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本編
噂の広がる速さ
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次の日の昼
僕と白夜は学食でご飯を食べていた
獣人「あの二人?」
獣人「マジで?」
周りでは僕たちの噂をしているように聞こえる
「・・・」
白夜「今日もうまいな~」
「そ、そうだねw」
獣人「いつも二人でいるし・・・」
獣人「やっぱり・・・」
僕たちの事じゃないよね・・・?
二人でいる人たちなんてたくさんいるし
白夜は気になってないみたいだし
きっと僕の勘違いだよね
自意識過剰だよね
白夜「ご馳走様!ん?どうした?」
「ん?」
白夜「あまり食べてないけど・・・」
「あ、うん!もう少し待ってね!」
僕は急いでご飯を食べた
白夜「そんな急いで食べなくてもwほら!頬に米粒がついてるぞw」
そういい僕の頬から米粒を取ると食べた
獣人「見た!?やっぱり噂はホントなんだよ!」
獣人「ああ!やっぱりそうか!」
やっぱり僕たちの事なんじゃないかな・・・
タイミングが良すぎるし・・・
視線も感じるし・・・
「は、白夜?」
白夜「ん?」
僕は小さな声で
「なんか・・・僕たちさ・・・噂になってない?」
白夜「なんだw今更気が付いたのかw」
「え・・・気が付いてた・・・の?」
白夜「ああw朝からずっとw」
「な、なんで言ってくれないの!?」
白夜「いや、普通気が付くだろう・・・」
そうかもしれないけど・・・
でも、言ってくれてもいいじゃん・・・
そう思いつつなぜ噂になってるか気になった
「なんで噂になってるの?」
白夜「俺たちがつがい休暇を使ったからだろう?」
「・・・え?・・・みんな知ってるの?」
白夜「なんでか知らないが、そういう噂ってすぐ流れるんだよな~・・・毎回『誰誰がつがい休暇使ったんだよ!』って耳に入ってくるし」
「そうなんだ・・・」
ってことは・・・
「周りのみんなは僕たちがつがいだってこと・・・」
白夜「知ってるだろうな。まぁ確証はないだろうけど、さっきのやつで確信したやつもいるだろう」
「知っててやったってこと?」
白夜「ああw別に隠さないといけないことじゃないし?w」
そういい食器を片づけ廊下に出た
みんながこっちを見てヒソヒソしている
「・・・」
白夜「どうした?」
「なんか・・・居心地が悪くて・・・」
白夜「ハハハw気にするな!噂なんてすぐに消えるもんだw」
「そうだけど・・・」
廊下を歩いていると
狼井と牛飼が僕たちを見つけると急ぎ足でやってきた
狼井「お前たちつがいになったんだって!?」
白夜「ああ!」
牛飼「で、でも、親戚なんだろう!?」
白夜「実はな・・・」
白夜は親戚じゃないこと、異世界から来たことを話した
狼井「マジか・・・」
牛飼「異世界からくる人間ってホントにいるんだ・・・」
白夜「できれば周りには・・・」
狼井「言わないよw」
牛飼「ある意味都市伝説みたいな感じだしな~w」
狼井「ってことは・・・萩野の家族は・・・『向こう』ってことだよな?」
「うん・・・」
牛飼「なんとかして帰れないのか?」
「・・・」
白夜「・・・」
帰る・・・
最近は帰りたいと思うことがなくなってきている
白夜と過ごして・・・楽しくて・・・楽しすぎて・・・
友達もできたし、恋人もできた・・・
両親には黙っていたけど、友達はいなかったし恋人なんて尚更・・・
だから、向こうの世界よりこっちの世界の方が・・・楽しいし、自分らしく生きている気がする・・・
気を使って無理に笑顔で過ごし・・・両親に心配かけないように少し遅めに帰って友達と過ごしたって嘘も言わなくて済む・・・
「・・・」
狼井「帰れるといいな!」
「あ、ありがとうw」
牛飼「でも、帰ったら豹谷は・・・」
白夜「・・・俺はいいんだよw悠斗が幸せなら!」
「・・・」
そういい笑顔を見せる白夜
でも、心ではきっと・・・
・・・放課後・・・
僕たちはデパートに来ていた
狼井「うっま~!」
牛飼「おう!新作のバーガー、うまいな!」
白夜「ああ!」
僕たちは新作のバーガーを食べに来ていた
「ちょっと・・・濃いかな?」
白夜「そうか?」
「僕にはねw」
味覚もやっぱり少し獣人と違うのかな?
