57 / 140
第一部
57 滝と女豹
しおりを挟む
暑くなってきたので泳ぎに出かけることにした。
「歩いて行けるところなんだ。水着着ていこう」
「え。そんな近場にあるんですか?」
「タオルだけあればいいから」
「じゃあ。着てきます」
直樹もハーフパンツの水着に変えてTシャツを着た。
緋紗は身体にバスタオルを頑丈に巻きつけている。
「すぐそこだから水着のままで平気だよ」
「ええ。まあ……」
「見せてくれないの?」
「それが買いにいったらもう変なのしか残ってなくてですね」
直樹は言い訳をしている緋紗のタオルを剥ぎ取った。
「きゃっ」
ヒョウ柄のビキニだ。
「すごいね」
直樹もびっくりした。
「もう。取らないでください」
軽く怒って緋紗は直樹からタオルを取り返した。
「ごめんごめん。勿体つけてるのかと思って」
「これとフリフリレースしか残ってなかったんです」
「似合ってるよ。ヒョウ柄」
直樹はニンマリ笑った。――後で女豹のポーズでもしてもらうかな。
またタオルをかぶった緋紗に、「行こう」と、手を取ると、頷いてついてきた。
家を出て裏側に回り小さな獣道のようなところに出た。
少しだけ草が刈ってあって人が一人通れる細道だ。
「切れるような草はないから大丈夫だと思うけど、一応気を付けて」
「はい」
三分ほど歩くと小さくゴォーという滝の音が聞こえてくる。
「滝……ですか?」
「うん。小さい滝壺があるんだよ」
「そこで泳ぐんですか。人が来るんじゃ」
「誰も来ないよ。観光から外れてるしね」
話しているうちに滝が見えてきた。
有名な滝とは違って高さもあまりなく滝壺も径が数メートルで深さも二メートル程度だ。
「夏に良くここで泳いでるんだ。静かでいい場所だよ」
緋紗は流れ落ちる滝を見ていた。
「泳げる?」
「え。ああ。得意な方じゃないですけど一応泳げます」
「緋紗は走るのが得意そうだもんね。ちょっと筋とか伸ばして」
直樹がそういうと緋紗もアキレス腱やら肩やらを回し始める。
「眼鏡外して」
「はい」
手を引いて水辺に連れていく。
「冷たい!」
「滝の水はちょっと冷たいかな。ゆっくりおいで」
「先に行っててください。もうちょっと慣らします」
滝の水は慣れないと冷たい。
「うん。僕は泳いでるよ」
直樹はゆっくりと水に沈んでいった。――冷たいな。
水の中で身体を伸ばしてからゆっくり浮上し、ゆるゆる泳いで浮かび空をみた。
少しずつ緋紗が水に入ってくる。――一気に入っちゃえばいいのに。
くすっと笑って緋紗をみた。
「早くおいでよ」
そばに行って抱き寄せてそのまま泳ぐ。
「きゃあ」
「力入れないで」
冷たさに慣れてきたのか泳ぎ始めた。
「こっちおいで」
「待って」
滝の裏側に誘う。
「ほら。ここ」
「わあ。なんかダンジョンっぽいですねー」
「だろ」
「宝箱でも置いときたい感じ」
「開けるとミミックだよね」
二人で岩のくぼみに座って笑った。少しキスをしてまた水の中に戻り、一緒にもぐって水の底をみた。
全身が青白くなった緋紗は精霊のような人間離れしたような雰囲気で美しかった。
「ぷはあっ」
水面に顔を出して息を吸う。
「ちょっと上がろうか。唇が紫になってるよ」
「そうですね。ちょっと休憩したいかも」
水から上がって草むらに寝っ転がり直樹は計画していた悪戯を実行することにした。
「直樹さんは泳ぐの上手ですね」
「うん。一番得意なのは水泳なんだ。中高、部活が水泳部でね」
「へー。そうだったですか。てっきりピアノかと……」
直樹がぐったりしている。
「どうしたんですか?」
呼び掛けたが返事をしない。
「直樹さん?直樹さん!」
緋紗が頬をたたく。――痛いな。
緋紗は四つん這いになり、必死になって肩を揺らす。――ちょっと女豹っぽいか。
