冷淡騎士に溺愛されてる悪役令嬢の兄の話

雪平@冷淡騎士2nd連載中

文字の大きさ
60 / 299

お互い可愛がりたい

しおりを挟む
「あぅっ!!か、カイウスッ…や、やらっ」

「ん?ちゅっ…抱かれるのは嫌か?」

「そぅじゃ、なくてぇ…同時は、あぁっ!!」

カイウスに抱かれるのが嫌なわけではない、嫌だったらこんな事しない。
それじゃなくて、俺のと腹の奥を同時に攻められるのが怖いくらい気持ちよくて自分でもどうしたらいいか分からない。

カイウスの指を根元まで咥えてきゅうきゅうと締め付けるのが分かる。
中をゆっくり擦られて、広げる動きに俺をイかせようと吸い付く口内に我慢出来ず出してしまった。

ヘロヘロになり、カイウスのを握る事しか出来ずにいる俺にカイウスはゴクンと喉を鳴らして俺の精液を飲み口を離した。
俺だってカイウスの飲みたいのにズルい、再び亀頭に口付けた。

「ライム、もういいって」

「俺も飲むっ」

「そう言ってくれるのは嬉しいけど、俺はこっちで飲んでほしい」

そう言ったカイウスは俺の尻の穴を舐めるから腰が浮いた。

カイウスが上半身を起こすから、ズルっと体がズレる。
今日は俺がカイウスを可愛がるという気持ちは何も変わっていないからカイウスを再び寝かせる。

自分で出来るか分からないが、カイウスが慣らしてくれたし一度受け入れた事があるから大丈夫だろう。

カイウスの腹に手を置いて腰を浮かせると、カイウスも俺が何をしようとしているのか分かったようだ。

「無理するな」と気を遣っているが、俺は無理はしていない。
カイウスの熱いものを掴んで、自分の中にゆっくり沈めていく。
圧迫されて少し苦しかったが、その後にぞわぞわとした全身を駆け巡る快楽の虜になった。

カイウスにされた時は動きが予測出来なくて、強い快楽だったが自分で入れるとカイウスの形がハッキリと分かり別の快楽が生まれる。
自分でしているという事実にも興奮してしまい、いつの間にかカイウスを全て受け入れていた。

「ふっ、ん、んっ」

「大丈夫か?苦しくはないか?」

「だ、いじょーぶ…カイウス、気持ちいい?」

「…あぁ、気持ちいいよ」

「もっと、気持ちよく…はぁっ、んあっ」

カイウスに頬を撫でられて、嬉しくてちょっと上で跳ねたらぐちゅっと音がした。
俺とカイウスが混ざり合っている音、もっと聞きたくて腰を動かしてカイウスに快楽を与える。

カイウスをイかせるつもりが、自分の体の方が敏感になってきてだんだん動きが鈍くなる。
気持ちいいけど、イけるほどの快楽は自分では怖くて出来ない。
可笑しくなるほどの快楽が味わえるしこりの部分を避けて動いているから、ずっと気持ちいいが続いている。

こんなんじゃ、カイウスも気持ちよくなれない…どうしたらいいのかな。

「はぁ、ライムどうした?もう疲れたのか?」

「違うよ…カイウス、本当にイけるほど気持ちいい?」

不安になってカイウスに聞いてみると、カイウスは上半身を起こした。
そしてそのまま俺を抱きしめてベッドに沈んだ。
体位が変わったからしこりが擦られて甘い吐息が漏れる。

カイウスに抱きしめられたまま、カイウスの背中に腕を回す。
動くのかと思ったが、ジッとしていて動かなかった。

カイウスが中に入っているというだけで、俺はぞくぞくと気持ちよくなって中を締め付ける。
すると、腹の奥が温かいもので満たされていく。

「カイウス、イったの?」

「ライムと繋がってるって考えるだけで何度だってイける、俺のために一生懸命なライムをもっと見たくて我慢してたんだ」

「…カイウス」

「次は俺がライムを可愛がりたい、いいか?」

カイウスにキスされて、口を開けると中に舌が入ってきて絡めとられる。
俺が断る理由は何処にもない、カイウスに満たしてほしい。
自分で動くより、カイウスが与える快楽の方がずっと強い。

軽く中を擦られただけで、イってしまい息を乱した。
一度だけで終わる筈はなく、再びしこりをコリコリと擦られて奥まで入れられた。
気持ち良すぎて涙が溢れてきて、カイウスの指に拭われた。

「あんっ、あっ、あぅ、ひぁっ」

「はぁ、はぁ…ライム、くっ…」

カイウスの切ない声を聞いて、中に再び注がれて俺も満たされてイった。

きゅんきゅんと中がカイウスのを締め付けるから、ちょっと抜くのに戸惑っていて申し訳なく思った。
力を抜きたいが、まだ敏感な体のコントロールが出来ずカイウスのに吸い付いている。
カイウスが俺の中から出ていき、寂しくて足を閉じた。

しかしカイウスの腕が邪魔をして完全に閉じる事が出来ずに首を傾げた。
何をしているんだろう、と思っていたらカイウスの指が俺の中に入ってきた。
びっくりして、まだ敏感な中はカイウスの指を招き入れた。

「ひぁっ!な、何!?」

「…ライム、好きだ」

全く答えになっていない愛の告白をされて、俺もと答えたら満足そうな顔をしていた。

奥までは入れずに、入り口をずっと弄っていてビクビクと体が反応する。
奥に出されたカイウスの精液が溢れてきて、カイウスの指に絡みつく。

滑りが良くなり、一気に指を奥まで入れられて俺をイかせる動きに変わった。
やっぱりカイウスが与える快楽は頭が変になるほど怖くて気持ちいい。

俺のいいところを知っているカイウスは、性感帯のスイッチを押す。
俺の耳を舐めて、軽く歯を立てられるとカイウスの指を離すまいと吸い付く。

「ひんっ、あっ、あぁっ、い、イっちゃうっ」

「いいよ、俺にライムのイった顔見せて」

「か、カイウスもっ」

俺はカイウスのものを握り、震える手で擦るとカイウスも限界だったのか俺の手の中でイった。
俺も自分の腹の上に出して、カイウスと軽く唇を合わせた。
すぐに唇は離れたが、濃厚なキスをしたらまた気持ちよくなってしまうからこれでいい。