まぁ、同じ人間同士でも味覚って異なるし、別に変じゃないよね
狼井「食った食った~」
牛飼「お前早いな~」
白夜「狼井はいつもそうだよな!w」
「モグモグ・・・」
僕はまだ半分しか食べていない
食べるスピードが遅いんじゃない
バーガーが大きいのだ
多分・・・
白夜「大丈夫か?」
「ん?うんw少し大きいかなってw」
白夜「半分貰っていい?w」
「うんwいいよ!」
僕は半分をあげた
狼井「人間って小食が多いよな?」
牛飼「俺たち獣人が大食いなだけだと思うぞ?」
白夜「そうだな。母さんもそんなに食わないし」
僕が食べている間、人間と獣人の違いについて話していた
狼井「人間は身体能力低いしなw」
牛飼「でも、知能は獣人より高いって言われてるけどなw」
白夜「それは人によるだろう?」
身体能力、知能・・・
獣人と人間ではそれなりに差があるらしい
でも、それは白夜の言う通り個人差がある
だから、もしかしたら、獣人より強い人間がいるかもしれないし、頭のいい獣人だって存在しているはず
だから、比べるだけ無駄って話で終わった
白夜「お腹減ったな~」
帰り道、白夜が囁いた
「え!?まだ食べれるの!?」
白夜「おう!俺は成長期だからな!」
「僕は食べれないよ・・・」
白夜「小食だな~w」
「白夜が大食いなの!一体どこにそんなに入るの!?」
白夜「ここ!w」
そういいお腹を出す
僕はそのお腹を触る
「よく入るね・・・いつか爆発するんじゃない?」
白夜「ないないwその分運動してるからw」
そして家に着き夕飯を・・・僕は食べなかった・・・
僕と白夜は学食でご飯を食べていた
獣人「あの二人?」
獣人「マジで?」
周りでは僕たちの噂をしているように聞こえる
「・・・」
白夜「今日もうまいな~」
「そ、そうだねw」
獣人「いつも二人でいるし・・・」
獣人「やっぱり・・・」
僕たちの事じゃないよね・・・?
二人でいる人たちなんてたくさんいるし
白夜は気になってないみたいだし
きっと僕の勘違いだよね
自意識過剰だよね
白夜「ご馳走様!ん?どうした?」
「ん?」
白夜「あまり食べてないけど・・・」
「あ、うん!もう少し待ってね!」
僕は急いでご飯を食べた
白夜「そんな急いで食べなくてもwほら!頬に米粒がついてるぞw」
そういい僕の頬から米粒を取ると食べた
獣人「見た!?やっぱり噂はホントなんだよ!」
獣人「ああ!やっぱりそうか!」
やっぱり僕たちの事なんじゃないかな・・・
タイミングが良すぎるし・・・
視線も感じるし・・・
「は、白夜?」
白夜「ん?」
僕は小さな声で
「なんか・・・僕たちさ・・・噂になってない?」
白夜「なんだw今更気が付いたのかw」
「え・・・気が付いてた・・・の?」
白夜「ああw朝からずっとw」
「な、なんで言ってくれないの!?」
白夜「いや、普通気が付くだろう・・・」
そうかもしれないけど・・・
でも、言ってくれてもいいじゃん・・・
そう思いつつなぜ噂になってるか気になった
「なんで噂になってるの?」
白夜「俺たちがつがい休暇を使ったからだろう?」
「・・・え?・・・みんな知ってるの?」
白夜「なんでか知らないが、そういう噂ってすぐ流れるんだよな~・・・毎回『誰誰がつがい休暇使ったんだよ!』って耳に入ってくるし」
「そうなんだ・・・」
ってことは・・・
「周りのみんなは僕たちがつがいだってこと・・・」
白夜「知ってるだろうな。まぁ確証はないだろうけど、さっきのやつで確信したやつもいるだろう」
「知っててやったってこと?」
白夜「ああw別に隠さないといけないことじゃないし?w」
そういい食器を片づけ廊下に出た
みんながこっちを見てヒソヒソしている