直樹は息を止めた。
「息してない!」
緋紗は慌てて人工呼吸を始める。――鼻ふさがないと。
直樹はそう言いそうになるのを堪えた。――そろそろやめないとまずいかな。
緋紗が息を吹き込んできたときに直樹は舌を差し入れた。
「きゃっ」
緋紗は驚いて顔をひっこめた。
「気づいたんですか」
緋紗がホッとした顔を見せる。
「うん。ありがとう。助かったよ」
「良かった……」
力が抜けた緋紗は真っ青な顔で足をガクガクと震わせている。――やばいな。相当本気にしたな。
このまま黙っていようか悩んだが正直に演技だったことを話すことにした。
「緋紗。ごめん」
少し間をおいて言う。
「今の冗談なんだ。まさか本気にするとは思わなくて」
「えっ?」
緋紗の顔がたちまち険しくなった。
「嘘だったんですか!?」
「うん。ごめん」
「ひどいです。なんでそんな。すごく心配したんですよ!」
今までの緋紗とは全く別人のように肩を震わせて怒っている。――女豹のポーズが見たかったとは言わない方がいいな。
さすがに火に油を注ぐ真似はしなかった。
「本当にごめん」
なかなか許してくれない。
心から反省したのだが、とても機嫌を直してくれそうになく、意を決して最終手段をとることにする。
直樹は緋紗の後ろから両肩に手を置き、告げる。
「緋紗。怒っててもいいから。僕と結婚して」
「え?」
緋紗が振り向く。
眉間にしわを寄せてはいるがこっちを向いて「今なんて言いました?」と、不審げに訊ねた。
「『僕と結婚してください。』って言ったんだよ」
緋紗の眉間からしわが取れてきょとんとした顔になった。
このまま自分のペースに引き寄せてしまおうと直樹は間髪入れずに緋紗を抱きしめて、柔らかい草の上に押し倒し、ヒョウ柄のビキニのブラジャーを剥ぎ取った。
「あ、なにを」
抵抗させる間も与えずにビキニのパンツも剥ぐ。
「やだ。何するんですか」
「緋紗にしたいことをしてるんだ。緋紗は返事を考えてて」
緋紗の両手首をまとめて掴み、口づけ、舌を差し入れ激しくかき回す。
「んんっ」
緋紗は身体をくねらせながら抵抗をしているがだんだんと力が抜けてくる。
「もうしないから、怒らないで」
直樹は懇願した。
「ずるいです」
「ごめん」
緋紗の両手首を離しまっすぐに見つめてもう一度告げる。
「結婚してください」
緋紗は濡れた唇をかすかに動かせてこたえる。
「はい」
「良かった」
直樹はにっこり笑ってまたキスを始めた。
「歩いて行けるところなんだ。水着着ていこう」
「え。そんな近場にあるんですか?」
「タオルだけあればいいから」
「じゃあ。着てきます」
直樹もハーフパンツの水着に変えてTシャツを着た。
緋紗は身体にバスタオルを頑丈に巻きつけている。
「すぐそこだから水着のままで平気だよ」
「ええ。まあ……」
「見せてくれないの?」
「それが買いにいったらもう変なのしか残ってなくてですね」
直樹は言い訳をしている緋紗のタオルを剥ぎ取った。
「きゃっ」
ヒョウ柄のビキニだ。
「すごいね」
直樹もびっくりした。
「もう。取らないでください」
軽く怒って緋紗は直樹からタオルを取り返した。
「ごめんごめん。勿体つけてるのかと思って」
「これとフリフリレースしか残ってなかったんです」
「似合ってるよ。ヒョウ柄」
直樹はニンマリ笑った。――後で女豹のポーズでもしてもらうかな。
またタオルをかぶった緋紗に、「行こう」と、手を取ると、頷いてついてきた。
家を出て裏側に回り小さな獣道のようなところに出た。
少しだけ草が刈ってあって人が一人通れる細道だ。
「切れるような草はないから大丈夫だと思うけど、一応気を付けて」
「はい」
