かあさんのつぶやき

春秋花壇

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59 洋服がびちょびちょ

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おはようございます。

ラジオ体操から帰ってきたかあさんは、

にこにこしながらお花にお水をあげている。

外に蛇口がないのとホースが壊れているので、

お水をあげるだけで、お洋服がびちょびちょになる。

水遊びでもしたのかと思うほど、ずぶぬれ。

デジタルカメラも壊れていて、

電池もバッテリーも新しいものに換えたのに、

画面が固まったりしてる。

生きているって本当に不思議。

いいことと悪いことがなだれのように交差する。

何もしないで、家の中で寝てれば、

何も気づかず生きていけるのかもしれないけど。

とにかく、暑いしびちょびちょなので、水風呂に飛び込む。

そういえば、東京都の熱中症の死亡者が、100人を超えた。

男女103人が死亡。

80代が最も多く42人、70代が30人。

8割以上の84人がエアコンを使用していなかったという。

使いたくても、電気代高いしね。

家にいる時間が多いから、1万円近くかかってしまうのだろうか。

嵯峨のおばあちゃまが、熱中症で救急車で運ばれたらしい。

彼女は、買い物に行き公園にたどり着いて、自分の家が見える場所で

吐き気がして、ベンチに座ろうとして倒れてしまったという。

一緒にご飯も食べられないくらい、糖尿病がひどいから、

まして、左半身不随だから容態が悪くなるときは、

あっという間ということなのだろうか。

そばにいた大学生らしき何人かがスマホで救急車を

呼んでくださったらしいのだが

「よばなくてもいいのにね」

と、迷惑そうにいっていた。

嵯峨のおばあちゃま、ときたま

「あれ」

と思うようなことをいう。

人生死ぬまで勉強と父は言っていたが、

まだまだ神様からの宿題があるのかもしれないね。

ふと、自分はそんな話しをするとき、

「呼んでくださってありがたいよね」

と、感謝の念をあらわせるだろうかと思った。

人の頭のハエを追うより、自分の頭のハエを追え。

普段から、感謝を口にする癖をつけておかないと、

とんでもないときに、とんでもない言葉を口走り、

顰蹙を買ってしまうのかもしれない。

とりあえず、東京都に熱中症警戒アラート発表。

冷凍庫で、凍らせた水のボトルを持ち歩くだけでも、

熱中症対策になる。

「熱中症ね♥」っちゅう翔。

熱中症という殺し屋

タイム誌は,米国スポーツ界のスター選手コーリー・ストリンガーが熱中症で亡くなったことについて論評し,蒸し暑い天候のもとで激しい運動をすると,かいた汗がすぐに蒸発しないため体温が下がらないことがあると説明した。その結果,死の危険を伴う体温の上昇を特徴とする熱中症になるおそれがある。熱中症の危険信号としては,めまい,頭痛,吐き気,衰弱,精神錯乱,頻脈,また皮膚が熱を帯びて赤くなり乾燥することなどが挙げられる。熱中症患者の命を救うには,すぐに氷水や氷嚢などで体を冷やす必要がある。だが,予防は治療に勝る。「日中の一番暑い時間帯は,運動を控えるようにする。ゆったりした服を着て,服と体の間に空気を通すようにする。また,水分を十分補給する」,特に水を飲むことをタイム誌は勧めている。「アルコールや紅茶,コーラには利尿作用があるため,かえって体液の損失が増大する恐れがある」。

2002年目ざめよより引用

夕べ、夜中にスカイプでかあさんは妹と妹のだんなさん3人で話していたんだけど、

妹のだんなさんが、

「施設で育ったから、赤ちゃんにあいたいとか思わないのかな」

の一言に、かあさんはぶち切れ寸前。

36にもなったいいおばさんが、いつまで施設のせいにしてるんだよ。

それはきっと、施設に入れてしまった自分とかあさんが

折り合いをつけられなくなったのだろう。

俺が、不登校で学校に行かなくなってから、

妹も不登校になって一時みんなでゲーム三昧になっていたことがある。

かあさんは、食べていかなきゃいけないから、

保険会社に勤め始めたのだが、

あるとき、妹は近所の公園に住むホームレスのおじさんがついていきそうになって、

あわててかあさんは、区の海のそばにある特別な学校に入れた。

そこで、夏休みになるまで、妹から毎日毎日、

死にたいと電話がかかってきていた。

4人しかいないクラスなのに、いじめがすごかったらしい。

妹は、775グラムの極小未熟児で生まれた。

学習障害児なのか、かあさんと同じように注意欠陥障害なのか

どこか普通のことは違っていた。

それでも、かあさんが毎日妹にほんの読み聞かせをして

7歳上の俺と口げんかをしても俺は妹に勝てなかった。

それくらい、国語力、語彙力が飛びぬけてすばらしかった。

毎日、妹は聖書を読んでいた。

かあさんは、手紙を書いたり、聖書から一緒に調べたりして

離れて暮らしている妹の世話をしていた。

夏休みになって、妹の障害が

何なのか調べてもらいたくて、児童相談所に預けた。

すると、学校、かあさんの主治医、地区担当の保健婦さん、教育委員会が

みんなで集まって、お金が安定するまで妹を施設に預けたほうが言いという結果になつた。

かあさんは、泣き泣き、預けたのだが、

電気もガスも水道も止められて、

という生活だったから、仕方がなかったのだと思う。

ちなみに養育費は一銭もなかった。

餓死させるよりはしぶしぶ選んだ道なのに、

20年たっても30年たってもそのせいにされたら、

やっぱり、感情を乱してしまうのだろう。

妹よ、何があったかじゃない。

問題をどう捉え、どう対処したかが問題なんだ。

な~んてね。

それにしても、おなかの中に赤ちゃんがいるのに、

臨月近くなっても、哺乳瓶一つ買おうとしなかった妹は

やっぱりどこか変だよね。

おはようございます🍇
いつもいいね
ありがとうございます

明日は、処暑
せみ時雨に混じって
虫の音がコーラスを奏でています🍑
侘びとさび
旬と彩り感じていたい
地球と仲好し
楽しいですよね

桃、スイカ、葡萄、梨、
オレンジ、プラム

生まれてきてくれてありがとう
生きていてくれてありがとう🍉 pic.twitter.com/9w8GaPm7bf
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