィは悍ましい程の憎しみの目を向けてエイトの所に行く

国王「やっと揃ったな」

学園長「は、大変申し訳ございません」

主な原因はカイト達だが、彼らが謝る事は絶対にないので代わりに謝る

カイト「んで?僕達に一体なんの様なんです?」

エイト(…今ここで文句を言うのはやめておこう)

言った所で先程の様な事が永遠に続くので、話を進める為に黙っておく

国王もその事を理解しているのか、呆れた溜め息を吐きながら答える

国王「先程、フローラ達に話したが、厄災が蘇った、それの討伐を君にしてもらいたくてな」

アイ「…達?」

サユリ「私達だけではないのですか?」

国王は指を指してカイトとエイト、両方を指名していた、つまりこの2つのチームで討伐してほしいと言う事だ

国王「本来であれば、勇者であるカイトに頼みたい所だが、そうはいかなくなったのでな」

メグミ「…どう言う事ですか?」

国王「理由は2つ、1つは

揃っていないとはどう言う事だろうか?
そう思ったエイト達だが、学園長とエイト、シルフィ、アリアンは気づく

エイト「…まだ1

国王「そうだ、本来であれば勇者を筆頭に剣聖、聖女、賢者の3人がいなければならない」

「しかし、我々がいくら探しても現れたと言う情報すらなく、今現在勇者しかいないのです」

国王「故にこそ、英雄、魔王と言う勇者達に匹敵する職業を持つ君達を呼んだのだ」

確かに勇者、剣聖、聖女、賢者が揃っていない今、いるかもわからない3人を待つよりも
それに匹敵、もしくは同等、以上の力を持つ英雄と魔王の職業を持つ者に頼む方が得策である

学園長「しかし、それだけではないのですよね?」

国王「ああ」

国王は2つと言った、つまりもう1つ、理由があるのだ

エイト「その理由とは、なんですか?」

国王「簡単な理由だよ、君達の方がからだ」

ミュウ「…え?」

どう言う事だ?と不思議に思うシルフィ達を他所に、国王は淡々と説明する

国王「エイトとカイト、君達の戦いは知っている、その上で頼んだのだ」

——————————————————————
頭を使うと、疲れる
(頭の悪さがわかってしまう!?)
しおりを挟む
感想 755

あなたにおすすめの小説

母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)

いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。 全く親父の奴!勝手に消えやがって! 親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。 俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。 母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。 なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな? なら、出ていくよ! 俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ! これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。 カクヨム様にて先行掲載中です。 不定期更新です。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。

彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。 父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。 わー、凄いテンプレ展開ですね! ふふふ、私はこの時を待っていた! いざ行かん、正義の旅へ! え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。 でも……美味しいは正義、ですよね? 2021/02/19 第一部完結 2021/02/21 第二部連載開始 2021/05/05 第二部完結

婚約破棄騒動に巻き込まれたモブですが……

こうじ
ファンタジー
『あ、終わった……』王太子の取り巻きの1人であるシューラは人生が詰んだのを感じた。王太子と公爵令嬢の婚約破棄騒動に巻き込まれた結果、全てを失う事になってしまったシューラ、これは元貴族令息のやり直しの物語である。

転生したら第6皇子冷遇されながらも力をつける

そう
ファンタジー
転生したら帝国の第6皇子だったけど周りの人たちに冷遇されながらも生きて行く話です

処理中です...