三分ほど歩くと小さくゴォーという滝の音が聞こえてくる。
「滝……ですか?」
「うん。小さい滝壺があるんだよ」
「そこで泳ぐんですか。人が来るんじゃ」
「誰も来ないよ。観光から外れてるしね」
話しているうちに滝が見えてきた。
有名な滝とは違って高さもあまりなく滝壺も径が数メートルで深さも二メートル程度だ。
「夏に良くここで泳いでるんだ。静かでいい場所だよ」
緋紗は流れ落ちる滝を見ていた。
「泳げる?」
「え。ああ。得意な方じゃないですけど一応泳げます」
「緋紗は走るのが得意そうだもんね。ちょっと筋とか伸ばして」
直樹がそういうと緋紗もアキレス腱やら肩やらを回し始める。
「眼鏡外して」
「はい」
手を引いて水辺に連れていく。
「冷たい!」
「滝の水はちょっと冷たいかな。ゆっくりおいで」
「先に行っててください。もうちょっと慣らします」
滝の水は慣れないと冷たい。
「うん。僕は泳いでるよ」
直樹はゆっくりと水に沈んでいった。――冷たいな。
水の中で身体を伸ばしてからゆっくり浮上し、ゆるゆる泳いで浮かび空をみた。
少しずつ緋紗が水に入ってくる。――一気に入っちゃえばいいのに。
くすっと笑って緋紗をみた。
「早くおいでよ」
そばに行って抱き寄せてそのまま泳ぐ。
「きゃあ」
「力入れないで」
冷たさに慣れてきたのか泳ぎ始めた。
「こっちおいで」
「待って」
滝の裏側に誘う。
「ほら。ここ」
「わあ。なんかダンジョンっぽいですねー」
「だろ」
「宝箱でも置いときたい感じ」
「開けるとミミックだよね」
二人で岩のくぼみに座って笑った。少しキスをしてまた水の中に戻り、一緒にもぐって水の底をみた。
全身が青白くなった緋紗は精霊のような人間離れしたような雰囲気で美しかった。
「ぷはあっ」
水面に顔を出して息を吸う。
「ちょっと上がろうか。唇が紫になってるよ」
「そうですね。ちょっと休憩したいかも」
水から上がって草むらに寝っ転がり直樹は計画していた悪戯を実行することにした。
「直樹さんは泳ぐの上手ですね」
「うん。一番得意なのは水泳なんだ。中高、部活が水泳部でね」
「へー。そうだったですか。てっきりピアノかと……」
直樹がぐったりしている。
「どうしたんですか?」
呼び掛けたが返事をしない。
「直樹さん?直樹さん!」
緋紗が頬をたたく。――痛いな。
緋紗は四つん這いになり、必死になって肩を揺らす。――ちょっと女豹っぽいか。
直樹は息を止めた。
「息してない!」
緋紗は慌てて人工呼吸を始める。――鼻ふさがないと。
直樹はそう言いそうになるのを堪えた。――そろそろやめないとまずいかな。
緋紗が息を吹き込んできたときに直樹は舌を差し入れた。
「きゃっ」
緋紗は驚いて顔をひっこめた。
「気づいたんですか」
緋紗がホッとした顔を見せる。
「うん。ありがとう。助かったよ」
「良かった……」
力が抜けた緋紗は真っ青な顔で足をガクガクと震わせている。――やばいな。相当本気にしたな。
このまま黙っていようか悩んだが正直に演技だったことを話すことにした。
「緋紗。ごめん」
少し間をおいて言う。
「今の冗談なんだ。まさか本気にするとは思わなくて」
「えっ?」
緋紗の顔がたちまち険しくなった。
「嘘だったんですか!?」
「うん。ごめん」
「ひどいです。なんでそんな。すごく心配したんですよ!」
今までの緋紗とは全く別人のように肩を震わせて怒っている。――女豹のポーズが見たかったとは言わない方がいいな。
さすがに火に油を注ぐ真似はしなかった。
「本当にごめん」
なかなか許してくれない。
心から反省したのだが、とても機嫌を直してくれそうになく、意を決して最終手段をとることにする。
直樹は緋紗の後ろから両肩に手を置き、告げる。
