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22話、ようこそ、こちら側の世界へ
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「へぇ~、面白い食感をしてるわね」
チーズの伸び具合もさることながら。エビ単体はそれほど大きくないのに、プリプリとしていながらも強い弾力感がある。この弾力感が、もう一度食べたくなる欲求が湧いてくるわ。
それにエビをしっかり噛んでいくと、チーズと相性の良い、やや甘みを含んだ塩味が出てきた。強すぎず弱すぎず、チーズのコクを底上げしていくまろやかな塩味だ。なるほど、チーズは塩にも合うのね。新しい発見が尽きない。
一枚につき、エビが四個乗っているから、一個ずつ楽しみながら食べ進めていこう。一口でエビを二個食べないよう、気を付けないと。
「メリーさん。どう、エビは? 美味しい?」
「ええ、おいしいわ。食感がいいわね」
「おお、よかった。それならいつか、エビフライや天ぷらを作れそうだな」
天ぷら。お蕎麦屋さんや旅番組の終盤で、よく見る料理だ。特にエビの天ぷらは、一本が長くて大きいのよね。あれもその内、食べてみたいなぁ。
逆にエビフライは、まだ料理本でしか見た事がない。確か、サクサクした衣に包まれている料理。あの衣、絶対に食感が楽しいはずよ。これも近々、ハルにリクエストしておこう。
「次は、ジェノベーゼを食べてみようかしら」
「んじゃ私は、シュリンプピザにしようかな」
ジェノベーゼの見た目は、他のピザと比べてみると特に異彩だ。色鮮やかで、緑色をしたソースが全体に満遍なくかかっている。
他に目立つ具材は、輪切りにされたプチトマト。後は、ハルが追加したトッピングのガーリックチップに、細長いお肉みたいな物。これは、ベーコンってやつだったかしら?
ベーコンは、まだ食べた事がないけど、どのお肉だったっけ? ハルに聞くのが一番だけど……。まあ、今の私なら食べれば分かるわよね。よし。考えるのは後にして、食べてみよう。
「あら、意外な味がする」
チーズの味を押し退ける、濃厚ながらも爽やかな風味が先行してきた。が、それは数秒だけの事で。あっという間に、ガーリックが全てを塗り替えていった。
スーッという爽快感よりも、落ち着いた爽やかさって言えばいいのかしら? けど、ジェノベーゼの味に慣れてくると、思っていたよりも複雑で、色んな味が混ざり合っているようにも感じてきた。
香ばしさもあり、果物とは違った深い甘みもある。タマネギのような野菜の甘味に近いかも? けど、ガーリックが強すぎるわね。ジェノベーゼ単体の味を確かめてみたいのに、二秒もすれば搔き消されてしまう。
しかし、プチトマトとベーコンも負けていない。ガーリックと上手く調和する、第二の爽やかさを兼ね揃えた酸味。もちろん、いい塩梅の甘さもある。
ベーコンは、むしろガーリックと相性がいいわね。これだったら、次に待ち受けているビーフカルビに追加しておくべきだったかも。
肉の種類は、結局分からず仕舞いだわ。まあ、おいしいからいいや。
「ねえ、ハル。ジェノベーゼって、どんな料理に使われてるの?」
「ジェノベーゼか~。パッと思い付いたのは、パスタとサラダぐらいかな? あとは、ネットで検索してみないと分からないや」
「へえ。サラダはなんとなく分かるけど、パスタにも合うのね」
「パスタも、まあまあ汎用性が高いからね。何か食べたいパスタ物があれば、随時リクエストを聞くよ」
「分かったわ。食べたい物が出てきたら、ハルに言うわね」
そう返すと、ハルは緩くほくそ笑み、持っていたピザの耳を口に運んだ。とは言ったものの、もうジェノベーゼを使ったパスタしか頭に出てこない。そもそも、まだパスタを食べた事がないのよね。
やっぱり、夕食のみっていうのがネックだわ。一日に一回しか、料理を食べる事が出来ないだなんて。今となると、もどかしいにも程がある。人間のように朝昼晩、三食食べたいわ。
朝は、納豆ご飯や生卵ご飯でしょ? それでおかずは、目玉焼きやベーコンエッグ。鮭なんかも食べてみたい。それに、味海苔を醤油につけて、ホカホカのご飯を包んで食べてみたり! ああ、おいしそう~。
おっと。駄目だ、考え過ぎると食欲が浮気してしまう。今は、ピザだけに集中しないと。だって次は、締めのビーフカルビなのだから。
「わぁ、油でテカテカしてる」
ピザの耳以外、視覚的に食欲を刺激する光沢を放っている。見た目で分かる具材は、お肉。これがビーフカルビね。
残りの具材は、チーズに埋まっているタマネギに、細切りされたピーマン。真っ赤な糸状の物も乗っているけど、これはテレビでも観た事が無いわね。
「ハル? この赤い糸みたいなのは、一体なんなの?」
「それは~……。たぶん、糸唐辛子かな?」
「いととうがらし? じゃあ辛いの?」
「いや、まったく辛くなかったよ」
糸唐辛子、そんな物もあるんだ。唐辛子の辛さは、まだ味わった事が無いので、ちょっと食べてみたかったわね。
仕方ない。それはまたの機会に取っておくとして、締めを頂きましょう。
「んん~っ、すごい……!」
見た目を裏切らない、口の中を支配する油っこさ! 柔らかくてジューシーかつ、ガツンとした肉肉しさが宿ったビーフカルビ。しかも、噛めば噛むほど、香ばしい油がまだ染み出してくる!
その染み出した油が、チーズとぶつかり合いながら混ざり合い、互いの長所を壊す事無く引き立てていく。ねったりと絡み合うコクに、いつまでも続くビーフカルビとチーズの重厚な余韻。後味すらも、ずっとおいしい。
ビーフカルビのベースは、醤油かしら? たぶんこれが、二種類の油にも屈しない香ばしさを出しているのかも。
だけど、違う風味も少し感じる。……むう。油が濃いから、もう一つの正体を探るのは、ちょっと難しいわね。
しかし、これがお肉とチーズの重み。他のピザの風味すらも吹き飛ばし、圧倒する重さよ。だけど、この重さが良い。
もう一口、もっと食べたいという抗えない欲求が、私の手と口を無我夢中に動かしていく。
そして、まだ口の中にビーフカルビが残っている状態で、更に全てを上塗りしてしまう、爽快感抜群のコーラを一気に飲めば───。
「ぷはぁっ! ……ハァハァ、ハァ~っ。……なるほど。さいっこうに合うじゃない、ピザとコーラ」
「ようこそ、メリーさん。こちら側の世界へ」
私がビーフカルビとチーズの荒々しい暴力に屈し、強烈な炭酸によってトドメを刺され、肩で息をしている中。
視線の先には、両肘をテーブルに突き、組んだ手で鼻の下まで隠し、吊り上げた口角を垣間見せているハルの姿があった。
「……あんた、初めからこれが狙いだったの?」
「いや、そんな訳ないじゃん。まさかメリーさんが、ここまでハマってくるとは思ってなかったんだ。すごく満足した表情が見れて、私もつい嬉しくなっちゃった」
「確かに、後腐れの無い清々しい余韻があったわ。これ、クセになりそうね」
「でしょ? その内にでも、またコーラと合う食べ物を紹介してあげるから、楽しみにしててね」
どこか嬉しそうな笑みを浮かべたハルが、フライポテトを三本摘んで口に入れた。私もそれを追い、フライポテトを二本食べてみると、一本だけ食べた時よりも強めの塩気と、豊かなじゃがいもの風味を感じた。
とうとう、ハルに悟られるほど表情に出ちゃったようね。まあ、無理もないか。本当においしかったんだもの、ピザとコーラの組み合わせは。
それに、喉を劈く刺激がたまらないのよね。勢い余って、半分ぐらいまで飲んじゃった。ピザはまだまだあるし、飲む量を抑えて飲んでいかないと。
チーズの伸び具合もさることながら。エビ単体はそれほど大きくないのに、プリプリとしていながらも強い弾力感がある。この弾力感が、もう一度食べたくなる欲求が湧いてくるわ。
それにエビをしっかり噛んでいくと、チーズと相性の良い、やや甘みを含んだ塩味が出てきた。強すぎず弱すぎず、チーズのコクを底上げしていくまろやかな塩味だ。なるほど、チーズは塩にも合うのね。新しい発見が尽きない。
一枚につき、エビが四個乗っているから、一個ずつ楽しみながら食べ進めていこう。一口でエビを二個食べないよう、気を付けないと。
「メリーさん。どう、エビは? 美味しい?」
「ええ、おいしいわ。食感がいいわね」
「おお、よかった。それならいつか、エビフライや天ぷらを作れそうだな」
天ぷら。お蕎麦屋さんや旅番組の終盤で、よく見る料理だ。特にエビの天ぷらは、一本が長くて大きいのよね。あれもその内、食べてみたいなぁ。
逆にエビフライは、まだ料理本でしか見た事がない。確か、サクサクした衣に包まれている料理。あの衣、絶対に食感が楽しいはずよ。これも近々、ハルにリクエストしておこう。
「次は、ジェノベーゼを食べてみようかしら」
「んじゃ私は、シュリンプピザにしようかな」
ジェノベーゼの見た目は、他のピザと比べてみると特に異彩だ。色鮮やかで、緑色をしたソースが全体に満遍なくかかっている。
他に目立つ具材は、輪切りにされたプチトマト。後は、ハルが追加したトッピングのガーリックチップに、細長いお肉みたいな物。これは、ベーコンってやつだったかしら?
ベーコンは、まだ食べた事がないけど、どのお肉だったっけ? ハルに聞くのが一番だけど……。まあ、今の私なら食べれば分かるわよね。よし。考えるのは後にして、食べてみよう。
「あら、意外な味がする」
チーズの味を押し退ける、濃厚ながらも爽やかな風味が先行してきた。が、それは数秒だけの事で。あっという間に、ガーリックが全てを塗り替えていった。
スーッという爽快感よりも、落ち着いた爽やかさって言えばいいのかしら? けど、ジェノベーゼの味に慣れてくると、思っていたよりも複雑で、色んな味が混ざり合っているようにも感じてきた。
香ばしさもあり、果物とは違った深い甘みもある。タマネギのような野菜の甘味に近いかも? けど、ガーリックが強すぎるわね。ジェノベーゼ単体の味を確かめてみたいのに、二秒もすれば搔き消されてしまう。
しかし、プチトマトとベーコンも負けていない。ガーリックと上手く調和する、第二の爽やかさを兼ね揃えた酸味。もちろん、いい塩梅の甘さもある。
ベーコンは、むしろガーリックと相性がいいわね。これだったら、次に待ち受けているビーフカルビに追加しておくべきだったかも。
肉の種類は、結局分からず仕舞いだわ。まあ、おいしいからいいや。
「ねえ、ハル。ジェノベーゼって、どんな料理に使われてるの?」
「ジェノベーゼか~。パッと思い付いたのは、パスタとサラダぐらいかな? あとは、ネットで検索してみないと分からないや」
「へえ。サラダはなんとなく分かるけど、パスタにも合うのね」
「パスタも、まあまあ汎用性が高いからね。何か食べたいパスタ物があれば、随時リクエストを聞くよ」
「分かったわ。食べたい物が出てきたら、ハルに言うわね」
そう返すと、ハルは緩くほくそ笑み、持っていたピザの耳を口に運んだ。とは言ったものの、もうジェノベーゼを使ったパスタしか頭に出てこない。そもそも、まだパスタを食べた事がないのよね。
