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春のススキと白い息5ー5
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セイラは、少しの間を置いた後、頬を染めたまま拗ねた表情で
「何だい、それ。それじゃまるで、運命の相手って言っているみたいじゃないか」
と言った。
言ったセイラの顔は真っ赤に染まっていた。照れているのだ。
アヤはやはり、そんなセイラを見て『可愛いな』と思い、微笑んだ。
そして言った。
「良いじゃないか、運命で。番になったんだから、そういうモノだろう。恋愛なんて」
セイラの瞳を見つめて言った。
「ロマンチストが過ぎるよ」
セイラには、微笑むアヤが余りにも眩しく思えて、思わず上目使いになりながら形ばかりの悪態をついた。
「ロマンチックは嫌か?」
アヤが業とらしい困り顔で首を大袈裟に竦めておどけて見せた。
答えが分かりきっている問いかけだった。
こんな良い雰囲気の時に、これから始める甘い時間に期待し、胸を膨らませているこの時に、ワザワザ雰囲気をぶち壊しにする様な事を言うほどセイラは天の邪鬼じゃない。
でも、アヤの呑気故の説明不足のお陰で、イヤ、あんな衝撃的な事を忘れていた自分も自分だが、長く思い悩む破目を見たセイラとしては、素直に答えるのも面白くない。
だから、セイラは『嫌じゃない』と言う代わりに、質問で返した。
「ねぇ、アヤ。僕達が番になったと言う事は、僕達これからセックスするの?アヤは僕に入れてくれるの?」
アヤには、セイラからの答えはそれで十分だった様で、機嫌良さげにユラユラとしっぽを揺らした。
「するさ、番になる前から入れたかった。『エサ』をお前が何にするかなんて、今さら待っていられるか」
アヤがゆっくりとセイラの体を舐め上げた。
いつもの蔦が、セイラの体を這い上がり、前の性器を拘束した。
「何だい、それ。それじゃまるで、運命の相手って言っているみたいじゃないか」
と言った。
言ったセイラの顔は真っ赤に染まっていた。照れているのだ。
アヤはやはり、そんなセイラを見て『可愛いな』と思い、微笑んだ。
そして言った。
「良いじゃないか、運命で。番になったんだから、そういうモノだろう。恋愛なんて」
セイラの瞳を見つめて言った。
「ロマンチストが過ぎるよ」
セイラには、微笑むアヤが余りにも眩しく思えて、思わず上目使いになりながら形ばかりの悪態をついた。
「ロマンチックは嫌か?」
アヤが業とらしい困り顔で首を大袈裟に竦めておどけて見せた。
答えが分かりきっている問いかけだった。
こんな良い雰囲気の時に、これから始める甘い時間に期待し、胸を膨らませているこの時に、ワザワザ雰囲気をぶち壊しにする様な事を言うほどセイラは天の邪鬼じゃない。
でも、アヤの呑気故の説明不足のお陰で、イヤ、あんな衝撃的な事を忘れていた自分も自分だが、長く思い悩む破目を見たセイラとしては、素直に答えるのも面白くない。
だから、セイラは『嫌じゃない』と言う代わりに、質問で返した。
「ねぇ、アヤ。僕達が番になったと言う事は、僕達これからセックスするの?アヤは僕に入れてくれるの?」
アヤには、セイラからの答えはそれで十分だった様で、機嫌良さげにユラユラとしっぽを揺らした。
「するさ、番になる前から入れたかった。『エサ』をお前が何にするかなんて、今さら待っていられるか」
アヤがゆっくりとセイラの体を舐め上げた。
いつもの蔦が、セイラの体を這い上がり、前の性器を拘束した。
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