休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。

ゆう

文字の大きさ
136 / 182

第136話 高鳴り

しおりを挟む
陛下との謁見も無事に終わり、俺達はレガードの屋敷に到着すると、まだかと待ち焦がれた母上が門の前で俺達の帰りを待っている。


「母上、只今戻りました!」


「あぁ、待ちくたびれたぞ!」


陛下に会うので心配してくれていたようだ。
ベルに聞いた話だと何度も窓の外を見たり、
庭に移動して落ち着かなかったらしい。


そして俺達は客間へ連れて行かれ、
俺とマリア、ユーリ、母上の4人で着席した。


「それでどうだった?」


「流石、賢者様でした!
 女神の力で遺跡探しもするそうです」


女神に協力してもらい、これから聖剣探索、遺跡調査をする事を母上に伝えた。
更に俺が調査隊の隊長に就任した事を伝えると手を上げて喜んでいる。


「凄いじゃないか!
 お前はまだ土地を持たない名誉貴族だ!
 それでそんな大役に……」


瞳をうるうるしながら話す母上を見て、
やはり血の繋がった母親だと安心した。
ついさっきまでマリア、ユーリと仲が良すぎて嫉妬していたのだ。


「それで俺がミストに行く人材を決めるそうです」


母上に相談しながら人事を考えていると、
先日、サリーの同行希望もあったため、
レガード家の殆ど全員がミストに行くことになる。


「残りはカート家族だけだと思うが、
 他に誰かいるのか?」


「あの、フィリアさんはどうでしょう?」


俺がその名前を出した途端に、両サイドにいる奥様達がビクんと反応した。
別に浮気するわけじゃなくて明確な理由があるのだが……


「最近までミストに派遣されて事情に詳しいので」


本人は行きたがらないかもしれないが、
俺たちにとって情報は命であるため、
一緒に来てもらうことにした。


「明日に私が関係各所に知らせてきてやろう
 息子の初めての隊長任務だからな」


母上は俺達のために張り切っている。
こんな時は甘えてしまったほうが良いのだ。


「そうしたら、いつ出発する?
 賢者の話だと一刻も争うのだろう?」


「急で申し訳ないですが、早めに出発したいです」


女神に力を借りて魔列車を強化した場合、
ミストまでの日数が半分以下に短縮されるのが分かった。
恐ろしい速度に唖然とするが、早く到着する必要もあるため明後日には出発すると決める。


「じゃあ、旅立つまでゆっくり過ごそう」


そして俺達の初めての会議が終わり、
それぞれの部屋に戻っていく。 
今後のことは列車内で賢者も交えて話し合うことになる。


そして、私室でゆっくりしていると、
風呂が沸いたと使用人から知らされた。
とりあえず服を脱ぎ浴室に入っていく。


「それにしても、色々あったけど、
 やっとゆっくり出来る……」


しかし、ある意味でゆっくり出来ない事態が起こる。
髪を洗おうと瞳を閉じると、浴室に誰かが入る音が聞こえたのだ。


「クリス!」


その瞬間、心臓が飛び跳ねた。
何と浴室にマリアとユーリが入ってきたのだ。


「まだ、こっち見ないで!
 恥ずかしいから……」


「ふ、二人ともどうしたの?」


俺は急に積極的になった二人の行動に動揺してしまい、
頭が冷静に働かない。


「お義母様がもっと距離を近付けるには、
 一緒にお風呂に入るのが良いって」


「はい?」


まさか一緒に入るよう勧めたのが母上だとは思いもしない。
正直嬉しくて仕方ないけど、心臓が止まるかと思ったよ。


「あねごが背中を流してやれって!
 まずは私から洗ってあげるね!」


ユーリが手ぬぐいを使って背中を洗い始めた。
痛くならないようにゆっくりと動く仕草に優しさを感じている。


「ユーリばっかりズルい!」


次は交代してマリアの番になった。
出会った時からすると将来婚約して、まさか王女に背中を洗ってもらうなんて夢にも思わないだろう。


「クリスの肌、本当綺麗だね……
 最初は女の子かと思ったけど」


そういえばそんな事もあった。
確か勘違いされてマリアは自分の世界に旅立っていたな。


「私もクリスに会えて助けてもらって、
 人生が変わったよ」


ユーリとも魔女絡みの問題を一緒に乗り越えてきた。
まさかこんなに綺麗に成長して俺の奥さんになるなんて……


「あ、あの前は洗わなくて良いからね!
 流石に恥ずかしすぎるから!」


「え~!次は私の番なのに!」


ユーリがガッカリとしているが、
流石に恥ずかしさで死んでしまう。


「今度は俺が二人の背中を流すよ!」


ここから先は秘密だけど、婚約者二人と仲良く幸せな時間を過ごせました。
恥ずかしそうにするマリアとユーリが、
愛おしすぎて胸の高鳴りが収まらない。
何だか母上の作戦通りな気がして悔しいけど、
幸せな時間を過ごせたし母上に感謝している。
しおりを挟む
感想 13

あなたにおすすめの小説

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。

ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。 剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。 しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。 休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう… そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。 ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。 その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。 それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく…… ※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。 ホットランキング最高位2位でした。 カクヨムにも別シナリオで掲載。

DIYと異世界建築生活〜ギャル娘たちとパパの腰袋チート

みーくん
ファンタジー
気づいたら異世界に飛ばされていた、おっさん大工。 唯一の武器は、腰につけた工具袋—— …って、これ中身無限!?釘も木材もコンクリも出てくるんだけど!? 戸惑いながらも、拾った(?)ギャル魔法少女や謎の娘たちと家づくりを始めたおっさん。 土木工事からリゾート開発、果てはダンジョン探索まで!? 「異世界に家がないなら、建てればいいじゃない」 今日もおっさんはハンマー片手に、愛とユーモアと魔法で暮らしをDIY! 建築×育児×チート×ギャル “腰袋チート”で異世界を住みよく変える、大人の冒険がここに始まる! 腰活(こしかつっ!)よろしくお願いします

異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~

北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。 実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。 そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。 グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・ しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。 これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。

八百万の神から祝福をもらいました!この力で異世界を生きていきます!

トリガー
ファンタジー
神様のミスで死んでしまったリオ。 女神から代償に八百万の神の祝福をもらった。 転生した異世界で無双する。

【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う

こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
 異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。  億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。  彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。  四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?  道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!  気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?    ※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める

自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。 その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。 異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。 定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。

処理中です...