やっぱり、夕食のみっていうのがネックだわ。一日に一回しか、料理を食べる事が出来ないだなんて。今となると、もどかしいにも程がある。人間のように朝昼晩、三食食べたいわ。
朝は、納豆ご飯や生卵ご飯でしょ? それでおかずは、目玉焼きやベーコンエッグ。鮭なんかも食べてみたい。それに、味海苔を醤油につけて、ホカホカのご飯を包んで食べてみたり! ああ、おいしそう~。
おっと。駄目だ、考え過ぎると食欲が浮気してしまう。今は、ピザだけに集中しないと。だって次は、締めのビーフカルビなのだから。
「わぁ、油でテカテカしてる」
ピザの耳以外、視覚的に食欲を刺激する光沢を放っている。見た目で分かる具材は、お肉。これがビーフカルビね。
残りの具材は、チーズに埋まっているタマネギに、細切りされたピーマン。真っ赤な糸状の物も乗っているけど、これはテレビでも観た事が無いわね。
「ハル? この赤い糸みたいなのは、一体なんなの?」
「それは~……。たぶん、糸唐辛子かな?」
「いととうがらし? じゃあ辛いの?」
「いや、まったく辛くなかったよ」
糸唐辛子、そんな物もあるんだ。唐辛子の辛さは、まだ味わった事が無いので、ちょっと食べてみたかったわね。
仕方ない。それはまたの機会に取っておくとして、締めを頂きましょう。
「んん~っ、すごい……!」
見た目を裏切らない、口の中を支配する油っこさ! 柔らかくてジューシーかつ、ガツンとした肉肉しさが宿ったビーフカルビ。しかも、噛めば噛むほど、香ばしい油がまだ染み出してくる!
その染み出した油が、チーズとぶつかり合いながら混ざり合い、互いの長所を壊す事無く引き立てていく。ねったりと絡み合うコクに、いつまでも続くビーフカルビとチーズの重厚な余韻。後味すらも、ずっとおいしい。
ビーフカルビのベースは、醤油かしら? たぶんこれが、二種類の油にも屈しない香ばしさを出しているのかも。
だけど、違う風味も少し感じる。……むう。油が濃いから、もう一つの正体を探るのは、ちょっと難しいわね。
しかし、これがお肉とチーズの重み。他のピザの風味すらも吹き飛ばし、圧倒する重さよ。だけど、この重さが良い。
もう一口、もっと食べたいという抗えない欲求が、私の手と口を無我夢中に動かしていく。
そして、まだ口の中にビーフカルビが残っている状態で、更に全てを上塗りしてしまう、爽快感抜群のコーラを一気に飲めば───。
「ぷはぁっ! ……ハァハァ、ハァ~っ。……なるほど。さいっこうに合うじゃない、ピザとコーラ」
「ようこそ、メリーさん。こちら側の世界へ」
私がビーフカルビとチーズの荒々しい暴力に屈し、強烈な炭酸によってトドメを刺され、肩で息をしている中。
視線の先には、両肘をテーブルに突き、組んだ手で鼻の下まで隠し、吊り上げた口角を垣間見せているハルの姿があった。
「……あんた、初めからこれが狙いだったの?」
「いや、そんな訳ないじゃん。まさかメリーさんが、ここまでハマってくるとは思ってなかったんだ。すごく満足した表情が見れて、私もつい嬉しくなっちゃった」
「確かに、後腐れの無い清々しい余韻があったわ。これ、クセになりそうね」
「でしょ? その内にでも、またコーラと合う食べ物を紹介してあげるから、楽しみにしててね」
どこか嬉しそうな笑みを浮かべたハルが、フライポテトを三本摘んで口に入れた。私もそれを追い、フライポテトを二本食べてみると、一本だけ食べた時よりも強めの塩気と、豊かなじゃがいもの風味を感じた。
とうとう、ハルに悟られるほど表情に出ちゃったようね。まあ、無理もないか。本当においしかったんだもの、ピザとコーラの組み合わせは。
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