お互いイったばかりで、まだ快楽が残っている中…抱きしめ合った。

俺は疲れてしまい、うとうととしてカイウスにもたれかかるようにして体を預けた。
最後に聞いたのはカイウスの「おやすみ」という優しい声だった。






不思議な夢を見た。

そこは真っ暗な空間で、真っ白な道がいくつもあった。
俺はその道の真ん中に立っていた…引き返す事は出来ず進む事しか許されない道。

俺が進む先には「カイウスハッピーエンド」と書かれた真っ白な扉があった。

ゲームの世界のカイウスハッピーエンドは、ライムの死亡エンドを意味していた。
しおりを挟む
感想 174

あなたにおすすめの小説

悪役令息の七日間

リラックス@ピロー
BL
唐突に前世を思い出した俺、ユリシーズ=アディンソンは自分がスマホ配信アプリ"王宮の花〜神子は7色のバラに抱かれる〜"に登場する悪役だと気付く。しかし思い出すのが遅過ぎて、断罪イベントまで7日間しか残っていない。 気づいた時にはもう遅い、それでも足掻く悪役令息の話。【お知らせ:2024年1月18日書籍発売!】

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ユィリと皆の動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新 Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新 プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー! ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜

上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。 体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。 両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。 せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない? しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……? どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに? 偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも? ……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない?? ――― 病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。 ※別名義で連載していた作品になります。 (名義を統合しこちらに移動することになりました)

悪役令息ですが破滅回避で主人公を無視したら、高潔な態度だと勘違いされて聖人認定。なぜか溺愛ルートに入りました

水凪しおん
BL
BL小説『銀の瞳の聖者』の悪役令息ルシアンに転生してしまった俺。 原作通りなら、主人公ノエルをいじめ抜き、最後は断罪されて野垂れ死ぬ運命だ。 「そんなの絶対にお断りだ! 俺は平和に長生きしたい!」 破滅フラグを回避するため、俺は決意した。 主人公ノエルを徹底的に避け、関わらず、空気のように生きることを。 しかし、俺の「無視」や「無関心」は、なぜかノエルにポジティブに変換されていく。 「他の人のように欲望の目で見ないなんて、なんて高潔な方なんだ……!」 いじめっ子を視線だけで追い払えば「影から守ってくれた」、雨の日に「臭いから近寄るな」と上着を投げつければ「不器用な優しさ」!? 全力で嫌われようとすればするほど、主人公からの好感度が爆上がりして、聖人認定されてしまう勘違いラブコメディ! 小心者の悪役令息×健気なポジティブ主人公の、すれ違い溺愛ファンタジー、ここに開幕!

有能すぎる親友の隣が辛いので、平凡男爵令息の僕は消えたいと思います

緑虫
BL
第三王子の十歳の生誕パーティーで、王子に気に入られないようお城の花園に避難した、貧乏男爵令息のルカ・グリューベル。 知り合った宮廷庭師から、『ネムリバナ』という水に浮かべるとよく寝られる香りを放つ花びらをもらう。 花園からの帰り道、噴水で泣いている少年に遭遇。目の下に酷いクマのある少年を慰めたルカは、もらったばかりの花びらを男の子に渡して立ち去った。 十二歳になり、ルカは寄宿学校に入学する。 寮の同室になった子は、まさかのその時の男の子、アルフレート(アリ)・ユーネル侯爵令息だった。 見目麗しく文武両道のアリ。だが二年前と変わらず睡眠障害を抱えていて、目の下のクマは健在。 宮廷庭師と親交を続けていたルカには、『ネムリバナ』を第三王子の為に学校の温室で育てる役割を与えられていた。アリは花びらを王子の元まで運ぶ役目を負っている。育てる見返りに少量の花びらを入手できるようになったルカは、早速アリに使ってみることに。 やがて問題なく眠れるようになったアリはめきめきと頭角を表し、しがない男爵令息にすぎない平凡なルカには手の届かない存在になっていく。 次第にアリに対する恋心に気づくルカ。だが、男の自分はアリとは不釣り合いだと、卒業を機に離れることを決意する。 アリを見ない為に地方に移ったルカ。実はここは、アリの叔父が経営する領地。そこでたった半年の間に朗らかで輝いていたアリの変わり果てた姿を見てしまい――。 ハイスペ不眠攻めxお人好し平凡受けのファンタジーBLです。ハピエン。

悪役神官の俺が騎士団長に囚われるまで

二三@冷酷公爵発売中
BL
国教会の主教であるイヴォンは、ここが前世のBLゲームの世界だと気づいた。ゲームの内容は、浄化の力を持つ主人公が騎士団と共に国を旅し、魔物討伐をしながら攻略対象者と愛を深めていくというもの。自分は悪役神官であり、主人公が誰とも結ばれないノーマルルートを辿る場合に限り、破滅の道を逃れられる。そのためイヴォンは旅に同行し、主人公の恋路の邪魔を画策をする。以前からイヴォンを嫌っている団長も攻略対象者であり、気が進まないものの団長とも関わっていくうちに…。

超絶美形な悪役として生まれ変わりました

みるきぃ
BL
転生したのは人気アニメの序盤で消える超絶美形の悪役でした。

処理中です...