「緋紗。怒っててもいいから。僕と結婚して」
「え?」
緋紗が振り向く。
眉間にしわを寄せてはいるがこっちを向いて「今なんて言いました?」と、不審げに訊ねた。
「『僕と結婚してください。』って言ったんだよ」
緋紗の眉間からしわが取れてきょとんとした顔になった。
このまま自分のペースに引き寄せてしまおうと直樹は間髪入れずに緋紗を抱きしめて、柔らかい草の上に押し倒し、ヒョウ柄のビキニのブラジャーを剥ぎ取った。
「あ、なにを」
抵抗させる間も与えずにビキニのパンツも剥ぐ。
「やだ。何するんですか」
「緋紗にしたいことをしてるんだ。緋紗は返事を考えてて」
緋紗の両手首をまとめて掴み、口づけ、舌を差し入れ激しくかき回す。
「んんっ」
緋紗は身体をくねらせながら抵抗をしているがだんだんと力が抜けてくる。
「もうしないから、怒らないで」
直樹は懇願した。
「ずるいです」
「ごめん」
緋紗の両手首を離しまっすぐに見つめてもう一度告げる。
「結婚してください」
緋紗は濡れた唇をかすかに動かせてこたえる。
「はい」
「良かった」
直樹はにっこり笑ってまたキスを始めた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
再婚相手の連れ子は、僕が恋したレンタル彼女。――完璧な義妹は、深夜の自室で「練習」を強いてくる
まさき
恋愛
「初めまして、お兄さん。これからよろしくお願いしますね」
父の再婚によって現れた義理の妹・水瀬 凛(みなせ りん)。
清楚なワンピースを纏い、非の打ち所がない笑顔で挨拶をする彼女を見て、僕は息が止まるかと思った。
なぜなら彼女は、僕が貯金を叩いて一度だけレンタルし、その圧倒的なプロ意識と可憐さに――本気で恋をしてしまった人気No.1レンタル彼女だったから。
学校では誰もが憧れる高嶺の花。
家では親も感心するほど「理想の妹」を演じる彼女。
しかし、二人きりになった深夜のキッチンで、彼女は冷たい瞳で僕を射抜く。
「……私の仕事のこと、親に言ったらタダじゃおかないから」
秘密を共有したことで始まった、一つ屋根の下の奇妙な生活。
彼女は「さらなるスキルアップ」を名目に、僕の部屋を訪れるようになる。
「ねえ、もっと本気で抱きしめて。……そんなんじゃ、次のデートの練習にならないでしょ?」
これは、仕事(レンタル)か、演技(家族)か、それとも――。
完璧すぎる義妹に翻弄され、理性が溶けていく10日間の物語。
『著者より』
もしこの話が合えば、マイページに他の作品も置いてあります。
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/658724858
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
禁断溺愛
流月るる
恋愛
親同士の結婚により、中学三年生の時に湯浅製薬の御曹司・巧と義兄妹になった真尋。新しい家族と一緒に暮らし始めた彼女は、義兄から独占欲を滲ませた態度を取られるようになる。そんな義兄の様子に、真尋の心は揺れ続けて月日は流れ――真尋は、就職を区切りに彼への想いを断ち切るため、義父との養子縁組を解消し、ひっそりと実家を出た。しかし、ほどなくして海外赴任から戻った巧に、その事実を知られてしまう。当然のごとく義兄は大激怒で真尋のマンションに押しかけ、「赤の他人になったのなら、もう遠慮する必要はないな」と、甘く淫らに懐柔してきて……? 切なくて心が甘く疼く大人のエターナル・ラブ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる