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7.今夜は泊まって行け
勝手に触んな、破廉恥娘!
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「わぁー。相変わらずご立派しゃんなのれしゅ」
ビンビンに勃ち上がった息子にちらりと視線を注いだ荒木羽理が、「さすがビッグマグニャム」とつぶやいたのを聞いて、屋久蓑大葉は耳を疑った。
「おい、待て。ビッグマグナムって……」
問い詰めようと羽理の腕を掴んではみたものの、お互い裸なことに気が付いて目のやり場に困ってしまう。
(いや、こいつは俺のを食い入るように見てるけどな!)
そのことに気が付いたら、逆に恥ずかしくて隠したくなったのは素面の大葉の方で。
まだ酔いの抜けていない羽理は惜しみなく裸をさらしてくれている。
(いや、有難いんだけどなっ? さすがにこんな状態の荒木の裸をまじまじと見るのは男として駄目だろ!)
慌てて脱衣所へ用意してあったバスタオルを二枚手に取ると、自分の腰元を隠しながら羽理にも頭からバサリと布を被せてやる。
お陰様でと言うべきか。大葉はつい最近どこかで聞いた気がする〝ビッグマグナム〟について、羽理に問い詰め損ねてしまった。
「もぉ、まぁ~らわらしの裸見ましたね? 屋久蓑部長のえっちぃ~」
言いながらもキャハハと笑う羽理は、酒のせいで羞恥心をどこかに置き忘れているらしい。
と言うか。
股間を隠した大葉は、いつもの調子を取り戻してきて。
「ところでお前! 風呂は明日の朝入れって言っただろ! 何でいま入ってるんだ!」
「らってぇ~。ベタベタしれ気持ち悪かったんれしゅもん」
(いや、それは帰り際にも聞いたけどな!?)
まだこんなにフラついてるのにシャワーを浴びたんだと思うと、転倒しなくて良かったと心底ホッとした大葉だ。
「とりあえず、風邪ひいちまう。さっさと身体、拭け!」
ポタポタと水滴を落とす羽理を見かねて大葉が言ったら、羽理が頭を拭こうとしてバランスを崩して。
「危ねっ」
思わずその身体を抱き留めた大葉だったのだけれど。
「やーん。ご立派しゃんが当たってましゅー」
「わ、バカ、触るなっ、……あっ」
羽理にタオル越し。
スリッと息子を撫で上げられた大葉は、思わず喘ぎ声を上げた。
「わぁ~、思っらより固くれビックリにゃのれしゅ」
「だ、から……勝手に触ん、な……、ふ、ぁっ!?」
羽理の小さな手でギュッと股間を握られた大葉は、理性を総動員して暴発しそうになる息子をなだめた。
と言うより――。
「……手を放、せ! この破廉恥娘っ!」
下腹部へ伸ばされた羽理の濡れそぼった手首を握ったら、思いのほか細くて驚かされて。
(こんな細腕、俺の片手で簡単に押さえ付けられちまうじゃねぇか)
羽理はそういう危険性を分かっているのだろうか。
ビンビンに勃ち上がった息子にちらりと視線を注いだ荒木羽理が、「さすがビッグマグニャム」とつぶやいたのを聞いて、屋久蓑大葉は耳を疑った。
「おい、待て。ビッグマグナムって……」
問い詰めようと羽理の腕を掴んではみたものの、お互い裸なことに気が付いて目のやり場に困ってしまう。
(いや、こいつは俺のを食い入るように見てるけどな!)
そのことに気が付いたら、逆に恥ずかしくて隠したくなったのは素面の大葉の方で。
まだ酔いの抜けていない羽理は惜しみなく裸をさらしてくれている。
(いや、有難いんだけどなっ? さすがにこんな状態の荒木の裸をまじまじと見るのは男として駄目だろ!)
慌てて脱衣所へ用意してあったバスタオルを二枚手に取ると、自分の腰元を隠しながら羽理にも頭からバサリと布を被せてやる。
お陰様でと言うべきか。大葉はつい最近どこかで聞いた気がする〝ビッグマグナム〟について、羽理に問い詰め損ねてしまった。
「もぉ、まぁ~らわらしの裸見ましたね? 屋久蓑部長のえっちぃ~」
言いながらもキャハハと笑う羽理は、酒のせいで羞恥心をどこかに置き忘れているらしい。
と言うか。
股間を隠した大葉は、いつもの調子を取り戻してきて。
「ところでお前! 風呂は明日の朝入れって言っただろ! 何でいま入ってるんだ!」
「らってぇ~。ベタベタしれ気持ち悪かったんれしゅもん」
(いや、それは帰り際にも聞いたけどな!?)
まだこんなにフラついてるのにシャワーを浴びたんだと思うと、転倒しなくて良かったと心底ホッとした大葉だ。
「とりあえず、風邪ひいちまう。さっさと身体、拭け!」
ポタポタと水滴を落とす羽理を見かねて大葉が言ったら、羽理が頭を拭こうとしてバランスを崩して。
「危ねっ」
思わずその身体を抱き留めた大葉だったのだけれど。
「やーん。ご立派しゃんが当たってましゅー」
「わ、バカ、触るなっ、……あっ」
羽理にタオル越し。
スリッと息子を撫で上げられた大葉は、思わず喘ぎ声を上げた。
「わぁ~、思っらより固くれビックリにゃのれしゅ」
「だ、から……勝手に触ん、な……、ふ、ぁっ!?」
羽理の小さな手でギュッと股間を握られた大葉は、理性を総動員して暴発しそうになる息子をなだめた。
と言うより――。
「……手を放、せ! この破廉恥娘っ!」
下腹部へ伸ばされた羽理の濡れそぼった手首を握ったら、思いのほか細くて驚かされて。
(こんな細腕、俺の片手で簡単に押さえ付けられちまうじゃねぇか)
羽理はそういう危険性を分かっているのだろうか。
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