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ヒーローがいきなりヒロインにち◯こ突っ込んでくるんですが、見守るべきですか?

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エルバ様とダイエットを始めて半年が経った。

その間にみのりさんにスキルで見てもらって、有酸素運動は十分だから無酸素運動も組み合わせると良いと言われたので、教えてもらった筋肉トレーニングも始めた。

彼が国の政のために城に赴く時は筋肉トレーニングをして、それ以外は彼とあのスポーツをしている。

すると順調にするすると体重が落ちて、今では何と指の間に隙間が出来始めた。

体も一回り小さくなった気がする。

停滞期もエルバ様が励ましてくれたおかげで乗り越えられた。

エルバ様と二人でダイエットを始めた頃は時間を問わず所構わずだったけれど、今はダイエットだけじゃなくて良くデートもする様になった。

「お互いをもっと知るためにデートをしよう」と誘ってくれた時はとても嬉しかった。

復興に赴いた先でデートしたり、大きな街に行ってみたりと楽しい。



「…ぁ♡…ん♡…声でちゃ、ぅ♡…」

デートして戻ってきたテントの中、私は机に上体を預けて手で口を覆い、彼に後ろからゆっくりと揺さぶられている。

何故かデートの後は大抵、彼は性急に繋がろうとしてきた。

露店でつまみ食いするからだろうか。

物珍しくて美味しそうで行く先々の露店で立ち止まってしまう。

我慢しようとしても、露店の優しいおじちゃん達が良くくれるから断るのは悪いと思って食べてしまうのだ。

「ちゃんと声我慢しないと、聞こえちゃうよ?」

そう優しく言う彼は、だけれども動きを止めたりはしてくれない。

復興先のテントの外に人の気配はしないけれど、耳の良い龍人達には聞こえてしまうかもしれないと必死に声を抑える。

でもやめて欲しい訳ではなくて、私の腰を掴む熱い彼の手にずっと触っていて欲しい。

「…ん♡…ん♡…は、ぁ♡…」

彼と肌を重ね、彼に甘く囁かれる日々に、彼への気持ちは自分ではどうしようもない程大きくなってしまった。

彼に掛かっている「番」の魔法がずっと解けなければ良いと思ってしまう。

「番」とは何なのかの答えは、まだ出ていないのに。

屋敷にある図書室の本で調べても明確な答えは載っていなかった。

それなのに、ずっと彼と繋がっていたいと思う様になってしまった自分に危機感が募る。

「…んぁ♡…ん、んっ♡…あ、…」

中から抜け出た彼に、体を引かれてベッドの上に仰向けにされる。

開かれた足の間に再び彼が伸し掛かって来るのを受け入れて、その逞しい体に両腕で抱き着いた。

上着を脱いだ彼の背中にある鱗を、気付かれない様に指で辿る。

デート先で彼は女性の視線を良く集めていた。

いつからか胸のモヤモヤが大きくなって。

彼女達は彼の熱がこんなにも熱い事や、その肌に所々ある鱗の場所など知らないと思うとそのモヤモヤが消えてしまう自分が尚悪く思う。

自分は「番」でなければ彼の特別にはなれないのに何を勘違いしているのか。

(…もし彼に捨てられたら、私はきっと壊れてしまう)

そしたらまた魔王に変じてしまうかもしれない事が怖い。

「リビア、考え事?」

「んぁあっ♡♡」

そう言った彼に一際大きく突き入れられ、抑えられず声が出てしまった。

「ぁっ♡だめっ♡んっ♡はっ♡んんっ♡」

快感に震えている所に間髪入れずにバスバスと腰を叩きつけられ、慌てて手で口をきつく覆うが指の間から声が漏れてしまう。

必死に声を抑えても、テントの中は何をしているか隠しきれない粘着質な音で満ちていた。

「リビア可愛い、好きだよ♡」

「っあっっ♡♡♡♡♡~ッ♡♡♡」

彼の言葉に頭が真っ白になった。











腕の中でビクビクと震える彼女を抱き締める。

「顔蕩けてる、可愛い♡」

行為以外にもずっと「好き」と告白しているのだが、彼女は未だに慣れないらしい。

俺の言葉で達してしまった彼女の頬にキスを落としながら、そのぷっくりとした唇に出来ないのを残念に思う。

(まだここは許してもらってないしね)

先程の背中の鱗を辿る彼女の指先には気付いていた。

彼女が何を考えていたのかも分かっている。

俺の気持ちは「番」だからと思われていると思うと苛つくけれど、過去のせいで自信を失くした彼女を思うと仕方ないとも思う。

はぁ♡はぁ♡と甘く息を吐きながら、落ち着いて来た彼女をまた甘く鳴かせるために動く。

「…ぁ♡…あんっ♡んっ♡ひぁっ♡」

前よりも指が埋もれなくなった彼女の腰を掴む。

抱き締める時に密着感が薄れてしまったのは残念だけれど、太っていても痩せていても俺にとって彼女が可愛いのは違いない。

「リビア、子宮降りて来てるの分かる?ほら、」

「んぅっ♡♡♡♡~ッ♡♡」

トンットンッと亀頭でキスしてあげると足先をピンとして彼女が達する。



リビアのダイエットを手伝う様になって半年が経ち、元々可愛かった彼女は痩せるにつれて蕾が花開くように可憐になった。

艶が出たピンクブロンドの髪はふわふわと揺れ動き、匂い立つ様に美しい。

痩せるにつれて存在が際立ってきた少し切長の涼しげな目には、髪と同じ色の瞳が好奇心いっぱいにキラキラと輝く。

少しくびれの出てきた体は胸と腰を強調していて、ワンピースから胸の谷間がチラリと見える度に路地裏に引き込んで如何わしい事をしたくなるくらい男心を擽る。

先程のデートでも彼女のふわふわとした雰囲気に、立ち止まる先の露店主が舐める様に彼女を見るから気が気では無かった。

彼女にその自覚が無いのも困りものだ。

そんな男達の視線に気付いていない彼女は最初人見知りが出て小動物の様に警戒するのに、少し話しただけでふわりと可愛く笑ってしまうのだから。

胸を撃ち抜かれた男達に幾度睨みを効かせたか分からない。

復興に割り当てている龍人達の中にも彼女に入れ込む奴がいた。

一生懸命な姿や優しく気遣い上手な彼女に絆されてしまう様だ。

龍人は格下の者は格上の者に条件を付けて決闘を申し込む事が出来る。

条件は欲しい物でも地位でも何でも良い。

中でも若くて血気盛んな奴には決闘を申し込まれる事もあった。

そんな見る目のある若造は勿論叩きのめした。

その後すぐに配置替えを行い、彼女と共に復興に赴く班には番持ちしかいなくなっている。

決闘を申し込まれる原因は、俺とリビアが「番の契約」を結んでいないから。



「…んっ♡あんっ♡…はっ♡…えるばさまぁ♡」

甘く名前を呼んで縋って来るリビアの首筋に、ちゅ、ちゅと吸い付いて噛みたい欲求をやり過ごす。

彼女の頸を勝手に噛んで契約しても良いかもしれないが、彼女の意志で望まれてしたい。

まぁ、その後きちんとした閨教育を受けさせ、このスポーツと言った行為が実はキスよりもとてもいやらしい物だと教える予定だ。

「…ん♡…奥に熱いせーえきビュって、ほしい、です♡」

……予定は未定だ。

彼女が俺を受け入れるには確かに「番」とは何なのかを彼女に示した方が良さそうだ。

「番」の答えはもう分かっている。

「っは、リビアの欲しい物、あげるね♡」

そう言って彼女の中を抉る動きを速める。

「あっ♡あんっ♡ぃいっ♡きもちぃ、です♡」

彼女の片足を抱えてゴチュゴチュと奥を突くと声を抑える事も忘れた様だ。

「ふぁっっ♡♡♡♡♡~ッ♡♡」

「っ」

腰を押し付けて子種を彼女の中に注ぎ込むと、きゅぅぅん♡と彼女が悦んでいるのが分かった。

(もうそろそろ、かな)
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