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第四章  怪盗ブラック「盗んだコレクトマンの愛」 ①

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第四章  怪盗ブラック「盗んだコレクトマンの愛」


 カワセミの美麗はスイミングスクールのコーチだ。今日も出勤のため更衣室で決められている真っ赤なハイレグ水着に着替え終わった。更衣室が二階なので少し開いていた窓の方から音がした。かすかな音にも気付くのは科学バード隊の訓練の成果だろう。
「あれっ、変な音が窓の方から聞こえたけど」
 カワセミの美麗が窓を開けて見ると驚いた光景が見えた。怪盗ブラックがお金持ちの家の庭に手に持っていた気球を使って降りている。聞こえていたのは気球の操縦の音で、このスイミングスクールの壁際を見つからないように通ったのだろう。
「怪盗ブラック、私に何度も屈辱をあたえた憎いやつ! 気付いていないみたいだから今日こそ居場所をつきとめて正体を暴き、掴めてやるわ、カワセミの美麗の強さを教えてやるわ、ただ捕まえるだけでなく、男でもヒイヒイ鳴かせてやる。許して下さいって言っても踏みつぶす。私を甘く見た罰よ、バードオン!」 
 いつもの勝気で負けん気の強い性格が爆発しそうなほど怒りに燃えていた。辺りを見渡して変身の言葉を通信機に言うと、真っ赤なハイレグ水着から、凛々しく優雅な科学バード隊三号カワセミの美麗に一瞬で姿が変わった。そして、窓から飛び出し、気付かれないように後を追う。
「この建物に入ったわ、後は部屋ね、全部の部屋が見えるあそこから見渡せば怪盗ブラックがどこにいるかわかるわ、でも、普通の姿になっていたらどうしよう・・・」
 怪盗ブラックは、捕まらないようにいくつものマンションの部屋を持っていた。今日は、カワセミの美麗をおびき出すための部屋に来た。そうともしらずにカワセミの美麗は怪盗ブラックの部屋を見つけた。
「怪盗ブラックって、案外、おバカね、そのままの姿で部屋にいるなんて」
 カワセミの美麗は怪盗ブラックのベランダまで飛び、様子を伺うことにした。怪盗ブラックが小部屋に入ったら忍び込み、そのドアの外で待ち伏せて銃を向けて怪盗ブラックを確保することにした。
(室内の壁に大きな鳥の影、コレクトマンと違って小さく、それでいて羽根の影になっているぞ、カワセミの美麗、本当、おバカで憎めないやつのお出ましだな)
 月明かりでカワセミの美麗の影が室内の壁に見えていた。
「怪盗ブラックが部屋に入った、今だわ、ぞくぞくする、捕まえてやる」
 怪盗ブラックは引くドアの部屋にはいった。
「ドアを開けた時に見られないように、開けたドアの影になるように待ってれば、見てなさい、怪盗ブラック、銃を突きつけて、今までの恥辱の数々を痛みでお返しするから、ふふふっ」
 カワセミの美麗は音をさせずに飛んでドアの所の壁に手を付き、身を潜めた。
 怪盗ブラックは入った部屋にパソコンがあり、すべての部屋が映し出されていた。当然、カワセミの美麗がドアの外に隠れているのも分かった。
「カワセミの美麗、今日もおしっこもらしをするのかな、はっはあ」
 怪盗ブラックはドアを壁にぶつける勢いで強くドアを開け、カワセミの美麗をドアと壁に挟んだ。
「いた、いたぃいいっ・・・」
 怪盗ブラックは足でドアの下を開けられないように押さえ、挟まれているカワセミの美麗の両手に手錠をかけた。
「な、何をするの、ドアを・・・」
 さらに、怪盗ブラックは手錠の真ん中にフックのついた鎖を付け、右手に持っていた残りの鎖を部屋の中央の滑車に投げて鎖の端をもつ。
「早く、挟んでいるドア開けないと許さないから・・・」
「いつものように威勢がいい、うるさいメス鳥だな、ほら、ドアをあけた」
「手錠ぐらいで私をどうにかできるとも、甘い! 私には足があるの、足だけであんたなんか、ぁああ・・・なにを・・・ぃやぁああ・・・」
 怪盗ブラックが鎖の端を引くと、カワセミの美麗は滑車の下まで無理やり引っ張られてつま先立ちになった。
「バード隊で鍛えているんだからつま先たちぐらいへっちゃらだよな」
「バカにしなおで、当たり前! あっ、ハイキックができない・・・」
 怪盗ブラックはつま先たちをさせることで足の可動範囲を狭くし、さらに、ブーツに重りを付けた。
「鳥かごじゃなくて悪いけど、これで楽しませてくれ!」
「もう~、いつもいっつも、私に変なことして、今日は何をするの!」
「お前を気持ち良くなるように蹂躙!」
 カワセミの美麗の表情がこわばった。
「の、一歩手前までして、セックスをしたくておねだりをするようにさせる」
「ばっかじゃないの、この私を誰だと思っているの!」
「おしっこもらし」
「えっ、・・・・・バカバカ、女の子に何てこと言うの、もう、絶対に許さない!」
 カワセミの美麗から怒りのオーラが感じられた怪盗ブラックは、カワセミの美麗の胸を掴んだ。一瞬にして怒りのオーラが消えて体をくねらせる。
「カワセミの美麗、おまえの本性は変態だ、ドスケベで淫乱、好きものだとわからせてやる。感じろ、悶えろ、そして、セックスをねだれ!」
 カワセミの美麗は、反抗したいけど今まで怪盗ブラックにされたことが背徳感となっていて、この言葉にも胸がドキドキしてしまった。
「な、なにを・・・この私が・・・あなたの前で感じるなんてない・・・はず・・・」 怪盗ブラックは、胸爆弾のように後ろから両胸を外側からしぼるように揉む、揉む、揉む、揉みほぐした。
「ぁ~っ、あっ、感じない・・んだから・・ぁあっ、もう~ぁあつ・・やめて・・あん、だめぇ・・ぁあ~ん、あん・・・そんな、胸を気持ち良くしないでぇえええ・・」
「そうか、胸が気持ちよかったのか」
「はっ、そんなこと、言ってない、気持ち悪いわよ」
 怪盗ブラックは胸の突起物を人差し指で連続ではじく。
「ぁっ、あっ、あっあっ、ぁああ~ん、そんなに続けてやったら、・・・ぁあっ、あ~ん、あん、・・・やめてぇええ~」
 カワセミの美麗は腰をくねらせて感じている。
「そうか、下も触ってほしいのか」
「だめっ! そこだけは! ぁあああっ!」
 怪盗ブラックはマンスジを擦りだす。
「ぁあっ、ぁあつ、当たるから・・ぁあ~ん、ぁあっ、やめて!」
「当たるとは、このクリトリスのことか、つぶしてやろうか」
「ぃやあっ、ぁあああああああああっ!」

 プッシュ~ ヌラヌラヌラ~

「カワセミの美麗、絶頂で潮吹きか、股のコスチュームにシミができたぞ」
 カワセミの美麗は絶頂しても怪盗ブラックには意地でも認めない。
「あなたは女の体を知らないのよ、これは、股の汗、そう汗なのよ」
 目をトロンとさせながら言い訳をするかわいい美麗だった。
「そうか、汗か、カワセミの美麗が絶頂するまで続けさせてもらうぞ」
 怪盗ブラックは、マンスジと乳首の両方を責めた。
「ぁああっ~ぁっ~ああっ~あ~ん、ぃや~ん、はぁ~ん、・・・・だめ・・・だめ・・・・・だめだってば・・・やめて・・・ぁあああああああ~ん」
 カワセミの美麗の鎖がガチャガチャ揺れる。体を痙攣させて二度目の絶頂だ。
「私は、・・・は~ぁ~は~ぁ~・・・、絶頂しないから無駄なことはやめなさい」
「わかった、カワセミの美麗が絶頂してもしなくても関係ない、ただ、やりたいかやる」 怪盗ブラックは、カワセミの美麗の感じる性感帯が分かったので、そこを集中的に責める。
「ぁああああ~ん、ぃやぁあああ~ん、あ~あ~あ~、ぁあああああああああ・・・やめて・・・、もう~、もう~・・・イクイクイク・・・ぁあっ!」

  プッシャァア~  シャァアアア~  シャ~~~~

「また、おもらしか、カワセミの美麗は無理やりやられると発情して興奮する、ド変態、淫乱な女だったんだな、おい、カワセミの美麗、ドスケベ女!」
「そ、そんな・・・・クシュン・・・」
「これで終わりじゃないぞ! 淫乱な本性をあばいてやるからな、」
  怪盗ブラックはカワセミの美麗の通信機を開け、自分の通信機を向けた。
「ジースリー、キャンセル、トランスフォーメーション!」
 怪盗ブラックの通信機からカワセミの美麗の声で変身解除をさせた。今、鎖に繋がれているのは、スイミングスクールの真っ赤なハイレグ水着姿の美麗だった。
「えっ・・・どうして・・・ぃやぁああああああ・・・」
 怪盗ブラックは精神的ダメージを受けて脱力している美麗をベッドに寝かせた。
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