かあさんのつぶやき

15 昔の日記

「オイッス!」

俺の名前は、沼田 和俊（ぬまた かずとし）43歳。

無職である。

重度の統合失調症で、毎週、病院に通っている。

母、小宮 富子(こみや　とみこ)66歳。

母は、父と離婚した後、別な戸籍になり、

旧姓に戻った。

母もまた重度の精神障害者である。

二人は、子供の頃から幻覚、幻聴に悩まされていた。

( ´•̥ו̥` )

ブロク゛はじめて、２０日です。
結局、自分が許せないんだよね。
昨日、子供たちはあっちの家に行きたがらないのに、
わたしは一人になりたくて、
無理やり追い出した。
夕方には一緒に買い物に行って、
食事を作るつもりだった。
なのに、子供たちが帰ってきたのは、
夜中の１２時過ぎ。
思わず、息子に
「結婚していたら、とっくに別居ね｣
と、言ってしまう。

あの(*´･д･)(･д･`*)ﾈｰ、そうじゃないんだよ。
本当はね。
昨日、このブログをはじめて、
書き込みをしてくれた人たちのところに、
お礼に書き込みしてたの。
結構すごい人数で、疲れて、少し休まなきゃいけないんだろうなと思いながら、
とまらなくなっちゃったの。
例の完璧症。
結局最後の人にまで、すべての人に書き込み終わるまで、
やめることができなかった。

結局、自分なんだよ(*´･д･)(･д･`*)ﾈｰ
子供たち、ごめんなさい

2005-12-13 07:27:02

かあさんの昔の日記。

かあさんはこの文章を見ながら、

大きくため息をつく。

「どうしたの」

「いや～、変わらないなって」

「自分が?」

「うん、15年もたっているのにちっとも変われてないなって」

「そっか～」

結局、自分と折り合いを付けられなくて

自虐するか、人に当り散らすと言うことなのだろう。

かあさんは、愛着障害。

一生懸命、自己肯定感をあげようとしているんだけど、

なかなか変われない自分にイライラするのかもしれない。

「今が一番幸せ」

そう言えるようになっただけでも、俺からすればすごいと思うんだけど。

だって、15年前の俺たち三人は、

九州のクリスチャン姉妹がわざわざ会いに来てくれるくらい、

奇妙な生活だったんだよ。

毎日のように、3人のうちの誰かが気絶して、

毎日のように救急車が来て、

毎日のように病院に運ばれて、

毎日のようにタクシーで帰ってくる。

それから比べたら、妹は結婚したし、

かあさんと毎週、自転車で病院に行けるし、

それぞればらばらに暮らしているけど、

何とかやっていけてるし、

感謝だと思うんだけどな。

「パンツ、6枚も汚しちゃった」

記憶も年中なくなってるし、

尿の処理もうまく出来ない自分が情けないんだろうな。

若い頃から、階段かかとをつけないで上ってきたのにと

悲しそうに言う。

パンツ6枚と言うことは、ズボンも6枚なのか。

洗濯も大変だね。


でもね、かあさん、ないものねだりじゃなくて、

まだ残っているものに目を向けないと、

「今が一番幸せ」

は、続かないんじゃないのかな。

梅雨の晴れ間の夜空は、

きらきらと星が瞬いている。

東京0時53分。

25℃。85パーセント。

ねぇー、かあさん。

かあさんはかあさんのままでいいんだよ。きっと。

母さんがいつも言っているように、

たんぽぽは、薔薇にはなれないけどね。

꒰* ॢꈍ◡ꈍ ॢ꒱.*˚‧