「・・・」
白夜「どうした?」
「なんか・・・居心地が悪くて・・・」
白夜「ハハハw気にするな!噂なんてすぐに消えるもんだw」
「そうだけど・・・」
廊下を歩いていると
狼井と牛飼が僕たちを見つけると急ぎ足でやってきた
狼井「お前たちつがいになったんだって!?」
白夜「ああ!」
牛飼「で、でも、親戚なんだろう!?」
白夜「実はな・・・」
白夜は親戚じゃないこと、異世界から来たことを話した
狼井「マジか・・・」
牛飼「異世界からくる人間ってホントにいるんだ・・・」
白夜「できれば周りには・・・」
狼井「言わないよw」
牛飼「ある意味都市伝説みたいな感じだしな~w」
狼井「ってことは・・・萩野の家族は・・・『向こう』ってことだよな?」
「うん・・・」
牛飼「なんとかして帰れないのか?」
「・・・」
白夜「・・・」
帰る・・・
最近は帰りたいと思うことがなくなってきている
白夜と過ごして・・・楽しくて・・・楽しすぎて・・・
友達もできたし、恋人もできた・・・
両親には黙っていたけど、友達はいなかったし恋人なんて尚更・・・
だから、向こうの世界よりこっちの世界の方が・・・楽しいし、自分らしく生きている気がする・・・
気を使って無理に笑顔で過ごし・・・両親に心配かけないように少し遅めに帰って友達と過ごしたって嘘も言わなくて済む・・・
「・・・」
狼井「帰れるといいな!」
「あ、ありがとうw」
牛飼「でも、帰ったら豹谷は・・・」
白夜「・・・俺はいいんだよw悠斗が幸せなら!」
「・・・」
そういい笑顔を見せる白夜
でも、心ではきっと・・・
・・・放課後・・・
僕たちはデパートに来ていた
狼井「うっま~!」
牛飼「おう!新作のバーガー、うまいな!」
白夜「ああ!」
僕たちは新作のバーガーを食べに来ていた
「ちょっと・・・濃いかな?」
白夜「そうか?」
「僕にはねw」
味覚もやっぱり少し獣人と違うのかな?
まぁ、同じ人間同士でも味覚って異なるし、別に変じゃないよね
狼井「食った食った~」
牛飼「お前早いな~」
白夜「狼井はいつもそうだよな!w」
「モグモグ・・・」
僕はまだ半分しか食べていない
食べるスピードが遅いんじゃない
バーガーが大きいのだ
多分・・・
白夜「大丈夫か?」
「ん?うんw少し大きいかなってw」
白夜「半分貰っていい?w」
「うんwいいよ!」
僕は半分をあげた
狼井「人間って小食が多いよな?」
牛飼「俺たち獣人が大食いなだけだと思うぞ?」
白夜「そうだな。母さんもそんなに食わないし」
僕が食べている間、人間と獣人の違いについて話していた
狼井「人間は身体能力低いしなw」
牛飼「でも、知能は獣人より高いって言われてるけどなw」
白夜「それは人によるだろう?」
身体能力、知能・・・
獣人と人間ではそれなりに差があるらしい
でも、それは白夜の言う通り個人差がある
だから、もしかしたら、獣人より強い人間がいるかもしれないし、頭のいい獣人だって存在しているはず
だから、比べるだけ無駄って話で終わった
白夜「お腹減ったな~」
帰り道、白夜が囁いた
「え!?まだ食べれるの!?」
白夜「おう!俺は成長期だからな!」
「僕は食べれないよ・・・」
白夜「小食だな~w」
「白夜が大食いなの!一体どこにそんなに入るの!?」
白夜「ここ!w」
そういいお腹を出す
僕はそのお腹を触る
「よく入るね・・・いつか爆発するんじゃない?」
白夜「ないないwその分運動してるからw」
そして家に着き夕飯を・・・僕は食べなかった・・・
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